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オゾンホールって最近どうなってる? NASAが経年変化をグラフ化 202111

2021-11-10 22:52:00 | 気になる モノ・コト

オゾンホールって最近どうなってる? NASAが経年変化をグラフ化
 Sorae より 211110 吉田 哲郎

【▲ 2021年の南極オゾンホールは10月7日に最大面積に達し、1979年以降13番目の大きさになりました。(Credit:NASA Ozone Watch)】

 最近「オゾンホール」の話題はあまり耳にしませんが、いまどうなっているのでしょうか? 消滅してしまった? いえ、そんなことはありません!

NASAとNOAA(National Oceanic and Atmospheric Administration:米国海洋大気庁)は、2021年の南極オゾンホールが10月7日に今年の最大面積に達し、1979年以降で13番目の大きさになったと発表しました。
 南半球の冬が例年よりも寒かったため、オゾンホールが平均よりも深く大きくなり、11月から12月初旬まで存続する可能性が高いと考えられます。

 わたしたちがオゾンホールと呼んでいるのは、毎年9月頃にはじまる南極上空の成層圏のオゾン層が薄くなる現象のことです。
 ちなみに、北極では気象条件のちがいにより、南極のような大規模なオゾン破壊は通常発生しないとされています。

 人間が作り出したフロンなどの化合物に由来する、化学的に活性な塩素や臭素が高高度にある雲(「極域成層圏雲」や「真珠母雲」と呼ばれる特殊な雲)で化学反応により発生します。冬の終わりに南極で太陽が昇ると、太陽光を浴びた塩素や臭素がオゾンを破壊する反応を開始します。

 NASAとNOAAの研究者は、「Aura」「Suomi-NPP」「NOAA-20」に搭載された衛星観測機器を用いて、オゾンホールの成長と崩壊を検出・測定しています。

 今年、NASAの衛星観測によると、オゾンホールは最大で北米大陸とほぼ同じ大きさの2480万平方キロメートルに達し、10月中旬に縮小に転じました。南極大陸を取り巻く成層圏の気温が平年より低く、強風が吹いていたことが、オゾンホールの大きさに影響しました。

 世界的なオゾン監視ネットワークの一つである南極観測所のNOAAの科学者たちは、オゾンゾンデと呼ばれるオゾン測定器を搭載した気象観測気球を放ち、気球が成層圏を上昇する際に変化するオゾン濃度を測定することで、オゾン層の厚さを記録しています。

 極地の太陽が昇るときを見計らって、「ドブソン分光光度計」を使って測定を行います。ドブソン分光光度計は、地表から宇宙空間の端までの間にあるオゾンの総量を記録する光学機器です。
 今年は、10月7日に102ドブソン単位という、1986年以来8番目に低いオゾン総量を記録しました。また、オゾンホールの最大期間中、高度14〜21キロメートルでは、オゾンがほとんど存在しませんでした。

【▲ 1990年代から2000年代初頭にかけての多くのオゾンホールは、9月上旬から10月中旬までの平均オゾンホール面積が、2021年のオゾンホールよりもかなり大きかったことがわかります。(Credit:NASA’s Earth Observatory/Joshua Stevens)】

 2021年の南極オゾンホールは平均より大きいものの、1990年代後半から2000年代初頭のオゾンホールに比べるとかなり縮小しています。
 オゾンホールが改善しているのは、モントリオール議定書(「オゾン層の保護のためのウィーン条約」に基づく議定書、1989年発効)とその後の改正により、オゾンを破壊する有害な化学物質であるクロロフルオロカーボン(CFC)の放出が禁止されたためです。

 もし、現在のフロンガスによる大気中の塩素濃度が2000年代初頭と同程度であれば、同じ気象条件のもとで、今年のオゾンホールは約400万平方キロメートル、さらに拡大していたと考えられます。


Image Credit: NASA Ozone Watch、NASA’s Earth Observatory/Joshua Stevens Source: NASA、気象庁
文/吉田哲郎
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「病気の記憶」だけで炎症が再発すると明らかに 病は気からを研究  202111

2021-11-10 22:39:00 | ¿ はて?さて?びっくり!

「病気の記憶」だけで炎症が再発すると明らかに 病は気からを研究
    川勝康弘  ナゾロジー編集部  より 211110


◆記憶だけで体内で炎症が発生するようです。

 イスラエル工科大学で行われた研究によって、脳には病気を記憶する回路があり、刺激するだけで病気と同じ部位に炎症が発生することが示されました。
 免疫記憶といえば免疫細胞の仕事とばかり思われていましたが、脳も病気を記憶していたようです。

 今回の研究によって、慢性炎症はもとより過敏性腸症候群、自己免疫疾患やアレルギー、さらには学校にいきたくなくて頭やお腹が痛くなる子供まで、心を原因にしたあらゆる症状の解明が進むと考えられます。

