六は物事を考えるうえでの基本的なひとまとまりの数字と言えるようで、六をひとまとまりとした物はいろいろある。
【例】
●六爻——(爻,是構成《易》卦的基本符号。毎三爻会成一卦。両卦即是六爻)
[訳]爻は《易》の卦を構成する基本符号である。三爻ごとに一卦になる。卦を倍にしたものが六爻である。
●六礼——中国古代婚姻需備的六種礼節:納採、問名、納吉、納征、請期、親迎
[訳]中国古代の婚姻で必要な六種の祭礼。すなわち、納採、問名、納吉、納征、請期、親迎。
●六味——指苦、酸、甘、辛、咸、淡等六種滋味。
[訳]苦、酸、甘、辛、咸、淡の六種の味覚を指す
●六料 原指稲、黍shu3、稷ji4、粱liang2、麦、菽shu1六谷,后為各種谷物的汎称
[訳]もとは稲、黍、稷(キビ)、粱(粟の一種)、麦、菽(マメ)の六種の穀物を指した。その後、各種穀物の総称となった。
●六根:佛家語,指眼、耳、鼻、舌、身、意。佛家以達到遠離煩悩的境界為六根清静。比喩已没有任何欲念。
[訳]仏教用語で、眼、耳、鼻、舌、身、意を指す。仏教では、煩悩から遠く離れる境地に達することを、「六根清静」という。いかなる欲望も無いことの比喩。
●六合:天地及東南西北。指天下
[訳]天地と東西南北。天下を指す。
●六神:道家認為人的心、肺、肝、腎、脾、胆各有神霊主宰,称為六神。
[訳]道教では、人の心、肺、肝、腎、脾、胆はそれぞれ神霊の主宰するものと考え、六神と称する。
・六神無主:形容惊慌着急,没了主意,不知如何才好。
驚きあわてる。しっかりした考えがなく、どうしたらよいかわからない
【六を使った成語】
●板板六十四 ban3ban3liu4shi2si4 杓子定規で融通がきかない
●過五関,斬六将 guo4wu3guan1 zhan3liu4jiang4 様々な困難を克服することの喩え
●呼幺喝六 hu1yao1he4liu4
・賭博でさいころを振る時の掛声。丁半を争うこと
・大声で叫ぶ
(幺、六:サイコロの目)
●六出奇計 liu4chu1qi2ji4 漢の陳平が劉邦のため出した六つの計略。後に、勝利をもたらす謀略、奇策を指すようになった
●六耳不同謀 liu4er3bu4tong2mou2 もとは、三人が知っていると、秘密は守ることができないという意味。後に、うわさを信じても意味がないことの譬えとして用いられるようになった
●六馬仰秣 liu4ma3yang3mo4
・六馬 古代の天子の車を引く六匹の馬
・仰秣 秣はまぐさ。馬が琴の音色に引き寄せられ、まぐさを食べるのをやめ、首を挙げて聞き惚れる
音楽の音色がすばらしく、馬までも首を挙げ聞き惚れる
●六親不認 liu4qin1bu4ren4
親戚を他人とみなす。親戚とも親戚づきあいをしないほど、義理人情を解さない。親戚に対しても私情をはさまないほど公平無私である。
・六親 古くは父、母、兄、弟、妻、子を指し、転じて広く親戚一般を指す。
●六親無靠 liu4qin1wu2kao4 たいへん孤独で、頼れる親戚もないこと
●六畜不安 liu4chu4bu4an1 何らかの騒ぎに巻き込まれて、家畜まで安らかでない
・六畜 六種の家畜。馬、牛、羊、鶏、犬、豚を指す
●六畜興旺 liu4chu4xing1wang4 家畜の成長が盛んである。家業(主に農業)が繁栄していること。
●六月飛霜 liu4yue4fei1shuang1 冤罪があったことの比喩
●駢四儷六 pian2si4li4liu4
・駢:並列する。対をなす
・儷:対になった多く四字、六字の句を対に配列した美文を指す。
四六駢儷体。
●七情六欲 qi1qing2liu4yu4 もろもろの情欲
