心のハンドル操作方法 幸せに生きるための教習所

旧精神科医療は思想警察なのか?

精神科病院に入院することで得られる幸せと社会で生きる幸せは全く違う 精神科医療は牧畜業の本当の意味

2022年02月15日 | 精神科医療とRAPT理論

「精神科病院に入院すると廃人になってしまう」

「精神科病院に入院したら終わりだ」

それはなぜでしょうか?

「向精神薬という麻薬や覚醒剤のような薬物を投与され続け、脳がおかしくなってしまうから」

「刑務所と同じような環境で長年生活し続けることで、自分で考える事を止めてしまう、

人間としての尊厳がなくなってしまう、自立性、社会性が無くなってしまうから」

このような意見が出てきそうです。

わたしが思うのは、「3食昼寝付きで、一生働かなくてよいから」という

「患者という仕事」

「患者という役割」

をすれば食うに困ることがないからです。

精神科病院に入院すれば、自由や権利はかなり制限はされます。

しかし、衣食住という最低ラインの生活は保障されます。

人間の恐ろしいところは、「怠惰な性質」にあると思います。

生まれ持って「勤勉な人」は珍しいです。

知的活動、生産的活動、文化的活動などによって、人間は社会的に認められて喜びを感じられるように

体だけでなく、脳も成長発達していきます。

しかし、成長発達には試練や苦難、たゆまない努力が必要になります。

半面、人間以外の動物はどうでしょうか?

生きるために努力している動物はいるでしょうか?

筋トレしたり、ダイエットする野生動物はいるでしょうか?

本能に従って生きているだけです。

動物の本能は「食べていければ良い」「安全であればよい」程度です。

ですから、人間以外の動物から文化や科学技術がなどが生まれないのです。

ある意味において、精神科病院に入院することは

「動物として最低限の生活が保障される代わりに人間らしさを捨てる代わりに

人間が本来持っている能力を放棄すること」

になりかねません。

人間として生まれてきて、楽しめること、幸せを感じれることを放棄するのです。

海外旅行が好きな人から言わせれば、新しい体験ができる、異文化に触れられる旅行は楽しいものです。

それは新しい発見ができること、知的好奇心が満たされること、、つまり脳を活用し、新たな考えや知識を習得し成長できる

から他ありません。

人間だけは「脳を活用することで、他の動物よりも高い幸せを感じられる特権がある」と思います。

しかし、暇も時間も持て余しているのに「めんどくさいからいいや」と言って家でゴロゴロしている人

「新しいことに挑戦しない人」「新しいことを始めようとしない人」

にとって人生とは「単調でつまらない、死ぬまでの暇つぶしのようだ」と人生に倦怠感を感じたり

努力する虚しさ、生きる目的のなさに苦しむでしょう。

 

牛や豚、鶏のように、人間ほど発達した脳を持っていない動物なら、衣食住が満たされるだけで

幸せを感じ続けることができます。

「生まれてきた意味」を考えるだけの脳機能を持っていないからです。

しかし、人間は持って生まれた「人間らしさ」「高い脳機能、無限の脳機能」を持っています。

今なお、人間社会だけは科学技術が発展し、次から次へと新商品が発売され、変化にとんだ生活を享受することができます。

そのような中で、精神科病院に入院し、変化することを止めてしまう、成長することを止めてしまうことはどういうことを意味するでしょうか?

 

人間の姿形をしていても、人間以外の動物と同じ生き方をしているのと変わりありません。

人間以外の動物は寿命が80年もありません。

ですから、20年も生きれば、その生命活動は終わっていきます。

ましてや動物は自分の存在意義を考える能力はありません。

自由意志はなく、本能だけで生きています。

本能的欲求が満たされればよいのです。

生きる事、死ぬことに意味を見出さないのです。

ある意味、考えなくて良いため幸せなのかもしれません。

しかし、人間は違います。

分からなければ不安だし、苦しい。

考えられなくなれば、不安や恐怖は増し加わる。

衣食住満たして、できる限り悩まないようにさせる、考えさせないようにするのが精神科病院の治療だとしたら?

それは人間の可能性を否定し、幸せを奪う、牧畜業と同じではないでしょうか?

ブラック企業で働く人や、看護学生は「仕事なんてしたくない、三食昼寝付で一日ゴロゴロしていたい」と言いますが

実は、そちらの方が人間は苦痛なのです。

 

精神科看護の本来あるべき姿とは「人間性を取り戻すこと」で

「人間本来の脳機能、思考能力を取り戻し豊かな人生を生きてもらうため」

のお手伝いなのかもしれません。

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