くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

日本臨床歯周病学会に参加致しました

2010年03月01日 | 外部セミナー
こんにちは。去年の4月より、くらのうえ市丸歯科で勤務しております歯科医師の江頭です。
だいぶ暖かな日差しが戻ってきましたね。
ご近所の梅の花が一斉に咲き、甘い香りに春の到来を感じる今日この頃です。
しかし季節の変わり目と花粉症の季節でもあるため、
近頃風邪や鼻炎の患者様を多くお見受けします。
体調管理が大切な季節でもありますね。

さて本日は2月21日に、日本臨床歯周病学会に市丸(院長)と共に参加して参りましたのでご報告いたします。
講師の先生方と公演内容は午前の部、
高島明博先生「骨縁下欠損病態を推理する」木村英隆先生「天然歯に対する切除療法と再生療法の適応」永井省二先生「歯周治療のゴールを再考するー術者側のゴールと患者側のゴールの間で」

そして午後の部は特別講演として徳島大学教授の永田俊彦先生による「歯周病と全身疾患―糖尿病関連歯周炎の病態と治療および合併する腎機能障害と薬剤の影響」となっておりました。
まず午前中のシンポジウムでは、3人の先生方の長期わたる症例を拝見することができました。
1人1人の先生がベストを尽くして治療に臨まれ、
その後もメンテナンスを通して患者様のお口の健康を真摯に追ってある姿は、
患者様と歯科医師、歯科衛生士の深い信頼関係から生まれたものであると感銘を受けました。
まだまだ若輩者で至らない部分も多々ある私ですが、
これから患者様と共により良いお口の環境を作り、
信頼関係を築いて長くお付き合いできたら幸せに思います。
次に午後からのシンポジウムでは、糖尿病にかかられている方は
かかっていない方に較べ歯周病の発症率が2.6倍も高いということがわかっただけでなく、逆に歯周病にかかっていると糖尿病を悪化させるということもわかりました。
病気が歯周病と繋がっていて、しかも病気を悪化させるなんてあまり日頃から注意されている方は少ないのではないかと思います。

お口の中の健康って本当に大切なんですよ。
人は誰でも、笑顔で健康で長生きが一番です!
また私たちにとりましても、来院された患者様のお口の健康を保つことで、その方の体の健康づくりをお手伝いができるということは大きなやりがいにつながります。
お口の中だけでなく、心も体も健康になって元気なお顔が見れるよう、
これからも様々な事を勉強してそのサポートがしっかりできるようスタッフ共々頑張りますね。
今日は講演会のほんの一部しかご報告できておりませんが、
詳しい内容をお知りになりたい方はいつでもお尋ね下さい。
それでは皆様もお体にお気をつけて日々過ごされて下さいね。