・七情:喜、怒nu4、哀、惧ju4、愛、悪wu4、欲
・六欲:生、死、耳、目、口、鼻
●三十六行、三百六十行 様々な職業業種の総称
●三班六房
・三班:、壮、快班を指し、何れも差役(老役、賦役)である
・六房:吏、戸、礼、兵、刑、工房を指し、何れも胥吏(小役人)である
明、清時代の州県の役所の小役人や使役の総称。
●三茶六飯 san1cha2liu4fan4 客へのもてなしが行き届いていること
●三対六面 san1dui4liu4mian4 双方の証人、取次人がいる状況で、手続きを行ったり事情を説明したりすること
●三姑六婆 san1gu1liu4po2 正業以外の職についている女性。
・三姑:尼姑(尼)、道姑(道教の尼)、卦姑(八卦見)
・六婆:牙婆(周旋屋)、媒婆(仲人)、师婆(巫女)、虔婆qian2po2(やりてばば)、薬婆(薬売り)、穏婆(産婆)
これらの女性が出入りすると、その家にろくなことがないと言われた
●三街六巷 大通りや横丁の総称
●三六九等 いろいろな等級。千差万別
●三媒六証 san1mei2liu4zheng4 昔、婚姻は父母が取り仕切ったが、仲人の紹介が必要であった。事を処理するのに丁重であること。
●三十六策,走為上策,三十六計,走為上計 三十六計、逃ぐるに如かず
●三頭六臂 san1tou2liu4bi4 三つの頭と6本の腕。非常に優れた能力を持っているたとえ。三面六臂。
●三推六審,三推六問 繰り返し尋問する。一再ならず取り調べる
●身懐六甲 shen1huai2liu4jia3
・六甲:上帝が物を造った日。女性が妊娠したことを指す
●四不拗六 si4bu4niu4liu4 少数の人の、大多数を説得することのできない意見を指す
・ 拗不過:相手の意見や意志を変えさせることができない。説得できない
拗:ひねくれている。片意地をはる
●四清六活 si4qing1liu4huo2 賢くて有能であること
●五合六聚 wu3he2liu4ju4 何度もいっしょに集まること
●五黄六月 陰暦5月、6月の暑い天気を指す
●五脊六獣 wu3ji3liu4shou4
五脊は、中国の建築様式で、屋根の棟から両側に屋根が下り、左右両側は山形の壁に沿って両側に棟が下りたもの(硬山式建築)。六獣は、この左右両側の棟の上の動物の形の飾りで、通常は一つの棟に3つ付き、左右それぞれ片側だけについたものを、その動物の合計で六獣という。こうした、棟を出した建築は、一定の身分、或いは財産があることの象徴とされた。
・成語の五脊六獣は、分不相応な考えをして、びくびくして心が休まらないこと。
●五角六張 wu3jiao3liu4zhang1 話が乱雑で整っていないこと。事が順調に進まないこと。
・角:二十八宿のひとつ。すぼし(角宿)。乙女座の首星スピカを含む部分
・張:二十八宿のひとつ。ちりこ星(張星)。海蛇座の東部。
●五雀六燕 wu3que4liu4yan4 双方の重さがほぼ同じで、釣り合いがとれていること
●五虚六耗 wu3xu1liu4hao4 いんちきをして、人をだますこと
●五顔六色 色とりどり。各種各様
●五音六律
・五音:宮、商、角、徵、羽の五つの音階
・六律:楽器の音程を定める基準古代の音律を指す。
後に、広く音楽を指す。
●五臓六腑 wu3zang4liu4fu3 人体の内臓器官の総称。事物の内部状況の比喩。
・五臓:脾、肺、腎、肝、心
・六腑:胃、大腸、小腸、三焦(舌の下部から胸腔に沿って腹腔に至る部分)、膀胱、胆。
●一退六二五
珠算の割り算に用いる九九の一句で、1を16で割ると0.0625になること。そこから、責任を逃れる、きれいさっぱり断る意味。
