大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

メディアと人格の形成(土井)

2010年01月29日 13時48分09秒 | Weblog
若者を中心に読書人口の減少が謂われて久しくなりますが、最近では新聞購読者の低下率も著しいようです。
理由として経済的負担は肯けるのですが、知りたいことは皆インターネットで間に合うからというのはどうでしょうか?

確かにパソコンや携帯電話では手軽に多くの情報入手が可能ですが、それは余りにも容易に得られる一般的な(検索の仕方によってはある程度特殊な情報の入手も可能でしょうが・・・)情報や知識であり、その場の役には立ちますが、教養を高めたり人格の形成に資するものではありません。
やはり世間並みの一般常識を身につけるには新聞の一紙位は読んで欲しいものだと思います。
そこにはテレビの刹那的な情報とは違う、幅広い情報が活字となって存在しており、それを読むことによって得られるものは少なくありません。

一般的に考えて知識を得、人格の形成に大きく役立つものの順序としては、テレビ、新聞・雑誌、書物、人(親・兄弟、友人、先輩、先生、先達・・・・)といったところでしょう。
そしてその各々に於いて、それに恵まれることと、本人とそれとの良好な関係が結ばれることが重要なことは言うまでもありません。
その為には、私のような俗人には言うべくしてとても出来ないことですが、自我を捨て、素直になって、物を見、人の話を聞くことだと思うのですが皆さんどうでしょうか?

「私の履歴書」(土井)

2010年01月27日 12時22分56秒 | Weblog
今月の日経の「私の履歴書」は細川護熙元首相です。
もう約半世紀の間日経をとり続け、この欄も読み続けているので600人近い人の自叙伝を読んできていることになります。
外国の要人のものも数多くありましたが、文章が皆洗練されてスマートだったのは翻訳者の力だろうと思います。
同じようにスポーツ関係者等で、あの人がこんな立派な文章を書けるのだろうかというようなものもありましたが、これも恐らく実際には担当者が話を聞いて文章に仕上げたのだろうと思います。

そんなことはまぁどうでも良いのですが、数ある中には非常に興味を持たせるものと、少し小難しくて面白くなく途中で読むのを止めてしまったものも僅かながらありました。
そして概して言えることは、やはり大成した人に共通することは本人の資質と努力が第一であるのは間違いないところですが、その置かれたというか育った環境がほぼ同じくらいのウェイトを占めているということです。
貧苦の中から本人の努力で成功した人も少なくありませんが、それでもその多くは良き支援者に恵まれています。
反対に生まれながらに恵まれた環境にあった人でも大を為した人は必ず相応の努力をしていることを見逃すことは出来ません。

鳩山首相が恵まれた環境に育ったと自分で言っていますが、現執筆者の細川元首相やドラッカー博士をはじめ素晴しい環境に生まれ育ち、本人も努力して「私の履歴書」を書いた人も実に多くいます。

魁皇への評判について(土井)

2010年01月25日 13時11分54秒 | Weblog
大相撲は横綱朝青龍が強さを見せ付けて優勝、もう一方の横綱白鵬は後半に連敗して期待を裏切りましたが、楽日に朝青龍に勝ち何とか面目を保ちました。

場所中に大関千代大海の引退がありました。
在位場所の長い大関でしたが立派にその責任を果たしたとは決して言えません。
負け越してはカド番をくり返し、最後の場所も、前場所に史上最多の負け越しを記録しながら尚土俵に上がり4連敗を喫して遂に引退しました。
怪我と闘いながらよく健闘したという評があるかも知れませんが、大関は弱くてもよい、次の場所に10勝すればその地位は維持できるということを世間に認めさせ、最晩節まで汚した醜態こそもっと注目されなければならないと思います。

またこの場所は魁皇の幕内通算勝星と在位場所の新記録が達成され賞賛を浴びました。
魁皇あっぱれはまさにその通りですが、一歩退いた視線も必要です。
魁皇ももう一方の弱い大関の象徴のように何度も負け越し、10勝はおろか9勝も珍しく決して大関の責任を果たしてきたとは言えません。大関が強さと権威の象徴であり続ける為には、もう何年も前に引退していなければならなかった筈ですが、その名を穢し続けて獲得した新記録でもあります。
私としては来場所も勝ち越しが難しいと思われる魁皇はここで引退すべきだと思いますがその人柄の精もあるでしょうが、世間の目は相撲界の本質よりも魁皇個人にやさしく、魁皇に対しては一種の判官贔屓で、頑張ってもっと記録を伸ばせの一点張りです。
それに甘える力士とそれを許す相撲界とマスコミも大相撲衰退の一因と思われてなりません。

