コロナ対策で、休校やイベントの中止が実施されていますが、なぜ必要なのか適当に試算してみました。
ウイルスの大きさは一般的に0.1μm程度なので、1/10000ミリになり、タバコの煙の
粒径と同じ位です。
このため、咳をしていなくても、普通に呼吸しているだけで、口から出ている水蒸気と共に、ウイルスが空気中に拡散されてしまいます。
寒い冬には呼気が霧みたいに白く見えますが、その状態です。
一般のマスクの網目は5μmで、ウイルスの大きさの50倍の隙間があるので、マスクではウイルスの侵入を防げません。
ただ、くしゃみなどで飛び散った、直接の飛沫の防止には有効です。
この事から、学校の教室や人の集まるイベント会場ににいるだけで、コロナ感染者から出た空気中を漂うウィルスを吸い込んで、大勢の人が感染してしまいます。
感染を防止するには、クリーンルームで着用するような防護服、ゴーグル、ウイルスを通さないHEPAフィルターの付いたガスマスクを装備するしかありません。
このため、学校の休校やイベントの中止を選択せざるを得ない状況になっています。
100年前のスペイン風邪の際には、老人よりも、免疫のない若者の方が死者数が多かったそうなので、仕方ないのかもしれません。
感染を完全に防ぐには、これ以外にも電車、バス、飛行機の停止や会社、工場、店舗などの閉鎖も必要と思われますが、社会が大混乱になってしまうので、現実的には不可能です。
仮に一人の感染者がまだ潜伏期間中で発熱も無く、普通の生活を送っており、1日に5人感染させたとしたら、1週間後にはネズミ算式に下記の様に爆発的に増加してしまいます。
5×5×5×5×5×5×5=78,125
このため、この一週間で拡大が抑えられるのか、増加するのかを見極めるのが重要という訳です。