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🧠「オーガズム瞑想」は脳機能を独特なパターンに変化させる 202111

2021-11-17 22:08:00 | ¿ はて?さて?びっくり!

「オーガズム瞑想」は脳機能を独特なパターンに変化させる
  ナゾロジー より 211117  川勝康弘
    Credit:Canva , ナゾロジー編集部


 瞑想と性感の融合が新たな境地を開くようです。

 米国トーマスジェファーソン大学で行われた研究によれば、カップルが瞑想状態に入りながら女性の陰核を刺激する「オーガズム瞑想」によって、脳の接続性が瞑想と性感が合わさったパターンに変化するとのこと。

 どうやら私たちの脳内では、清らかな瞑想と俗な性感は互いに排他的ではなく、むしろ兄弟のような存在のようです。

 最新科学はスピリチュアルとセクシャルの融合をどのように解き明かしたのでしょうか?

 研究内容の詳細は11月11日に『FrontiersinPsychology』にて掲載されています。

◆目次
「オーガズム瞑想」は脳機能を独特なパターンに変化させると判明!
人間の脳は清濁同根

⚫︎「オーガズム瞑想」は脳機能を独特なパターンに変化させると判明!
 瞑想と性感は正反対の概念であるように思えて、両者には共に「恍惚」という共通点が存在します。

 瞑想を行っているときの脳は決して無活動ではなく、ときには激しい報酬系の活性化を引き起こし、世界との一体感や深い感情をともなった「恍惚」の状態を引き起こします。
 また性感も単なる報酬系の活性化だけではなく、震えるような高揚感をとおして、やはり「恍惚」の状態に至ります。

 しかし近年に至るまで、両者の融合について、科学的な側面から分析されることはまれでした。

 そこで今回、トーマスジェファーソン大学の研究者たちは、瞑想と性感を融合させた「オーガズム瞑想」を行っているときの脳活動を調査することにしました。
 通常の瞑想が呼吸などに集中する一方で、オーガズム瞑想は体の感覚に集中することになります。

 今回女性を刺激する男性は、主に指に感じる女性の陰核の触感、そして刺激される女性は自らの陰核の感覚に一心不乱に意識を集中させます。
 それでいて、オーガズム瞑想法では絶頂が目的とはされず、瞑想のように体の感覚に集中し続けることが最も重要視されます。

 調査にあたってはまず、20組の健康な男女が集められました。

 実験が開始されると各カップルはプロトコルに従って、瞑想状態に入りつつ、男性が女性の陰核を絶え間なく15分間にわたって刺激し、その後MRI(核磁気共鳴法)を使って脳の活動が測定されました。
 結果、刺激される女性だけでなく刺激しているだけの男性でも、集中力と開放感そしてゾーンやフローに関係する前頭葉において、通常時とは大きく異なる変化がみられました。

 また世界や空間との一体感に深く関与するとされる頭頂葉にも大きな変化がありました。

 興味深いことに前頭葉と頭頂葉でみられた活動パターンは、瞑想時に観察されるパターンと一致する部分がみられたのです。
 さらに感情的な中心である側頭葉の一部や報酬系(ドーパミン領域)の活性化もみられました。
 これらは性感と瞑想の双方に関係することが知られています。

 以上の結果は「オーガズム瞑想」が瞑想と性感のハイブリッド状態であり、また瞑想時の脳活動と性感に従事しているときの脳活動の両者が、互いに関連していることを示します。
 脳科学の観点からも、瞑想と性感は「似て非なるもの」ではなく、兄弟のような関係にあったのです。

⚫︎人間の脳は清濁同根
 今回の研究により、歴史的な対立関係にあった瞑想と性感が、脳の内部では共存共栄していることが示されました。
 脳から瞑想に従事している部分を取り去れば性的快楽はもはや発せず、逆に性感にかかわる部分を排除すれば瞑想は成り立ちません。

