社労士(社会保険労務士)さんのひとり言

社会保険労務士ブログは早く卒業して、グルメブログにしたいものです。

社会保険労務士の資質。

2004年11月27日 23時45分53秒 | Weblog
 「社会保険労務士の資質…必要である事は何でしょうか。」と聞かれたら、私はこう答えるようにしています。

1…バランス感覚。事業主側と従業員側のバランスが取れる事です。よく、「社会保険労務士は事業主の味方」と言われるのですが、やはり理想は「従業員が良くなれば事業主も良くなる」という事だと思います。

2…営業能力。やはり、社会保険労務士はボランティアではないですからね。私は、社労士=サービス業という面さえあると思っています。それと、いくら仕事のできる人間でも、仕事が取れないと宝の持ち腐れ。能力を発揮できませんからね。

3…事務能力。営業力があっても仕事ができないんじゃあねえ。ある社労士が離職票を書けなくて、ハローワークに聞きに行った…という話を聞いたことがあります。それも大ベテランが…。恥ずかしい事だと思います。

4…交渉能力。私の得意種目だな。やはり、これは必要。事業主を説得する説得能力も必需ですね。

5…感情がコントロールできること。短気を起こしたらおしまい。そこで仕事は終了です。言わなければならない事は言わなければなりませんが、感情的になったら逆効果です。冷静に事を進めましょう。

6…聞く能力。これができない人が意外に多いですね。クライアントの話は十分に聞きましょう。本音が出てきてないうちに判断をすると、大きな間違いに結びつきます。

7…周辺知識。税法の基本は必須。簿記能力もあると良いですね。(最低日商3級。できれば2級。)それと、民法の勉強。(あまり深入りするときつい。)

その他、いろいろな能力が必要になると思います。そして、社労士は日々の勉強を怠ってはならない業種ですね。何と言っても、社労士は事業主の懐刀。側近中の側近。最強の知恵袋ですからね。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀行の体質。

2004年11月27日 00時00分38秒 | Weblog
 今、帰って風呂に入って…。ようやく掲示板やブログを見ています。「22aid」さんも書かれておられましたが、「守秘義務」の壁は高いですね。私が現在やっているトラブル収拾の仕事は、なかなかお目にかかれない事例です。しかし、「守秘義務」がありますからね。当分書くことは出来ないと思います。

 さて表題。先日、銀行に行き、そのトラブルについての事情説明を行ったのですが…。銀行によって、反応が大違いだったのには驚きました。

 A銀行…地元最大の地銀。昔は「殿様商売の○○銀行」と呼ばれた。お金を貸すときも、「貸してやる」と言う感じだったらしい。
 B銀行…昔は相互銀行。いわゆる第二地銀。

 B銀行はやたらと「本部の意向」を連発しました。おそらく、支店の権限が小さいのでしょうね。とにかく、言う事が細かいのです。それに対してA銀行はおおらかと言うか、おおらか過ぎると言うか…。あっさりとしているのですね。融資についてもA銀行の方が積極的に見えました。

 担当者と見ると、B銀行の方が付き合いも古いし、担当者もよくやってくれていると思います。しかしA銀行の方が融資に積極的だと、そちらの方に傾いてしまいかねません。事実、事業主は、B銀行の現担当者がいなくなったらA銀行を中心に考えると言われていました。

 やはり、事業主は、担当者と銀行の体質で、取引銀行を選びます。今なら、都銀も中小企業の育成には力を入れていますしね。都銀でもいいわけです。

 事業主も銀行の選別をうまくやらなければならない時代だと思います。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする