2015年の11月8日(日)に、二宮トレッキングクラブの仲間と石割山の登山に出かけました。あいにくの天気で雨の中の登山でしたが、後から付いて来た1パーティがあるだけで、静かな山行でした。石割神社への道は鳥居を潜ると、手摺のついた立派な階段が現れます。四百数十段の階段は春に出かけた金比羅山の階段を思い出させます。階段のところで、すでに大汗をかいて仕舞いました。荒れ気味の道をしばらく登ると、中腹に巨石が目に付きます。山の中腹にテラスになっている部分があり、そこに石割神社と巨石が鎮座して居て、御神体はお堂の中にあると思われる神像と畳30畳は有ると思われる一枚岩の巨石です。その大岩は二つ・三つに割れてゐて、巨大しめ縄が架かっていました。この巨石は何処からか飛んで来たのか?地中に埋れていたのか?知りませんが、たぶん、この巨石を前にした人は、その威容と神聖さに打たれた事でしょう。
古来から、人間は巨大な力の象徴として、大岩や大樹に神聖な力を感じてきました。日本の古来の縄文神道の系譜である修験道などでは、富士を含めて大峰山などを始め、甲斐駒ケ岳なども山自体がご神体でした。日本全国には修験の山が数えきれない程あります。今回の石割山もその類の一つでしょう。石割神社から、しばらく登ると頂上に到達しました。此処からは、晴れていれば霊峰富士が目の前に大きく望める絶好の展望点らしいのですが、この日は大雨で、全てが煙り眺望は望めませんでした。雨の中、登ってきた道とは異なる方へ下山し、レストハウスの石割の湯に入りました。この日は中学生高校生を含めた、もの凄い混雑で宿の人も驚く様な日でした。ですから好い湯でしたが、高校生たちの集団が居て、余りのんびりとは出来なかった。然し雨の中の登山も、それなりの面白さはあり、久し振りのトレッキングを楽しみました。一緒に出掛けた皆さんありがとう。お疲れさんでした。