 人間の脳は瞑想と性感を同時摂取することが可能な、清濁同根な非常に器が広い臓器なのでしょう。
 研究者たちは今後もオーガズム瞑想の解明に努め、精神的な症状への治療として応用することも考えています。

 もし近くにスピリチュアルとセクシャルを併せ持つようなパートナーがいるなら、オーガズム瞑想を試してみるのもいいかもしれません。


◆参考文献
‘Orgasmic Meditation’ Alters Brain Function https://neurosciencenews.com/orgasmic-meditation-brain-function-19640/
⚫︎元論文
Alterations in Functional Connectivity Measured by Functional Magnetic Resonance Imaging and the Relationship With Heart Rate Variability in Subjects After Performing Orgasmic Meditation: An Exploratory Study https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpsyg.2021.708973/full
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京都大学、高温超伝導線の交流損失を20分の1に低減しモーターなどの超伝導化に道を拓く 202111

2021-11-17 21:27:00 | 気になる モノ・コト

京都大学、高温超伝導線の交流損失を20分の1に低減しモーターなどの超伝導化に道を拓く
TeckCrunch より 211117 tetsuokanai


 京都大学は11月16日、高温超伝導線に交流の磁界中で発生する「交流損失」を1/20に抑えることに成功したことを発表した。
 液体水素や液体窒素などの比較的高い温度で超伝導状態になる高温超伝導線は、大量の電気を効率的に流すことができるため、モーターなどの電気機器の高効率化やコンパクト化に貢献すると期待されているが、交流損失の問題が実用化のハードルになっている。

 この研究は、京都大学工学研究科の雨宮尚之教授と 古河電工グループからなる研究グループによるもの。
 交流の磁界の中で高温超伝導線を使うと、細い磁束の線「磁束量子線」が超伝導体の中に浸入し、それが移動するときに摩擦熱のようなものが発生する。そして、交流の磁界内で交流損失と呼ばれる損失が生じる。また高温超伝導線は、局所的な不良や外からの干渉によって超伝導状態が破れたり、それによって線が損傷したりすることもある。
 そのため、超伝導状態を保つ「安定性」と破損を防ぐ「保護性」を備える必要があるのだが、これまで、交流損失の低減と、安定性と保護性の両立は難しいとされてきた。

 そこで研究グループでは、高温超伝導線の薄膜状の超伝導体を細いフィラメントに分割(マルチフィラメント化)することで、磁束量子線の移動距離を短くして交流損失を小さくした。さらに、フィラメントに短い部分があるなどして超伝導状態が破られないよう、銅メッキを施して電流が問題部分を迂回できるようにした。こうすることにより、標準的な薄膜高温超伝導線に比べて交流損失は約1/20に抑えられた。



 現在、研究グループでは、この銅メッキした超伝導フィラメントを細い芯のまわりに螺旋状に巻きつけることで、数十mにもなるマルチフィラメント薄膜高温超伝導線「SCSC」(ダブルSC)ケーブルの開発を進めている。
 SCSCケーブルを使うことで、より高い密度で交流電流を流せるコイルが実現する。そうなれば、軽量コンパクトで大出力なモーターを作ることができるため、船舶や航空機の電動化や、風力発電機の軽量化による大容量化など、脱炭素に貢献できるとのことだ。
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🎶 協奏曲:バッハ、ベートーヴェンなどの偉大なる名曲トップ10 202111

2021-11-17 21:18:00 | 🔟 番付色々🆚

協奏曲:バッハ、ベートーヴェンなどの偉大なる名曲トップ10
 Discover music com より 211117


 バッハ、ベートーヴェン、モーツァルト、ラフマニノフなどの作曲家による、名曲を収録したベスト・コンチェルトをご紹介する。
 協奏曲(コンチェルト)は、大小すべての楽器のために、すべての形式と規模によって提供されているが、どれが最高なのだろうか?我々は議論に議論を重ね、偉大な協奏曲のリストを作成した。スクロールして、バッハからバルトークまでのトップ10の協奏曲のセレクションをご覧いただこう。ただし必ずしもこの順序である必要はないのだが…

