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株式市場・円相場・安倍政権(土井卓美)

2013年05月16日 17時13分56秒 | Weblog

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このところ株式市場が活気づいています。
昨日は約5年5ヶ月ぶりに日経平均が15000円台を回復し、この半年で70%上昇したことになります。
今日も58.79円と小幅に下げましたが、15037.24円と15000円の大台をキープしました。
アベノミクスの効果が絶大だったと言えないこともないのですが、実態はその中の一つ日銀による大幅な金融緩和策に市場が異常なまでに反応した結果だとも言えます。
何れにしても長年の懸案だったデフレと株価の行き過ぎた低迷状況からの脱却が実現しているのは安倍政権誕生の期待以上の効果となっています。

この急回復が如何に急激で想像以上のものであるかを示す一つの事例があります。
今年の正月3日の日経新聞に主要20社の社長・会長による今年の株価の高値と安値及びその時期の予想が載っていますが、高値では大和ハウス・樋口会長12500円(11月)、大和証券・日比野社長13500円(7月)、オリックス・宮内会長13500円(6月)、キッコーマン・茂木名誉会長12500円(12月)以外の16名の予想は全て12000円以下です。
誰も14000円をも予想していなかったのに5月の今15000円をつけているのです。

一方円相場の6月末時点の予想も別の主要20社の社長・会長によるものが載っています。
それによると最高で85~90円と予想したのが3社だけです。
全ての経営者が90円を超えることも想像出来なかったのに102円が実現しているのです。

以上のように常識を超える規模と早さで市場が反応している訳ですが、この数字に実体が添うように適切な政策を打ち、誘導出来るかが安倍新政権の課題となります。