貴乃花がどんな改革をしようとしているのか解りませんが、このままでは日本人力士が中心となって土俵を盛上げる日は遠のくばかりです。

同期交歓(土井)

2010年01月23日 07時36分58秒 | Weblog
一昨日21日の夜は大いに盛り上がりました。
阿武君の来名に合わせて、新幹線側の地下街「エスカ」の東詰の、前回も行った同じ居酒屋の同じ席で時の経つのも忘れました。
私はビールで通しましたが、後の三人は焼酎をボトルで取り、料理というかつまみというかはテキギテキトウに取り続けました。
それでも新幹線の時刻に合わせて二時間強で切り上げた時の精算は一人三千円弱と考えられないような安さで、こちらでも気を良くしました。

名古屋駅で別れる時、私は生まれながらの歌アレルギー体質のためそのまま帰りましたが、城谷、石井の両君はスナックに歌いに行きました。
昨日のメールでは相当やったらしく、片方はほぼ前後不覚の状態だったそうです。

関西・中部交歓の話になるかと思いましたが、今年は広島で同期会があるので、そちらには全員で参加しようということと、3月12日に名古屋で4人でゴルフをするという話だけになりました。

広島在住の諸兄にはお世話になりますがよろしくお願いします。

それから名古屋は同期会を主催するだけの力はありませんが、東京やその他の諸兄の内で一人でも連れ立ってでも、名古屋に遊びに行ってもいいのでゴルフと一席頼むという意向があったら何時でも喜んで応じますので気軽に声を掛けて頂きたく申し添えます。

再び、気になること、気に入らないこと二題(土井)

2010年01月21日 14時22分02秒 | Weblog
昨日の大相撲の実況を見られた方も多いと思いますが、最も印象的だったのが結び二番の両横綱の戦いぶりでした。
朝青龍は把瑠都をぶん投げ、白鵬は豪風を一瞬の内に撃破しました。
両横綱の強さだけが目に付き、これを追う者が出てこないのはここ何場所も変わらない状況ですが、敢えて次の横綱、大関候補といえば、琴欧洲、日馬富士、把瑠都、鶴竜、玉鷲、栃の心と全て外国人ばかりです。
相撲界に於いても我国の経済的豊かさに伴う若者のハングリー精神の減退はどうしようもないようです。

今一つが例によって例の如くの政治と金の問題です。
小沢幹事長の方は結果がどうなるか、ある程度は見えていますが、司法の場で決着が着けられることになるので、それを待つしかありません。
鳩山首相は、先回も触れたように、秘書の不行届きは政治家の責任であると声を大にして攻撃していたにも拘わらず、今や、全く知らなかった、検察の捜査でも自分の関与は証明されていないと逃げ回っています。
野党も「貴方は野党の時と今ではまるで態度が違う。それが貴方の政治姿勢ですか?」と何故厳しく追求しないのでしょうか?

どちらの問題も言っても詮無いことですが、多くの人の思いでもあると思います。

同窓初ゴルフ(土井)

2010年01月19日 12時29分19秒 | Weblog
先週までの厳しい寒さが緩み今週は暖かい日が続いています。
昨日は名古屋3人組と大9乾さんで今年初めての顔合わせをしました。
好天に恵まれ楽しいラウンドでしたが、スコアもメダルも石井賢ちゃんにしてやられました。
対石井対策の城谷提案でニアピンのメダル3枚分換算を廃止したら、今度はパットに執念を燃やされました。
そのトバッチリと実力だから仕方が無いのですが、前回トップの私は最下位の一人負けに沈みました。
おまけにショットも散々で厳しい打ち始となりました。
しかし同一メンバーでの2月と3月の日程も決めたのでリベンジのチャンスはあり、安心ですが、それより何より同窓で定期的に気兼ねなくプレイできるのは有り難いことです。

帰ったら阿武君からメールで21日(木)名古屋に行くからと呼び出し命令が来ていました。
4人で一杯やりながらきっと春には大阪・名古屋合同の懇親会をやろうという話が出るだろうと思います。

地元のふれあい(土井)