🎶ベスト・コンチェルト:偉大なる名曲トップ10🎶
___
10.シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
 このセレクションでは、ヴァイオリンの出番が多くなっているが、ベスト・コンチェルトのリストはシベリウスの作品なしでは完成しないだろう。作曲家は、自分自身がヴィルトゥオーソ・ヴァイオリニストになることを切望していたが、実現することはできなかった。

 この身の毛もよだつような作品は、1904-05年に書かれた彼の唯一の協奏曲であり、彼の復讐であったと、少し意地の悪い言い方をする人もいる。終楽章はかつてドナルド・トーヴィーに「北極熊のためのポロネーズ」と評され、曲全体がシベリウスの生まれ故郷であるフィンランドの氷で輝いているかのようだが、この協奏曲の圧倒的な個性、独特の音世界、ソリストへの全面的な挑戦は、数ある協奏曲の中でも最も素晴らしいものの一つである。

9.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番
 基本的にラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は完璧であり、非常に優れた協奏曲の一つである。最初の一音から最後の一音まで栄光に満ちている。ソリストとオーケストラの理想的な融合、ジェットコースターのように激しく揺れ動く感情、そして壮大な音楽的主張に織り込まれたインスピレーションに満ちたテーマはどういうわけか、あなたの心を奪い去る力があるのだ。

 1900-01年に作曲されたこの作品は、不幸にもセルゲイ・ラフマニノフが交響曲第1番の初演に失敗し、数年にわたる創作活動の妨げとなっていたことから生まれた。ラフマニノフは医師のニコライ・ダーリ博士のもとで催眠療法を受けて立ち直ることができたため、作品を博士に捧げた。9位に甘んじているのは、あまりにも当然の選択だからであろう。

8.ヴィヴァルディ:四季 🎶
 ヴィヴァルディの《四季》は、誰もがよく耳にしているがゆえに、この作品がいかに素晴らしいものであるかを忘れがちだ。4つの協奏曲が一つになったこの作品は、それぞれの協奏曲に季節が割り当てられており、各曲が3つの楽章を持っている。そしてそれぞれの楽章に、春の鳥のさえずり、夏の雷雨、真冬のアイススケート選手の緊張した滑りなど、音楽が示す情景を描いた詩が添えられている。

 1725年にアムステルダムで出版されたが、その8、9年前にヴェネツィアで書かれた《和声と創意の試み(Il cimento dell’armonia e dell’inventione)》という協奏曲集の一部であり、和声、アイディア共に革新性に富んだ作品である。

7.ハイドン:トランペット協奏曲 🎶
 太陽のように明るい作曲家によって最も明るい楽器が使用されたハイドンのトランペット協奏曲を好きでないという人がいるだろうか?1796年に書かれたこの曲は、ハイドンの友人であり当時高名なトランペット奏者であったアントン・ヴァイディンガーのために作られたものである。

 ヴァイディンガーは名演奏家であると同時に楽器製作者でもあり、全音域で半音階的を演奏できる有鍵トランペットを開発している。彼の開発した楽器は、現在のバルブ(息の通り道を切り換える装置。演奏中に管の長さを変えることで半音階の演奏を可能とする)付きのトランペットの先駆的存在と言えるだろう。3楽章からなるこの協奏曲は、ハイドンらしい活気と叙情性をもっており、ハイドン特有の輝くような音色を最大限に発揮している。そしてそれは演奏者にトランペットの歌心と輝かしい音色を披露するための貴重な機会を与えているのだ。