【例】
●六爻——(爻,是構成《易》卦的基本符号。毎三爻会成一卦。両卦即是六爻)
[訳]爻は《易》の卦を構成する基本符号である。三爻ごとに一卦になる。卦を倍にしたものが六爻である。
●六礼——中国古代婚姻需備的六種礼節:納採、問名、納吉、納征、請期、親迎
[訳]中国古代の婚姻で必要な六種の祭礼。すなわち、納採、問名、納吉、納征、請期、親迎。
●六味——指苦、酸、甘、辛、咸、淡等六種滋味。
[訳]苦、酸、甘、辛、咸、淡の六種の味覚を指す
●六料 原指稲、黍shu3、稷ji4、粱liang2、麦、菽shu1六谷,后為各種谷物的汎称
[訳]もとは稲、黍、稷(キビ)、粱(粟の一種)、麦、菽(マメ)の六種の穀物を指した。その後、各種穀物の総称となった。
●六根:佛家語,指眼、耳、鼻、舌、身、意。佛家以達到遠離煩悩的境界為六根清静。比喩已没有任何欲念。
[訳]仏教用語で、眼、耳、鼻、舌、身、意を指す。仏教では、煩悩から遠く離れる境地に達することを、「六根清静」という。いかなる欲望も無いことの比喩。
●六合:天地及東南西北。指天下
[訳]天地と東西南北。天下を指す。
●六神:道家認為人的心、肺、肝、腎、脾、胆各有神霊主宰,称為六神。
[訳]道教では、人の心、肺、肝、腎、脾、胆はそれぞれ神霊の主宰するものと考え、六神と称する。
・六神無主:形容惊慌着急,没了主意,不知如何才好。
驚きあわてる。しっかりした考えがなく、どうしたらよいかわからない
【六を使った成語】
●板板六十四 ban3ban3liu4shi2si4 杓子定規で融通がきかない
●過五関,斬六将 guo4wu3guan1 zhan3liu4jiang4 様々な困難を克服することの喩え
●呼幺喝六 hu1yao1he4liu4
・賭博でさいころを振る時の掛声。丁半を争うこと
・大声で叫ぶ
(幺、六:サイコロの目)
●六出奇計 liu4chu1qi2ji4 漢の陳平が劉邦のため出した六つの計略。後に、勝利をもたらす謀略、奇策を指すようになった
●六耳不同謀 liu4er3bu4tong2mou2 もとは、三人が知っていると、秘密は守ることができないという意味。後に、うわさを信じても意味がないことの譬えとして用いられるようになった
●六馬仰秣 liu4ma3yang3mo4
・六馬 古代の天子の車を引く六匹の馬
・仰秣 秣はまぐさ。馬が琴の音色に引き寄せられ、まぐさを食べるのをやめ、首を挙げて聞き惚れる
音楽の音色がすばらしく、馬までも首を挙げ聞き惚れる
●六親不認 liu4qin1bu4ren4
親戚を他人とみなす。親戚とも親戚づきあいをしないほど、義理人情を解さない。親戚に対しても私情をはさまないほど公平無私である。
・六親 古くは父、母、兄、弟、妻、子を指し、転じて広く親戚一般を指す。
●六親無靠 liu4qin1wu2kao4 たいへん孤独で、頼れる親戚もないこと
●六畜不安 liu4chu4bu4an1 何らかの騒ぎに巻き込まれて、家畜まで安らかでない
・六畜 六種の家畜。馬、牛、羊、鶏、犬、豚を指す
●六畜興旺 liu4chu4xing1wang4 家畜の成長が盛んである。家業(主に農業)が繁栄していること。
●六月飛霜 liu4yue4fei1shuang1 冤罪があったことの比喩
●駢四儷六 pian2si4li4liu4
・駢:並列する。対をなす
・儷:対になった多く四字、六字の句を対に配列した美文を指す。
四六駢儷体。
●七情六欲 qi1qing2liu4yu4 もろもろの情欲
・七情:喜、怒nu4、哀、惧ju4、愛、悪wu4、欲
・六欲:生、死、耳、目、口、鼻
●三十六行、三百六十行 様々な職業業種の総称
