カルフォルニア大学バークレー校のローレンス科学館クレッグストラング副館長からビックニュースが入りました。アメリカでは学校教育に正式に「海洋科学」が導入されることになりました!今までは全く含まれていなかったのですが,アメリカの海洋教育者たちのなみなみならず努力により,とうとう夢を実現しました。
アメリカ海洋教育者協会が作成した海洋リテラシー基本原則が元になり,アメリカ科学基準(日本でいえば学習指導要領理科編)に正式に取り入れられます。少なくても26の州で海洋科学教育が実施されるとのことです。
日本でも,一部で2018年の学習指導要領の開示に向けて準備が始まっています。島国である日本は,アメリカ以上に海とのつながりが深いのです。海洋分野は我が国にとって必要な分野でしょう。
しかし,日本は海洋国家とはいえ,河川を含めて沿岸域は縦割り行政であり,一般の人々が参加して議論ができる状況ではありません。しかし,これからはしっかりとしたガバナンス(ガバナンスこれが大事なのです)のもとに,海洋を理解し,活用することが必要になってくると思います。