6.エルガー:チェロ協奏曲
 チェロの澄んだ音色と優れた表現力は、感情を高揚させる音楽を書く作曲家にしばしば大きな刺激を与えてきたが、エルガーも例外ではなかった。彼の哀愁を帯びた協奏曲は、チェロという楽器の多様性を最大限に発揮しているだけではない。壮大さや高貴さを見せる瞬間を、疑いや憧れ、苦悩によって相殺するという、作曲家独自の音楽的言語を象徴するものとなっている。

 この作品は、1919年に作曲されたエルガー最後のオーケストラのための大作である。十分なリハーサル時間が取れなかったために初演は失敗に終わり、現在のような人気曲として定着するまでには数十年の歳月を要した。この曲の人気は、ジャクリーヌ・デュ・プレの有名な録音と、クリストファー・ヌーペンによるドキュメンタリー映画でのデュ・プレの演奏に負うところが大きい。

5.バッハ:ブランデンブルク協奏曲 第5番 🎶
 バッハの6つのブランデンブルク協奏曲のどれもが、私たちのセレクトしたベスト・コンチェルトのリストにランク・インするのは当然のことである。それぞれの協奏曲が、オーケストラのトゥッティと、それぞれの曲で異なる編成の独奏楽器群(小協奏部ともいう)のためのものである。第5番では、ヴァイオリン、フルート、チェンバロが登場し、チェンバロが目まぐるしいカデンツァを奏でる。

 このカデンツァはその後数十年、実際にはこの先何世紀もすべてのカデンツァの原型となっているように思える。作曲の時期は明らかになっていない。バッハは、1721年にブランデンブルク=シュヴェート辺境伯クリスティアン・ルートヴィヒに献呈するためにこの協奏曲を書き上げた(そのためにこのタイトルがついている)が、それよりも数年前、ヴァイマルで仕事をしていたときに書かれた可能性も指摘されている。

4.バルトーク:管弦楽のための協奏曲 🎶
 この協奏曲にはソリストがいない。オーケストラのすべての楽器がそれぞれヴィルトゥオーソとして扱われており、オーケストラ全体の能力も、壮大で、雰囲気があり、時に驚くような発明がなされた5つの楽章の中で強調されている。バルトークは、オーケストラの各楽器セクションをソリストのように扱ったことから、このタイトルを用いたと語っている。

 この作品は、彼にとって実用的な意味を持つものだった。バルトークは家族と共に1940年、戦争で荒廃したヨーロッパからアメリカに渡ったが、そこでの暮らしは苦しく、指揮者のセルゲイ・クーセヴィツキーからボストン交響楽団の委嘱作品として依頼を受けたことは、彼にとって大きな喜びであった。そしてクーセヴィツキーとボストン交響楽団によって、1944年12月に《管弦楽のための協奏曲》が初演された。それ以来、バルトークの最も人気のある作品の一つとなっている。

3.ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 🎶
 ロマンティックな協奏曲の「軍馬」の時代に到達したブラームスのヴァイオリン協奏曲は、基本的に無敵である。壮大なスケールと感情の幅広さを持つこの作品は、ヴァイオリンが可能とする名人芸的な技巧だけでなく、何よりも音色の美しさを引き出しているのだ。

 第1楽章の展開部での深く豊かな重音奏法や、荘厳な緩徐楽章でのオーボエとのデュエットでの凝縮された歓喜に耳を傾けてみてほしい。この協奏曲は、ブラームスの親友で、1879年にライプツィヒで世界初演を行った当時最大のヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒムのために書かれた。躍動的なハンガリー風舞曲によるフィナーレは、ブラームスの親友の故郷に対する明確な賛辞である。

2.モーツァルト:クラリネット協奏曲 🎶
 間違いなく、モーツァルトほどクラリネットのために華麗な曲を書いた作曲家はいないだろう(ブラームスやプーランクはそれに匹敵するが)。彼の手にかかると、この楽器はまるでホットチョコレートのようにその音色を溢れさせる。モーツァルトはあらゆる場面で楽器の特性を最大限に引き出し、まるでオペラ歌手の歌声のように(おそらくメッゾ・ソプラノのように)、泡立ち、混ざり合い、語る能力を強調するのだ。

