くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

日本口腔インプラント学会九州支部学術大会に参加、発表しました

2012年02月09日 | 外部セミナー

日本口腔インプラント学会九州支部学術大会に参加,発表しました。

 

1月21,22日の2日間,宮崎シーガイアコンベンションセンターで開催されました日本口腔インプラント学会第29回九州支部学術大会に院長,副院長の西,主任衛生士の小川,歯科医師の山口の4人で参加してきました。

 

 今回の参加目的は,インプラント治療の最新の知識を学ぶことと,当院のインプラント治療の症例発表をすることでした。

発表は,「インプラントのdisintegrationが,ビスフォスフォネート関連顎骨壊死を引き起こした症例」という題目で,歯科医師の山口が発表させていただきました(詳細は割愛します)。

 

 

 

 

 

 今回は,宮崎まで超苦手な飛行機(しかも小型プロペラ機)に乗らなくてはいけない憂鬱感かつ飛行中の不安感と発表の順番が初日のトップバッターであったことから,発表前特有の緊張感をさほど感じることなく望むことができました。自分自身の発表終了後も,大学病院や主に九州で開業されている先生方の一般講演を聴いて当院との比較ができました。

また,九州のインプラント治療の最前線で活躍されている数名の先生方の特別講演やシンポジウムでは,最新の補綴や診断技術に関する話を聴いてきました。一言で感想を述べると,ここ数年の技術革新はすごいです。

 

 近年テレビ番組や報道等でインプラントのトラブルが話題にされています。トラブルには,インプラント体や被せ物(上部構造)の破折,インプラント周囲炎(天然歯の歯周炎に相当するもの),インプラントの脱臼,そして生命に関わる事故などが含まれます。これらのほとんどは,不十分な診査・診断・前準備(歯周炎の治療など)を行わずして安易にインプラント治療を行うことにより高い確率で起こるといわれています。一方で,十分な準備をしても完全にトラブルが回避できていないことも事実です。そのため,より緻密で正確な診断技術の開発が必要であり,今回の学会で紹介されていた技術革新によって解決できるトラブルが多くなると考えています。

 

 最後に,2日間の学会で学んだことを少しでも患者様に還元できたら幸いだと思います。

 当院では,十分な診査・診断を行い,安心・安全なインプラント治療を今後も提供いたします。わからないことや不安なことがありましたら,お気軽にお尋ね下さい。

 

 

くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県鳥栖市)

歯科医師 山口 竜亮