JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「吸血蛾」

2009-06-04 | 映画(DVD)
「シナリオライター小國英雄のすべて」

「吸血蛾」1956年 東宝 監督:中川信夫

昔フランスで、狼つきという奇病をもつ天才デザイン画家・伊吹と同棲していた女流デザイナー・文代は、伊吹のデザインを盗用することで名声を得ていた。ある日、文代宛に歯型のついた箱が届き、それをきっかけにファッションモデルたちが次々に殺される事件が起こり…。

これ、「ゴジラ画報 東宝幻想映画半世紀の歩み」で見たイカす宣伝スチールに魅かれて以来ずっと観たかった映画。

偽りその1.宣伝スチールのようなヌードのシーンはない。
偽りその2.血を吸う蛾は出ない。狼男が出る。蛾は犯人の象徴。

横溝正史原作の金田一耕介もの。推理ミステリーというよりも怪奇映画として作られている。ヒュ~、ヒュ~とお化けが出そうなBGM。

演技の固い池辺良・金田一は推理の謎解きをすることもなく犯人ズバリと言い当てる。これこそ真の名探偵って?

ファッションモデルが次々に猟奇的に殺られる。ラインダンスの脚がバラバラ死体の脚だったり、ファッションショーで奈落からせり上がったモデルが死体だったり、かなり面白そうなのに前半から中盤にかけて数回寝てしまいストーリーはちょっと追いきれなかった。

塩沢とき(当時は塩沢登代路)が長身のファッションモデルで殺され、全裸の胸に蛾が置かれる。

眼鏡の中北千枝子がなかなか良い。

角川文庫の原作は古本屋でないと入手できない。

シネマヴェーラ渋谷

にほんブログ村 映画ブログへ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ダークナイト」 | トップ | 「バットマン ビギンズ」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画(DVD)」カテゴリの最新記事