10月10日木曜日佐賀で、佐賀大学医学部の徳丸直郎先生が講演された「重粒子線治療の基礎知識と佐賀ハイマット」にくらのうえ市丸歯科のスタッフが参加致しました。
がんは近年日本における総死亡の約3割を占め、2人に1人ががんに罹患するといわれています。胃がん、乳がん、肺がん、前立腺がん、大腸がんなど様々ながんがありますが、欧米化も原因の1つだといわれています。
がんの治療は主に、手術療法、化学療法、放射線療法があります。講演では放射線療法について学んできました。
2006年の統計では、がん患者の放射線治療施行は25%、つまり国民の4人に1人は放射線治療を受けています。
ひとくくりに放射線といっても、実際には数種類の放射線が存在します。一般の放射線治療は、エックス線、ガンマ線、電子線があり、粒子線治療には陽子線、重粒子線(炭素線)があります。エックス線は当たった面(表面)から1番線量があたり、重粒子線は内部の標的に線量が分布します。ですので、線量の集中性はエックス線より重粒子線がとても高く、生物的な殺細胞効果も高いため、放射線治療は治る確実性や安全性が向上しているそうです。しかも、重粒子線治療はエックス線治療より短期間の治療でよいこともわかっています。その他にも、講演会では重粒子線のよい特徴、効果を教えて頂きました。
佐賀ハイマットでは、今年6月から診療を開始し、実際に8月から治療が始まっています。患者自己負担額はとても高額ですが、副作用、効果などを考えたときに私はまず一番に重粒子線治療を選択したいなと思いました。先生からの紹介で受診される方、患者さん希望によるセカンドオピニオンも随時受け付けているそうで、相談希望の方はぜひ一度お電話されてみてはいかがでしょうか。
(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県 鳥栖市)
TEL : 0942-81-5410