●三班六房
・三班:、壮、快班を指し、何れも差役(老役、賦役)である
・六房:吏、戸、礼、兵、刑、工房を指し、何れも胥吏(小役人)である
明、清時代の州県の役所の小役人や使役の総称。
●三茶六飯 san1cha2liu4fan4 客へのもてなしが行き届いていること
●三対六面 san1dui4liu4mian4 双方の証人、取次人がいる状況で、手続きを行ったり事情を説明したりすること
●三姑六婆 san1gu1liu4po2 正業以外の職についている女性。
・三姑:尼姑(尼)、道姑(道教の尼)、卦姑(八卦見)
・六婆:牙婆(周旋屋)、媒婆(仲人)、师婆(巫女)、虔婆qian2po2(やりてばば)、薬婆(薬売り)、穏婆(産婆)
これらの女性が出入りすると、その家にろくなことがないと言われた
●三街六巷 大通りや横丁の総称
●三六九等 いろいろな等級。千差万別
●三媒六証 san1mei2liu4zheng4 昔、婚姻は父母が取り仕切ったが、仲人の紹介が必要であった。事を処理するのに丁重であること。
●三十六策,走為上策,三十六計,走為上計 三十六計、逃ぐるに如かず
●三頭六臂 san1tou2liu4bi4 三つの頭と6本の腕。非常に優れた能力を持っているたとえ。三面六臂。
●三推六審,三推六問 繰り返し尋問する。一再ならず取り調べる
●身懐六甲 shen1huai2liu4jia3
・六甲:上帝が物を造った日。女性が妊娠したことを指す
●四不拗六 si4bu4niu4liu4 少数の人の、大多数を説得することのできない意見を指す
・ 拗不過:相手の意見や意志を変えさせることができない。説得できない
拗:ひねくれている。片意地をはる
●四清六活 si4qing1liu4huo2 賢くて有能であること
●五合六聚 wu3he2liu4ju4 何度もいっしょに集まること
●五黄六月 陰暦5月、6月の暑い天気を指す
●五脊六獣 wu3ji3liu4shou4
五脊は、中国の建築様式で、屋根の棟から両側に屋根が下り、左右両側は山形の壁に沿って両側に棟が下りたもの(硬山式建築)。六獣は、この左右両側の棟の上の動物の形の飾りで、通常は一つの棟に3つ付き、左右それぞれ片側だけについたものを、その動物の合計で六獣という。こうした、棟を出した建築は、一定の身分、或いは財産があることの象徴とされた。
・成語の五脊六獣は、分不相応な考えをして、びくびくして心が休まらないこと。
●五角六張 wu3jiao3liu4zhang1 話が乱雑で整っていないこと。事が順調に進まないこと。
・角:二十八宿のひとつ。すぼし(角宿)。乙女座の首星スピカを含む部分
・張:二十八宿のひとつ。ちりこ星(張星)。海蛇座の東部。
●五雀六燕 wu3que4liu4yan4 双方の重さがほぼ同じで、釣り合いがとれていること
●五虚六耗 wu3xu1liu4hao4 いんちきをして、人をだますこと
●五顔六色 色とりどり。各種各様
●五音六律
・五音:宮、商、角、徵、羽の五つの音階
・六律:楽器の音程を定める基準古代の音律を指す。
後に、広く音楽を指す。
●五臓六腑 wu3zang4liu4fu3 人体の内臓器官の総称。事物の内部状況の比喩。
・五臓:脾、肺、腎、肝、心
・六腑:胃、大腸、小腸、三焦(舌の下部から胸腔に沿って腹腔に至る部分)、膀胱、胆。
●一退六二五
珠算の割り算に用いる九九の一句で、1を16で割ると0.0625になること。そこから、責任を逃れる、きれいさっぱり断る意味。
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