2010年01月15日 12時01分19秒 | Weblog
昨日もグランドコンディション不良でGゴルフはなく、喫茶店に集まりました。
その時一人が自分の漬けた白菜の漬物を皆んなに持ってきて呉れました。
誰かが旅行に行った時は土産の菓子などを一緒に食べたりもするのですが、考えてみれば、もう長いこと、こういった井戸端会議的なほんわか気分になる機会も場所も殆どなくなってきていることを改めて思い知らされます。

午後は近くの神社での左義長(どんど焼)に年番として参加しました。
かなり風が強く竹の笹などは高く舞い上がりましたが、バケツやホースでの防火用意を十分にして無事終了しました。
参加する顔ぶれも毎年お馴染みにはなっていますが、それでも年に一度お飾りや書初めなどを持って来て燃やし、新しく魔除けの先端を焼いた竹片を持ち帰ることは参加者の年間の生活のペースとして定着しているのでしょう。
どんどの熾きで持ち寄った餅をを焼き、醤油や海苔をつけてまわりに振舞ったり、持ち帰ったりします。
今年は又さつま芋やじゃがいもをアルミホイールに包んで焼き分け合って食べたりもしていました。
こういうことも近隣のふれあい維持に役立つ風習で、これからも長く続いてほしいものです。










日本航空の経営破綻(土井)

2010年01月13日 10時12分21秒 | Weblog
朝から降りだした雪が5~6cm積もって、今小止み状態になっています。
今年は長期予報では暖冬を見込んでいたようですが、雪も例年より多い感じで寒さも厳しく、予報は当たらなかったみたいです。

気候に限らず「寒い」話題が多い昨今です。
かつて世界に雄飛した日航の破綻が注目を集めていましたが、ようやく再建への道筋に目処がついてきました。
会社更生法が適用されるということで株主負担が問われる(持っている株式が全部パーになる)のもやむを得ないでしょう。
従業員やOBの年金減額が決まりましたがこれも当然といえば当然です。
これ迄世間の水準以上の恩恵に浴していたのだから、減らされても別に生活が成り立って行かなくなるなる訳でもなく、生活が保証されているのは有り難いことです。
一番納得がいかないのは、ここまで全国民や多くの関係者に迷惑をかけることに到らしめた歴代の経営者が高給と高額のボーナスや退職金を得て悠々としていることです。
遡って責任を追及し、経済的制裁は元より刑事責任まで負わせるのが当然だと思うのですが如何なものでしょうか。

再建の最高経営責任者(CEO)を京セラの稲盛和夫さんが引き受けることになると報道されています。
最近では松下幸之助に次ぐカリスマ経営者の手腕に期待しましょう。

初句会兼新年会(土井)

2010年01月11日 15時59分41秒 | Weblog
今朝は布団から出るのが躊躇われるような冷え込みでしたが、日中の今は風の無い穏やかな天気になっています。
今日は、昨年もそうでしたが、地元の初句会兼新年会と岐阜のそれが重なり、地元の方に出席して帰って来ました。

曇天なれど無風の木曽川は漣も立てず鏡のようなたたずまいを見せ、伊吹や御嶽の雪嶺が望めました。
その辺(ほとり)に建つ県営の「グリーンプラザ」というホールや会議室、日本間等を持つ宿泊施設が会場でした。
参加者も年々減って今年は遂に20名を切ってしまいました。
それでも最長老は今年93歳でまだまだ元気一杯、年末年始はハワイで過ごしてきたそうです。
私は披講を担当しました。
以下は提出した拙作5句です。

   雪の夜の明けモノクロの初景色

   御慶受くお笑ひ番組続きゐて

   娘(こ)の家族来て華やげる二日かな

   目の中に伝ひ歩や三ヶ日

   悠久の大河ひねもす浮寝鳥


孫(土井)

2010年01月08日 18時30分41秒 | Weblog
新生児の1歳の誕生日に大きな餅を背負わせて歩かせるという風習があるのを知りませんでした。
1歳ではまだ歩けない子も多く、ましてや餅など背負わすのはとても無理だと思うのですが、去年の暮れ娘の所に旦那の岩手の実家から餅を送ってきて、その儀式(?)に呼ばれて行きました。
まだ伝い歩きの段階ですが、親が支えて何とか格好をつけました。
それにしても世界共通の真理でしょうが、孫は可愛いですね。
この歳になってはじめて実感しています。
その娘一家が正月の二日、三日と来ていて、その間全く孫を中心に回っていました。







   目の中に伝ひ歩きや三ヶ日