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日本語に付いての問い

2022年05月15日 06時53分50秒 | 日本文化論

日本語と、その標記その標記の特徴について、今まで感じて来た事と識者の論説に付いて少し書いてみたい。私達が日々使っている日本語は、いつどの様にして出来たのだろうか。まず、人間の文化は人が集まり、ある一定集団が形成されれば、完全な形ではないが、必ず意思疎通の言葉が形成されるという事です。日本列島の第三紀は、10万年も続いた永い氷河期の時期に大陸棚で辛うじて陸地が続いていた時代から始まるのかも知れない。そしてフィリピンからインドネシアに掛けて、巨大な陸地であるスンダランドが存在した。黄色人種の起源は、そのスンダランドであろう。彼らは西へスリランカからインド亜大陸へと進み、東へ海流を利用して沖縄、九州、四国、近畿、関東、東北、へと拡がって居った。そう想像する方が合理性を持つ。謂わば彼らは古日本人と言える縄文人であろう。この古い人類が日本人の起源である。最近は縄文人の遺跡が列島全域で見つかり、彼らの残した縄文土器は北海道から沖縄まで驚くほどの共通性を持つ。これは何を意味して居るのだろう、それは文化的に人種的に言語的に共通性を持つひとつの証であろう。

日本語の起源を単一であると考える説と、多種の方言が重なって形成されたという説も存在する。日本人を人種的に分析すると昔は発掘された骨や土器類、更には伝承や顔つきや体形で分類していたが、現代では遺伝子情報の比較という手段が開発されてよりその背景を知ることが出来る。これは今まで余り多くもない発掘物による推定より、別な方面からの比較分析であり新たな知見を生んだ。言語学は考古学とは手法が異なるが、その関連性は密なのである。土器は残るが言葉は継承されない限り残らない。文字は言葉を残したが矢張り言葉の根底に在るこころやそのたましいは残さない。言語の起源は中々難しいのだ。

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