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ゆめ未来     

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日経平均、上値の重い展開か

2023年09月10日 | 捕らぬ狸の経済



  9月8日
  日経平均 3万2606.84円(384.24円安)
  TOPIX 2359.02(24.36ポイント安)
  長期金利(新発10年国債) 0.645%(-0.010)
  1ドル= 147.38 - 147.41円(0.05円高)


9月4日 3万2939円  13億3631万株 3兆2415億円
9月5日 3万3036円  13億4779万株 3兆4891億円
9月6日 3万3241円  14億0466万株 3兆5433億円
9月7日 3万2991円  14億5499万株 3兆6493億円
9月8日 3万2606円  16億3807万株 4兆0573億円

株探ニュース 2023.9.9
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今週の【早わかり株式市況】3週ぶり反落、週後半からハイテク株中心に利食い売り

今週の相場ポイント
1.日経平均は3週ぶり反落、8日続伸後に下げ
2.前週末の雇用統計受け米インフレ懸念和らぐ
3.原油高で一転インフレ再燃、株式市場は軟調に
4.FRB引き締め長期化観測、金利差意識で円安進行
5.「中国政府iPhone禁止」報道、ハイテク株に売り


週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比103円(0.3%)安の3万2606円と、3週ぶりに下落した。

今週は前週までの上昇基調を引き継ぐ形で好調なスタートを切った。
週半ばまで買い優勢の展開が続いたが、その後は一転売りが加速。
日経平均は一時3万3000円台を回復したものの、これを維持できずに週内の取引を終えた。


週明け4日(月)の東京株式市場は買い優勢でスタート。
前週からの好地合いを引き継ぎ、日経平均は上値追いを続けた。
前週末に発表された8月米雇用統計は賃金インフレへの懸念を和らげる内容だった。
米国株市場では米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げ懸念が一段と後退し上昇。
これを受け、東京市場でも投資家心理がリスクオンに傾いた。

5日(火)も日経平均は値を上げた。
米株市場が前日休場で手掛かり材料難のなかも根強く買いが流入。
日経平均は約1ヵ月ぶりに3万3000円台を回復した。

6日(水)も幅広い銘柄が買われ、日経平均はこれで8日続伸となった。
足もとで原油価格が上昇するなかインフレ懸念が再燃し、前日の欧米株市場は軟調に。
ただ、FRBの金融引き締め長期化観測を背景に日米金利差の拡大が意識され円安が進行、これが輸出セクターを中心に株価を下支えした。

一転、7日(木)はハイテク株中心に利食い圧力が顕在化。
米国でインフレ警戒感から株安基調が続くなか、東京市場も下落を余儀なくされた。
日経平均は反落し、3万3000円台を割り込んだ。

8日(金)も下落。
中国政府が政府機関や国有企業に対してアップルのiPhone製品の使用禁止を強化すると報じられ、前日の米株市場ではハイテク株が売られた。
この流れを受け、東京市場も半導体関連株を中心に売りが広がった。
下値には買いが入ったが、戻りは鈍かった。


来週のポイント
来週は中国によるiPhone使用禁止の影響が続き、ハイテク株は上値の重い展開となるだろう。
日経平均が下落した一方、TOPIXは僅かながらも3週続伸するなどバリュー株優位の相場が続いているが、この構図は来週以降さらに明確化しそうだ。


重要イベントとしては、国内では9月13日朝に発表される7-9月期法人企業景気予測調査、14日朝に発表される7月機械受注が注目される。
海外では、12日に開催される米アップルのイベント「Wonderlust」、13日発表の米国8月消費者物価指数、14日に発表されるECB(欧州中央銀行)政策金利と米国8月小売売上高、15日に発表される中国8月の小売売上高と鉱工業生産、中国1-8月固定資産投資、米国8月鉱工業生産に注視が必要だ。


日々の動き(9月4日~9月8日)

9月4日(月) 6日続伸、円安やアジア株堅調で高値引け
       日経平均 32939.18( +228.56) 売買高13億3631万株 売買代金3兆2415億円


9月5日(火) 7日続伸、先物主導で3万3000円台を回復
       日経平均 33036.76( +97.58) 売買高13億4779万株 売買代金3兆4891億円


9月6日(水) 8日続伸、欧米株安も円安進行で買い継続
       日経平均 33241.02( +204.26) 売買高14億0466万株 売買代金3兆5433億円


9月7日(木) 9日ぶり反落、欧米株安に追随し利益確定売りが優勢
       日経平均 32991.08( -249.94) 売買高14億5499万株 売買代金3兆6493億円


9月8日(金) 大幅続落、米中対立でハイテク株中心に売り優勢
       日経平均 32606.84( -384.24) 売買高16億3807万株 売買代金4兆0572億円


セクター・トレンド
(1)全33業種中、21業種が値上がり
(2)値上がり率トップは出光興産など石油。資源株はINPEXなど鉱業も高い
(3)内需株はまちまち。住友不など不動産が買われ大成建など建設もしっかりの一方、
  上組など倉庫・運輸、サイバーなどサービスが安い
(4)輸出株もまちまち。ホンダなど自動車が高いが、
  ハイテク株は売られトプコンなど精密機器が値下がり率首位
(5)第一生命HDなど保険、野村など証券、三菱HCキャなどその他金融といった金融株は堅調


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(1) 人工知能
2(2) 半導体
3(5) インド
4(40) 自動車部材・部品 生産回復で業績拡大局面に
5(12) 地方銀行
※カッコは前週の順位

  株探ニュース(minkabu PRESS)


コメント
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