機能にマッチした総義歯づくりとその理論 に参加しました。
4月24日(日)に 歯科医師4人で佐賀市アバンセにて行われた、“機能にマッチした総義歯づくりとその理論” に参加しました。
講師には兵庫県姫路市で訪問診療を中心に活躍されている三木逸郎先生を迎え、丸一日かけて総義歯について勉強してきました。
総義歯の考え方は歯列・咀嚼・嚥下・口腔周囲筋が複雑に絡み合っており、当院で行っている咬合育成の考え方と同じで、歯だけではなく顔や顎全体を見なければいけないと改めて痛感いたしました。
三木先生は総義歯を作るとき、その型取りや試適など保険診療では1回しか認められていない診療を、自分が納得するまで何度も行うそうです。そのようにしてできた総義歯は長期的に快適に咬むことができます。しかし、少なくない歯科医師がこだわりを持たず、噛めない、話せない、使えない総義歯を作る現状があり、嘆いておられました。(ちなみに保険収入はどちらの総義歯も同じです)
他の診療も同じで、必ずしもすべてを1回で完璧にできることはあり得ないので、早い段階でやり直しをすること、やり直しを行う決断を早くすることが大切であることを再認識しました。
当院では、複数の歯科医師でディスカッションを行うことにより、客観的に診断・治療することができ、スタッフ全員が最善の治療をこだわりを持って提供しております。
歯だけでなく、入れ歯、お口の周りなど、お悩みがあれば、ぜひ相談してください。
くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県鳥栖市)
副院長 西琢磨