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タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

タイヤで学ぶの心理のあれこれ!

2014年02月17日 | 商人
タイヤを売る側の立場にあると
売り手の論理がいろいろあることに出会います。
「高額商品を売りたい」と思えば大口径のタイヤチェンジャーを準備して
「ランフラットタイヤ・26インチまで交換できます」という看板を制作して
高級車ユーザー様を意識した店作りをします。
そういうお店は存在感もありやはり社会には必要なお店です。
先月訪問させていただいた名古屋のAタイヤ商会さんはまさに
そういった意味でタイヤ業界の老舗でありリーダーであります。
会長さんから「大きなタイヤチェンジャーを買ってもっとアピールしなさい」
というアドバイスをいただきました。


また一方で当社のように小さなタイヤ屋であっても 
「タイヤが必要となった人がお客様」というお客様定義を持つと
提供する商品に新品も中古もアジアンもといった間口の広がりがあり
その中での絞り込みに持ち味を持つスモールタイヤ商売として
ビジネスが成立がします。

タイヤ商売と一口で言っても 物事の見方は様々であり
売上げの規模に大小はあっても お互い必要な存在として
経営的に存続が許されている限り やり方生き方の違いであって
尊敬の念を抱きながら 認め合える関係を持ち
お互いが勉強をし合えます。


同業者さんからビジネスを学ぶとは 違いを認め尊敬し合う関係を築くことともいえます。
創業50年の会長は 儲けた金で土地を買い続けて全部自分のものにしたおっしゃっていました。
自己所有であるからタイヤの預かりというサービスも提供できて 
その数が4.000本にのぼるそうです。
一方私の場合は全て借用するというスタイルをとっていますので
自己所有という不動産が一切なくて 
これを現代の小作人と自嘲気味に表現したいます。

せっせと働いて毎月ちゃんと地代をお払いして
地主様にも喜んでいただいております。
また一部地代の引き下げにもご協力をいただいています。
長年約定を違えることなくちゃんと年貢を納めているので
関係も良好です。

所有も活用も長所短所があり優劣はつけがたいものと考えます。
私が商売を始めた環境ではバブル崩壊土地神話崩壊という時代背景から
活用の時代だったのかもしれません。
ですから身軽な商売を嗜好し 
スモールタイヤ商売と称して
さらに磨きをかけようとしますが 
タイヤ預かりサービスに踏み込むことなど
考えもしません。

そういうサービスを提供されるところは必ず他にあり 
それが便利と思われるお客様は必然的にそちらの店を利用されるわけで
当社がそのサービスに踏み込む必要は無いと考えてしまいます。

そのかわりスモールタイヤ商売が 
その特性自体を活用できると踏んだので
車美容業に進出しました。
こう見ると活用というやり方が私の性に合っているようです。
まあ淡白な性分なのでしょうね。


少なくとも75歳A会長様のほうがギラギラされていました。




コメント
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