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看護学校って必要なのかな? 第111回看護師国家試験を振り返って 

2022年02月22日 | 看護師になってはいけない

(北海道大学の合格発表の胴上げの様子)

2022年2月13日に第111回看護師国家試験が開催されました。

私も試験引率で同行しましたが、試験会場入り口前で非接触型体温計の検温作業のため3密状態で思わず

「これで感染対策かよ?」

とコロナ茶番、オミクロン茶番劇を笑ってしまいました。

TDLやユニバのアトラクション街の行列のように今か今かと入室を待つ長蛇の列ができていました。

昨年度の第110回看護師国家試験の受験者数は約6.6万人、合格者数は約5.9万人でした。

今年も受験者数、合格者数も同数程度に調整されると思われます。

今回看護学校や大学では、試験直後から大手予備校や国家試験対策もしている参考書のメーカーの事前採点会に登録します。

うちの看護学校ではM社と東アカという2大大手に事前登録し、国家試験当日、翌日に自己採点、結果速報をしてもらいました。

その結果が以下のツィートになります。

大手予備校の全国平均ー33点が厚労省の打ち出す、一般状況設定問題のボーダーラインと言われています。

例年、この予備校が開催する採点会にほとんどの受験者が登録し自己採点し、合格予想をしますが、今年は

受験者数と採点会登録者数に2万人以上の乖離が見られます。

受験者である学生から難易度を聴くと、「難しかった」「午前問題よりも午後問題に苦戦した」

「自己採点結果が思ったより高くてびっくりした」

という内容ばかりでした。

必修も学校平均46点、全国平均45点と高く

一般状況設定も学校平均200点、全国平均196点と高得点でした。

twitterなどでは、絶望的に難しかったため、採点会での自己採点をしていない受験生もいると職員室で話題になり、

予備校が開催する自己採点会の登録者に受験者数との乖離が生じているのかもしれません。

看護学校に入ると、解剖生理学やら看護学やらを教わります。

そして、VS測定、清拭やシーツ交換、洗髪、足浴などを演習でよくやります。

しかし、私は国立大学の看護学科卒業なのですが、看護技術らしい看護技術は

「VS測定、シーツ交換と採血くらい」しか学んでいないのです。

実際、働き始めると、看護技術というよりは、病棟の安全管理、患者の安全管理と急変対応

そして医師の指示の処置、処置の介助、報告が業務になります。

看護なんてしませんし、「それも看護だ」と言われると、「学校で教えてることと、現場で求められる業務違い過ぎる」

に尽きます。

卒業生が急性期の循環器内科病棟に就職しましたが、「先生、学生時代の知識全然使えないわ~、技術とかも」

と笑って話しかけてきます。

「教育と現場が乖離しているのだ」と思いました。

実際に、臨地実習にほとんど行っていない。半分以上は学内シュミレーション実習だった学年でも

状況設定問題はほぼ満点なのです。

この状況設定問題も、現場の状況設定とは乖離しているからでしょう。

出題者の意図がくみ取れれば答えが導き出されるのですから。

「看護教育て意味ないじゃん!」

と今回の国家試験の結果を見て感じました。

そして「求人が多く、仕事が安定している」「給料が高い」というくいっぱぐれ内からという理由だけで選ぶ方がいたら

是非、「准看護師から」スタートしてほしいと思います。

准看護師は2年で免許取得できますし、普通に通っていたら病院でバイトしながらでも免許取得できます。

准看護師と正看護師の違いは、名前くらいのもので、公立病院でなければどこでも就職できます。

資格よりも知識とスキルが求められる職業なので、准看護師でも仕事は変わりありません。

学生期間が2年と短く、地方試験も簡単。

実習も短いため、断然お勧めします。

逆に正看護師の学校は専門学校によっては厳しい学校もあるためなかなか卒業させてもらえません。

そして、看護学校で学ぶことは現場ではほとんど使えませんし役に立ちません。

現場で求められるのは、処置介助、医師の指示の処置、急変対応で、それ以外の事はコメディカル

離床ならPTが、嚥下ならSTが、退院支援ならSWがより専門的にやってくれます。

だから、病棟で求められる看護なんてないのです。

それよりも、丁稚奉公制度のような徒弟制度になれることです。

「先輩が黒といったら、白い物でも黒」「仕事は盗め」の世界であることを忘れないで欲しいと思います。

看護師の世界では、新人は仲間ではありません。

自分の存在を追い落としてくる敵であり、将来のライバルなのです。

そしてプリセプター業務が増えるくせに給料や受け持ち負担に反映されない、ただのお荷物が新人であるため

2年目、3年目のプリセプティーも相当な負担。

看護学校なんていらなくて、3か月くらいで①解剖生理学と疾病、②処置・急変対応の技術試験③軍隊式生活させて免許を与える。

就職先の病院で1年間働いて、適正があれば正看護師になれるではいけないのでしょうか?

国家試験だけ受かって、受け身の勉強しかしてこなかった新人が来ても、看護業務以前に

「先輩への礼儀、気遣いの仕方とは?」「先輩後輩関係とは?」「上司部下とは?」「社会人とは?」

というところから教育しなくてはいけないため大変でしょう。

 

いつまでたっても人材育成が進まないというカラクリがあるのです。

国家資格を持ってるからと言って、どれだけお勉強ができても

「手先が不器用で、口数が少なく、コミュニケーション能力が低い、空気が読めない、上下関係の人付き合いができない人」

が現場に来られても困るという話です。

看護教育、現場とかけ離れ過ぎてて無理がありますね。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2022-03-09 13:45:36
Jesus christ is coming back soon.

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