タイヤ専門店商売は
「売る」のでなく「買ってもらう」と意識することが良いと、昨日のブログで書きました。
少しフォローするなら
「売る」と言う意識は
ノルマとか目標が
販売員の心理に植え付けられていて
上目線的に
「タイヤがひび割れして交換しなければ危ない」などと
ガソリンスタンドで給油の際に言われたので見てほしいと
来店されるお客様の多さから推測されます、
拝見すればまだ全然大丈夫なケースが多いです。
「売りたい」が因となって
不安を煽る言動となり 結局お客様に不安や不信を与えてしまいます。
スタンドさんも商売なので「売りたい」が前面に出てしまうわけです。
「売りたい」は恐怖心を煽りやすい感じです。
恐怖心を煽って買ってもらうことは 売りたいという欲望です。
欲望は次々に欲望を呼び込んで増大して
いつの間にか嘘まみれな商売に結び付き
何でもない少しのひび割れも「危ない交換しなければ」と・・・・・・。
「売る」=「売りたい」=「売らねばならない」=「欲望」=「自我の増大」=「驕り」
一方で「買ってもらう」意識は
へりくだった立ち位置にあり
常に謙虚な気持ちで正直な会話によって
「少しひび割れは発生していますが 通常の走行なら何ら問題無いです」という
アドバイスによってお客様の信頼を高めます。
そしてその意識は感謝を浮かび上がらせます。
「買って頂く」=「喜んでいただきたい」=「親切な対応」=「感謝」=「喜びの増大」=「謙虚」
「売る」「買っていただく」の言葉の
ちょっとしたボタンの掛け違いが 結果に大きな相違をもたらすことが分かります。
神様は細部に宿ると言います。
言葉には力が備わっているのですから
販売員の私たちは
顧客満足の増大を第一に置いて
商売意識が「買って頂く」という原点にあるか
ケアしていくことが重要です。
また専門店こそ顧客満足が実現しやすい業態であります。
何かのついで買っても売らうことは 現代には合わなくなっています。
「給油のついでにタイヤを買ってもらう」は
強制的にお客様にタイヤへの関心をむける必要があるので
「恐怖心を煽る」のが手っ取り早いのでしょうね。
タイヤ専門店は 当たり前ですが
タイヤが必要になった時にお客様が来店くださるので
タイヤへ関心を向ける必要はありません。
小規模零細は「専門店」が商売に向いている、このように思っています。
ありがたいことです。