JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「昭和元禄 ハレンチ節」

2010-06-24 | 映画(DVD)
「喜劇映画パラダイズ」

「昭和元禄ハレンチ節」1968年 松竹 監督:市村泰一、長谷部利朗

日宝製薬の営業部員森本(牧伸二)は社員旅行の幹事。箱根の宿で宴会が始ってみると、隣でライバル東洋薬品の社員、吉村(立川談志)らの宴会が行なわれていた。両者の反目は、ついに乱闘にまで発展してしまった。森本と吉村は、お互いに対抗意識を燃やしながら大阪の有数な薬問屋の若社長(藤山寛美)に接待合戦となるが失敗。あとに残ったのは料亭やクラブの請求書で、二人は会社から大目玉を食ってしまったのである。2人の争いは晴美(沢知美)という娘との恋の争いに発展し・・・

牧伸二と立川談志のW主演作は全部観たい。これが初めてなのです。何年か前、中野で立川談志映画祭という企画があったけど、またやらないかしら。あの時は年末で1本も見に行けなかった。

どちらかというと主役は牧伸二で、こちらの方がやや女にもモテる。(相手は京唄子だったりするけど)家元の方は無責任男のように調子ばかり良い男。談志落語の登場人物そのまま。特に宴会の席での台詞、一挙手一投足が高座そのままで笑っちゃう。

登場はいきなり女湯に入る女装家元。覗き見しようとしていたドンキーカルテットの面々に振り向きざま一喝。

理屈っぽいキャラであるのも嬉しい。ロミ山田に誘われたサイケ喫茶にて
「僕のハレンチには内容があるんだ。この場所から得るものは無い」だったかな、微妙に違うか。
裸に向かれてボディ・ペインティングされる家元。

牧伸二はおでん屋で「やんなっちゃた節」を披露。三平師匠もそうだったが歌で売れた人の全盛期ののどがとっても魅力的。こりゃ売れるわけです。
してみると、ラ・マラゲーニャのさん生(川柳川柳)も若い頃はもっとのどが良かったのかしら。川柳師は70を越えてもいいのどをしていますが・・・

登場する当時のお笑い芸人の面々が懐かしい。
ドンキーにトリオ・スカイライン、貼乃チック・タック・・・
コント55号の西瓜売りギャグ・・・やっぱりシツコイね。

京唄子と玉川良一のベッドシーンは必見。オエーッ!
堺駿二おばあちゃんの薬局に便秘気味OLとして大平洋子登場

最後には世代交代に見舞われフォーク・クルセイダーズの新入社員にやり込められる2人。
東京タワーの見える曇天の屋上で「アイツら、ハレンチだ!」と嘆く。

おいっ!今知ったが、前座時分の左談次師(立川談奈)がワンシーンのみ出演ですと!
いったい何処に出てたんだ?気づかなかったぞ。悔しい!もう一度見て確かめたいYO!!


神保町シアター

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