しかし、脳のいどこに過去の病気の記憶が蓄えられているのでしょうか?
 研究内容の詳細は11月8日に『Cell』で公開されています。

◆目次
ー記憶だけで内臓に炎症が発生すると判明! 病は気からの原理解明か
ー脳は病気を記憶して備えている

⚫︎記憶だけで内臓に炎症が発生すると判明! 病は気からの原理解明か
 うつ病などの精神病とは関係なしに、好ましくない環境や嫌な記憶を思い出すだけで、人は頭痛が起こり、胃や腸の調子もおかしくなってきます。
 そのような状態に対して、かつては仮病(けびょう)と切り捨てられてられるか「病は気から」と雑な励ましを与えられるだけでした。

 しかしイスラエル工科大学で行われたマウスを用いた研究によって、記憶だけで本当に、内臓に深刻な炎症を起こることが判明します。

 研究はまず、マウスに薬を飲ませて大腸炎や腹膜炎を起こさせ、脳の反応を調べることからはじめました。
 もし脳が免疫にかかわっているなら、体の炎症によって脳の活動パターンになんらかの変化があると考えたからです。

 結果、マウスの島皮質と呼ばれる脳領域で、炎症が起きた部位(腸と腹膜)ごとに異なる細胞群が活発化していることが判明します。

 そこで研究者たちは、マウスが炎症から回復した後に、発見した細胞群を別々に化学薬品を用いて活性化してみました。
 その結果は衝撃的でした。

 大腸炎を起こしていた時に活発化していた脳細胞を刺激すると、それだけでマウスは再び大腸炎になってしまったのです。
 また腹膜炎を起こしていた時に活発化していた脳細胞を刺激した場合でも、マウスはまた腹膜炎を再発したのです。

 この結果は、脳には体の部位ごとに病気(炎症)を記憶する「病気記憶回路」が存在しており、対応する回路を刺激することによって、同じ部位に同じ病気を起こせることを示します。
 炎症は免疫細胞を呼び寄せて病原体を殺すために必要な防護反応ですが、炎症が起きると、その場所は痛みや熱を発し、病として認識されるようになります。

 また研究者たちは、病気を記憶した回路が特定のストレスと結びつき、一緒に刺激されることがありえると考えています。
 そのため、特定のストレスを感じると連動した病気記憶回路が活性化し、ある人は内臓に炎症を起こしてお腹を痛くなり、また別の人では頭痛を感じさせたりするのだと結論しました。

 また脳が免疫系を支配しているのならば、自己免疫疾患や関節炎、アレルギーなどの原因も、ある程度は脳にあると言えます。
 問題は、なぜ直接病原体を攻撃する手段がない脳に、病気になった場所が記憶されており、しかも脳だけで再現する能力があるかです。

⚫︎脳は病気を記憶して備えている
 なぜ脳は病気を記憶し、どうやって再現するのか?

 謎を確かめるため、研究者たちはマウスの病気を記憶している回路がどこと接続しているかを調べました。
 すると、病気記憶回路が自律神経を調節する部位(DML・RVLM)に接続されていると判明します。

 この結果は、特定の病気記憶回路の活性化が自律神経をとおして、関連する体の部位に炎症を起こす「1人相撲現象」を起こしていたことを示します。
 しかし仕組みはわかっても、そもそもなぜ脳が病気を記憶するように進化したのでしょうか?

 研究者たちは、脳は病気を記憶することで、似たような状況になったときに、先行して免疫を活性化させることで、生存に有利に働いたと考えました。

 腐っている可能性のある食べ物、傷口から感染する恐れがある危険な状況など、生存を脅かす状況を脳が検知して、免疫を先行して活性化させ炎症を起こしておけば、生存確率はあがります。
 小さな哺乳類からサルをへて長い進化の末に人間となった私たちにも、同様の仕組みが備わっていても不思議ではありません。

 しかし、炎症の先取は不発すると、痛みや不調をともなった炎症だけを起こす「免疫の1人相撲」となってしまいます。
 学校や職場、人間関係などがトリガーとなった場合、逃げることができずに「免疫の1人相撲」に端を発した炎症が慢性化し、大きな苦痛となる可能性があります。

 また、うつ病や精神病に対して高い耐性がある人でも、脳が自動的に行う「免疫の1人相撲」が防げず、精神よりも先に胃潰瘍や過敏性腸症候群を起こして体調を崩すこともあり得ます。
 さらにトリガーとなる脳の病気記憶回路が、激しい「免疫の1人相撲」を起こしてしまう場合、免疫細胞が土俵(自分の体)を敵と認識してしまい、自己免疫疾患を引き起こしてしまう場合も考えられます。

 研究者たちは今後、トリガーとなる脳の病気記憶回路を遮断したり、「免疫の1人相撲」を防ぐ方法を解明することで、心と体の接続によって起こるあらゆる病気に対して、有効な治療薬が開発可能になると述べています。

 今度「病は気から」と思われる症状が起きた時は、本格的な炎症を起こす前に、無理をせずに体をいたわったほうがいいかもしれません。


◆参考文献
Exploring Psychosomatic Inflammation: How Perception and Memory Can Influence Illness https://neurosciencenews.com/psychosomatic-inflammation-insular-19614/
⚫︎元論文
Insular cortex neurons encode and retrieve specific immune responses https://www.cell.com/cell/fulltext/S0092-8674(21)01223-X?_returnURL=https%3A%2F%2Flinkinghub.elsevier.com%2Fretrieve%2Fpii%2FS009286742101223X%3Fshowall%3D
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ビタミンB2が細胞老化を抑制、神戸大学がメカニズム解明 202111

