こんにちは、歯科衛生士の前山です。
令和2年5月29日~5月30日に開催予定でした第63回春季日本歯周病学会学術大会が7月13日~7月31日までWEB開催されました。
勤務時間を利用して視聴(参加)させていただきました。
そのなかでも、今回の歯科衛生士教育講演は滝川雅之先生の“妊婦に対する歯科診療のポイント”という講演でした。
私は現在2児の母ですが妊婦の時を思い出しながら講演を拝見していました。妊娠中は歯磨きができない人もいるかと思いますが、赤ちゃんが生まれる前に予防をすることが大切です。まずはタバコについてですが、歯科でも禁煙指導をしています。タバコを吸うことで、子宮や胎盤への血液量の減少・酸素の運搬能力の低下などで、胎児の低酸素状態や胎盤機能の低下が起こり、流産・早産、分娩時の異常、胎児の発育障害、SIDS(乳幼児突然死症候群)を引き起こす可能性が高くなります。
次に、歯周病です。妊婦に対する歯周病の治療は安全であり、歯周組織の健康回復のために有効といわれています。しかし診療前に、つわり、貧血、腰痛、お腹のハリ、妊娠高血圧症候群などしっかりと問診を行い説明をすることが重要です。
妊婦さんはその日その日で体調も変わります。出産までに治療は必要ですが、体調を確認しながら進める必要があります。
マイナス1歳(妊娠期)からの予防が大切です。生まれてくる赤ちゃんのためにもしっかりと口腔ケアを受けましょう。
今回WEB講演ということで私自身、他県への学会にはなかなか参加できないので講演を拝見できて本当によかったです。
また、期間中はいつでも視聴できるとはいえ、家庭の事や育児をしながら時間を作るのはなかなか難しいです.でも,勤務時間内に視聴時間を作ってくれたために、
しっかりと講義を聴く事ができました。
このような機会を与えてくださった院長や医院に感謝します。
次の秋季学術大会も楽しみです。
(医)くらのうえ市丸歯科
新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県 鳥栖市)
TEL : 0942-81-5410
歯科衛生士 前山美帆