朝起きたら10時半でした。昨夜の僕の予想は見事に外れてアムール川上空の高気圧はちょいと南下して北陸に北風を吹かせてくれたようです。獅子吼パラグライダースクールはとなみのに移動したらしいです。まあ、仕事があるので富山まではちょっと行けませんし、昼に行ったんではとなみのエリアは手遅れです。
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明日10日(日)の天気広く行楽日和に一日の気温差に注意_
明日は高気圧がぐっと北から近づいてくるので、風向きは相変わらず北風ですが。近づくだけ近づいてくれたらそうでもなくなるんで、そっちに期待です。
今日から御即位を祝うお祭りなんですね。
天皇陛下の即位祝う国民祭典開催 (NHK NEWS WEB)
明治天皇が「大政奉還」勅許 「祝賀御列の儀」の11月10日 (JIJI.COM)
台風のせいで延期になったとはいえ、絶妙の日取りを選んだわけです。11月10日は大正天皇、昭和天皇が即位の礼を行った日ですし、上皇さま(当時、明仁親王)が皇太子になられた立太子の礼も昭和27年の11月10日。今上天皇の即位の礼は10月22日だったわけですが、たぶん11月10日も候補日ではあったのでしょう。パレードを延期したときにすぐその日程が出てきました。
記事の「大政奉還勅許」の日は、当時の暦だと10月15日なんですが、新暦に直したら11月10日になるとのこと。まあこの時点ではまだ徳川慶喜は征夷大将軍をやめなかったです。龍馬さんが近江屋で襲われるのは勅許の出た日の5日後の15日。
ちなみに30年前の11月9日、東ドイツが出国規制の緩和を決め、殺到した市民への対応に困った国境検問所の現場指揮官が政府からの指示もなく国境ゲートを開放したのが午後10時45分。10日に日付が変わると重機でベルリンの壁は破壊されました。11月10日は新しい時代に変わる日なのかもしれません。
今日、やっとこさ採れた酵母の形質転換体がありまして、これ使って(自分的に)面白いことやろうとしています。宿主が僕が院生時代からよく研究された突然変異なので、もうすでにどこかで調べられているのかちょいと不安です。自分が思いつきそうなことって世界の誰かが同じこと思いついてるもんですから。でも、実際に手を動かして研究を進める人間が違えば、全く同じストーリーにはならないもんですから気にせず突っ込んでいきます。
菌類の持つ記憶能力を発見 東北大などの研究(財経新聞)
〈以下引用〉
研究では、まず菌糸体を生着させたさまざまな木片を土壌シャーレの上に置いた。そして、菌糸体が土壌に伸びたあとに新しい木片を少し離れた場所に置き、菌糸体にそれを「発見」させた。
そしてしばらく培養すると、小さい餌を見つけた菌糸体はその後も元の木片から離れずに探索を続けたが、大きい餌を見つけた菌糸体は、探索をやめて新しい餌に集中して生着を始めた。
さらにこの状態でひと月ほど置き、新しい土壌に元の木片を移すと、小さい餌を見つけた菌糸体は成長を再開したが、大きい餌を見つけた菌糸大体はそれ以上移動しなかった。
以上のことから、脳や神経系を持たない菌類の菌糸体にも、何らかの手段で記憶や決断を行う機構が備わっていると考えられるのである。
論文自体は読んでないけど、菌類の中では比較的高度に分化しうる担子菌類の菌じゃないかなぁ。「記憶」が残るとすればエピジェネティカルにやってるんじゃないかと思うんですが、そこらへんは今の研究者なら誰でも思いつくだろうな。まあどこまで突っ込んで研究するかですが・・・データ砂漠を歩く覚悟がないとやれんやろな。たぶん。
本日のお酒:銀河高原ビール PALE ALE + 立山 特別本醸造