1月17日
日経平均 3万8451.46円(121.14円安)
TOPIX 2679.42(8.89ポイント安)
長期金利(新発10年国債) 1.200%(変わらず)
1ドル= 155.60 - 155.62円(0.58円高)
1月14日 3万8474円 19億5723万株 4兆5554億円
1月15日 3万8444円 16億2239万株 3兆8740億円
1月16日 3万8572円 17億7226万株 4兆1347億円
1月17日 3万8451円 17億5408万株 3兆9481億円
■株探ニュース 2025.1.18
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今週の【早わかり株式市況】3週続落、米株軟調と為替の円高が重荷に
■今週の相場ポイント
1.日経平均は3週続落、3万8000円台はキープ
2.前週末雇用統計は強い内容、米利下げ鈍化警戒
3.連休明け米株市場軟調のなか日本株も大幅安に
4.米CPI受け投資家心理改善、日米株式は一時反発
5.1ドル=155円割れの円高に、輸出株売りで再下落
■週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比738円(1.9%)安の3万8451円と、3週連続で下落した。
今週は総じて軟調な地合い。
全体相場は前週末の米雇用統計を受けてリスク回避姿勢が強まった。
米消費者物価指数(CPI)の発表を受けて買い戻しが優勢となる場面もあったが、為替が円高に進んだことから輸出株を中心に再び下落した。
成人の日の祝日を含む3連休明け14日(火)の東京株式市場は大幅安。
前週末発表された12月の米雇用統計は雇用者数の伸びが事前予想を大幅に上回るなど強い内容となり、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げピッチが鈍化することへの警戒感が強まった。
これを受けて米国株市場が軟調となるなか、東京市場でもリスク回避ムードが漂った。
15日(水)は朝高後に反落。
これで日経平均は5日続落となった。
朝方は半導体関連株を中心に自律反発の動きが出たが、買い一巡後は上値が重くマイナス圏に沈んだ。
16日(木)は反発。
前日の欧州株が全面高だったほか、米株市場ではNYダウが急伸し、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は今年最大の上げ幅で6日ぶりに反発した。
同日発表された12月米CPIを受けて米長期金利が急低下し、市場のセンチメントが改善。
この流れを引き継ぎ、東京市場では主力株への買い戻しが優勢となった。
17日(金)は反落。
米長期金利が低下傾向となる一方、国内では日銀による利上げ観測が広がり、為替市場で日米金利差の縮小が意識されドル安・円高が進行。
円相場は一時1ドル=155円台を割り込んだ。
これが嫌気され、半導体関連などハイテク株を中心に輸出比率の高い銘柄が値を下げた。
ただ、この日発表された昨年10~12月期の中国GDPが市場予想を上回ったことを手掛かりに、機械株や化粧品株の一角は買われた。
■来週のポイント
来週は20日にトランプ氏の大統領就任式がある。
いよいよ発足する新政権に対し、市場がどのように反応するか不透明であるため注意が必要だ。
23日からの日銀政策決定会合では利上げが見込まれているが、円高圧力をどこまで織り込んでいるか見極めることも重要になるだろう。
重要イベントとしては、国内では前述の日銀政策決定会合のほか、20日朝に発表される11月機械受注、23日朝に発表される12月貿易統計、24日朝に発表される12月全国消費者物価指数が注目される。
海外では米大統領就任式のほか、発表される中国1月最優遇貸出金利、22日に発表される米国12月コンファレンス・ボード景気先行指数に注視が必要だろう。
■日々の動き(1月14日~1月17日)
1月14日(火) 4日続落、半導体関連株を中心に売り優勢
日経平均 38474.30( -716.10) 売買高19億5723万株 売買代金4兆5554億円
1月15日(水) 5日続落、朝高も半導体関連が売られマイナス圏
日経平均 38444.58( -29.72) 売買高16億2239万株 売買代金3兆8740億円
1月16日(木) 6日ぶり反発、欧米株高を受け買い戻しが優勢
日経平均 38572.60( +128.02) 売買高17億7226万株 売買代金4兆1347億円
1月17日(金) 反落、米株安や円高でリスク回避の売り優勢
日経平均 38451.46( -121.14) 売買高17億5408万株 売買代金3兆9481億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、25業種が値下がり
(2)値下がり率トップは郵船など海運。景気敏感株は三菱重など機械、フジクラなど非鉄も安い
(3)サッポロHDなど食料品、住友倉など倉庫・運輸、リクルートなどサービスといった内需株も下落
(4)輸出株は日産自など自動車が大幅安のほかアドテストなど電機、オリンパスなど精密機器も軟調
(5)金融株は野村など証券、SOMPOなど保険が高いが日本取引所などその他金融はマイナス
(6)値上がり率トップはENEOSなど石油。資源株はINPEXなど鉱業も高い
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(2) 人工知能
2(4) 半導体
3(1) 量子コンピューター
4(6) サイバーセキュリティ
5(3) ペロブスカイト太陽電池
※カッコは前週の順位
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