4月になると、新入生が入学してきます。
看護学校など専門学校は、職業訓練校であるため、学生という感じではありません。
特に、コロナ騒動の影響で、看護学生は卒業するまで感染対策を強いられます。
まさに「無限感染対策状態」なのです。
簡単なはなし、
①不要不急の県外移動をするな、海外渡航するな
②飲み会するな、外食するな、カラオケ行くな、フェス、ライブ行くな、家で勉強してろ
③コロナワクチン接種しろ
④マスクしろ
⑤実習前はバイト禁止
となります。
3年間、この苦行に耐えられたからといって、国家試験に落ちたらただの人。
そんな中、看護学校は奨学金施設からの推薦制度が存在し、「奨学金試験」で合格した人は、奨学金施設推薦で入試を受けることができる
専門学校もあります。
看護学校を受験する前に、病院の奨学金試験を受けて来るのです。
しかし、この奨学金制度がとんだ食わせ物で、中隊・退学した場合、また就職して契約した就業年数働けない場合、即座に全額返金となる
システムなのです。
要するに、看護学生ローン契約なのです。
一応未成年者の場合は親など保護者からサインをもらいますし、成人していても家族から連帯保証人をとります。
「3年通学したら、3年間奨学金を貰い続けるため、就職して3年間は勤務してください。そうすればチャラにしますよ」
という一見、美味しい話に聞こえます。
しかし、実際は看護学校の勉強は大変だし、毎日山のような課題が出される。
3年生の実習は厳しいし知力体力全て求められ多くの人が挫折する。
その点、看護大学は「何となく出席だけしてれば4年間過ぎていってしまう」という教育方法、内容の違いがあります。
国家試験さえ受かってしまえば免許は取れるため、お金と時間に余裕のある人は、4年生大学で看護師免許を取った方が楽ちんなのです。
しかし、楽して免許をとったから得かと言えばそうでもなく、大学での看護教育はとても質が低い。
演習系は少ないし、そもそも臨床経験が少ない人たちが教授や助教に多い。
看護大学で学んだ人は、看護師になるというよりは、看護教育者になる方が向いていると思います。
現場はあくまでも専門学校で教育を受けた人の方が圧倒的に知識も多いし、実習の内容も違う。
言い方は悪いですが、向き不向きか?は免許をとって実際に働いてみないと分かりません。
そして、働く科などにも影響を受けます。
ただ1つ、残念なことは、多くの病院は「看護をしていない」と思います。
「①ドクターの指示を受けて処置しているだけ、②書類作りし安全管理しているだけ」
だと思います。
リハスタッフ、ワーカーがいるため、看護師が退院支援などしません。
看護体制、看護基準を満たすために配置されているだけなのです。
難しく、複雑な医師からの指示を忠実にこなす、処置屋さんなのが現実です。
となると、学生時代処置の知識、技術をみにつければいいじゃないか?という考えで専門学校の教育はされています。
指示がないとできないのに処置のことばかり勉強させられる。
何ともまぁ、本来のあるべき姿からはずれていきますよね。
「学校の勉強が役に立たない」
まさにその通りなのです。
ただ、国家資格をとりにくるだけで、大切な事は就職しないと学べないんです。
それで回っていく、医療従事者って何?
そう思ってしまいます。
ライセンスビジネスであり、視覚就職という安定を求める人が大半な気がします。
資格がないと働けない業界ですが、資格があるだけでは使い物にならない業界でもあることを知っておかないといけません。
医療は技術職の世界で、本当に大切な技術を簡単には後輩には教えません。
プリセプター制度、エルダー制度をやっているうちは、新人は育たない。
新人に対して「あいつ、まじ使えない」という陰口だらけの現場。(教え方が下手なだけなのに)
看護業界は、トレーナー専門制にしない限り、どんどん新人は辞める。
トレーナーを専門的に育成しないと、教育にばらつきがでるためです。
「嫌な新人、嫌いな新人は辞めさせればいい」
そんな先輩が多い職場の医療現場。
100年1日の古い慣習の職場に、奨学金を貰ってまで入りますか?
嫌々看護学校に3年間通うくらいなら…
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