2021-11-10 20:23:00 | 健康関連

ビタミンB2が細胞老化を抑制、神戸大学がメカニズム解明
  大学ジャーナルオンライン編集部 より211110


 神戸大学の長野太輝助手、鎌田真司教授らの研究グループは老化ストレスを受けた細胞にビタミンB2を添加するとミトコンドリアのエネルギー産生機能が増強され、老化状態に至るのを防止する効果があることを明らかにした。

 老化は体を作っている細胞の老化が一因。老化細胞の蓄積を防ぐとがんや心血管疾患、アルツハイマー病、糖尿病などの加齢性疾患の改善や予防ができるが、副作用などの問題から医薬品の実用化には至っていない。
 低コストで安全な抗加齢薬の実現に向け、研究チームはビタミンB2(リボフラビン)を検討した。

 研究により、ヒト細胞に老化ストレスを与えてもすぐには老化せず、ビタミンB2を細胞内に取り込むタンパク質(SLC52A1)の産生量増加により細胞老化に抵抗性を示す現象を発見した。また、老化ストレスを受けた細胞は一時的にミトコンドリアを活性化するが、活性低下により老化状態に陥ることが分かった。
 そこで、培養液中のビタミンB2含有量を増やすとミトコンドリアの活性状態がそのまま維持され、老化抵抗性も持続。逆にエネルギー産生に働くミトコンドリアを抑制すると、エネルギー不足を検知した酵素AMPKが活性化し、タンパク質p53に細胞分裂を止める指令を出して老化状態に至った。
 ビタミンB2がミトコンドリアを活性化し、AMPKやp53の働きを抑えて細胞老化を抑制することが明らかになった。

 ビタミンB2は食事やサプリメントから容易に摂取でき、過剰摂取しても速やかに体外に排出される。ビタミンB2の細胞老化抑制効果を応用すれば、簡便・安全な加齢性疾患の治療薬としての発展が期待される。
 今後は治療薬の実用化に向け、動物実験でビタミンB2の抗老化効果の検証研究を進めるとしている。


論文情報: 【Molecular Biology of the Cell】Riboflavin transporter SLC52A1, a target of p53, suppresses cellular senescence by activating mitochondrial complex II
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🚶‍♀️…伏見区農道… 211110

2021-11-10 20:03:00 | 🚶 歩く
🚙〜🚉
🚶‍♀️🌂…右岸河川敷…隠元橋…左岸堤防道…同47km碑+…伏見区農道川沿(清水…鷹場…藤ノ木)…東泉寺:南沿…用水路沿(藤ノ木…鷹場…清水…渡シ場)…左岸堤防道47.4km碑…隠元橋…右岸堤防道…>
🚶‍♀️11264歩2kg+131歩

⛅️:隠元橋12℃:風やや強く肌寒い
時折雨:夕焼け◎

夜)🚙〜🚉👭 星空◎


16:17 六日月が青空に




17:19 六日月



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🖼特別展「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」 21/11/13〜22/1/16

2021-11-10 14:19:00 | 〽️ 行事・新案内等 控え

特別展「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」
 EventBankPress より 211110


 カラヴァッジョ(本名 ミケランジェロ・メリージ)《音楽家たち》 1597 年 油彩/カンヴァス ニューヨーク、メトロポリタン美術館 Rogers Fund, 1952 / 52.81

◆メトロポリタン美術館が誇る名画を展示
 アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館。同館を構成する17部門のうち、ヨーロッパ絵画部門に属する約2500点の所蔵品から、選りすぐられた珠玉の名画65点(うち46点は日本初公開)を展覧する。
 15世紀の初期ルネサンスの絵画から19世紀のポスト印象派まで、西洋絵画の500年の歴史を彩った巨匠たちの傑作が、一挙来日。メトロポリタン美術館が誇る至高の名画を、ぜひ堪能しよう。

⚫︎開催日時 2021年11月13日(土)~2022年1月16日(日) 9:30~17:00
備考
⚫︎休館日:月曜日(ただし、1月10日は開館)。年末年始(12月30日~1月3日)。
 災害などにより臨時に休館する場合あり。
  入館は16時30分まで。日時指定予約優先制。
⚫︎会場 大阪市立美術館   大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82
料金 有料
一般2,100円、高大生1,500円、中学生以下・障がい者手帳等所持者(介護者1名を含む)(要証明)
⚫︎アクセス
公共交通:JR・Osaka Metro天王寺駅、近鉄大阪阿部野橋駅下車北西へ400m
車:- 駐車場 なし
⚫︎お問い合わせ
06-4301-7285(大阪市総合コールセンター なにわコール)
⚫︎ホームページ https://met.exhn.jp/
⚫︎イベント備考
日時指定予約優先制(詳細はhttps://met.exhn.jp/ticket/)
※掲載の情報は天候や主催者側の都合などにより変更になる場合があります
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