中国語学習者のブログ

これって中国語でどう言うの?様々な中国語表現を紹介します。読者の皆さんと一緒に勉強しましょう。

集思広益 (衆知を集める)

2009年06月21日 | 中国語成語
集思広益
Ji2si1guang3yi4

集:集中させる
思:思考、意見
広:拡大する、広げる

【意味】 人々の知恵を集中させ、幅広く有益な意見を吸収する。    
     衆知を集める。

【出典】 三国蜀•諸葛亮《教与軍師長史参軍掾属》
      “夫参署者,集衆思,広忠益也。”  

    (訳)官吏となる者は、人々の意見を集め、国の利益を広めるべきである。

(解説) 三国時代、蜀では劉備が亡くなり、劉禅が帝位を継承したが、蜀国の政務は大小を問わず、丞相の諸葛亮(孔明)が処理していた。諸葛亮は世間での声望がたいへん高かったが、自分の功績を鼻にかけおごり高ぶることがなく、いつも部下の意見をよく聞いた。
上記の文書は、彼が部下を教え諭すために書いたものとされるが、本物かどうかは疑わしい。

歇后語】 (かけことば)
・人多主意強 
人が多ければ、知恵もまさっている→「集思広益」

・発動群衆提倡議 
人々に働きかけ、議論を呼びかける→「集思広益」

【灯謎】 諸葛亮会;個個不想謀私利;大家都想做好事

諸葛孔明はそのようにできた。個人個人が自分の利益ばかり追求しない。皆がためになる事をしようと思う。

「灯謎」というのは、毎年旧暦の正月15日の夜、つまり元宵節のお祭りで、美しく飾った灯籠を見学し、米の粉を練った中に餡を入れた団子(元宵)を煮たものを食べる。灯籠見学の時に、なぞなぞが出され、賞品が出るが、このなぞなぞを「灯謎」という。この習慣は、南宋(10世紀~13世紀)頃から始まったといわれる