 モーツァルトのクラリネット協奏曲は、協奏曲の中でも最も偉大な作品の一つだが、もともとはバセットホルンのために作られたものであった。モーツァルトの《レクイエム》で際立って特徴的なその非常に暗い音を響かせていたこの楽器の名手、アントン・シュタードラーのために作られたもので、1791年10月にプラハでK.622として初演された(ただしバセットホルンではなくクラリネットで)。モーツァルトの遺作の一つで、死後に出版された。穏やかなアレグロ、穏やかで優しい緩徐楽章、そしてたまらなく楽しいフィナーレの3つの楽章で構成されている。

1.ベートーヴェン:《皇帝》協奏曲
 ベートーヴェンの最後のピアノ協奏曲である《皇帝》は、どうしても本リストのトップに置かざるを得ない。この曲は刺激的で、独創的で、名人芸的で、挑戦的で、忘れがたいという、協奏曲に求められるものをすべて備えているのだ。1809年から1811年にかけて作曲されたこの曲は、ベートーヴェンの5つのピアノ協奏曲の中で唯一、ベートーヴェン自身が演奏していない曲である。

 ちなみに、この曲は皇帝とは関係なく、当時のベートーヴェンの主要なパトロンであったルドルフ大公に捧げられたものである。カデンツァは珍しいことに、第1楽章のアレグロの冒頭に置かれている。緩徐楽章はソリストと柔らかい響きを奏でる弦楽器の後光が天上の交わりであり、フィナーレは「歓喜の歌」といえるほどの価値をもった春の歩みを感じさせてくれる。


⚫︎おすすめの録音
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリと、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ウィーン交響楽団によるベートーヴェンの《皇帝》協奏曲の録音。

ピアニストのアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリと、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮のウィーン交響楽団という巨匠たちが、ベートーヴェンの《皇帝》協奏曲の史上最高の演奏を披露している。

「偉大なピアニストによる偉大な演奏」—グラモフォン・クラシックミュージックガイド(2010年)

Written By uDiscover Team
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🚶‍♀️…槙島…ユニチカ…平等院表参道…橘島… 211117

2021-11-17 20:07:00 | 🚶 歩く
👫⇄Alp(買物)
🚶‍♀️…右岸堤防道…宇治川高架橋…槙島町(郡…幡貫…北内…薗場:ユニチカ外周沿)…武田病院外周沿…JR宇治駅構内抜け…宇治淀線…平等院表参道…平等院前🍁…橘橋…橘島…朝霧橋…朝霧道…京阪宇治駅前…お茶と宇治歴史公園…右岸堤防道…>
🚶‍♀️11169歩2kg

☀️:散歩日和,風心地よく
室温23℃迄上る,洗濯日和乾き良く。
平等院前:紅葉🍁見頃:遠足👀
宇治川JR橋梁を👀
 宇治橋袂の天ヶ瀬ダム放流計が19m3/sと表示が
  琵琶湖が14年振りの定水位で大変とあるのに放流?
   それもたった19m3‼︎ 100以上の表示は見た事あるが…
    びっくり!

🌔十三夜月;木星🪐金星👀


平等院前の紅葉



お茶と宇治歴史公園


十三夜月と夕陽

夕陽



JR宇治橋橋梁:複線化
宇治川左岸側

橋梁全景

宇治川右岸側











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量子コンピューターがもたらす変革--大きな影響が見込まれる8分野 202111

2021-11-17 11:21:00 | なるほど  ふぅ〜ん

量子コンピューターがもたらす変革--大きな影響が見込まれる8分野
 Daphne Leprince-Ringuet (ZDNet.com)より 翻訳校正;川村インターナショナル


 現在、世界中の巨大企業が量子コンピューティングプログラムを立ち上げて、各国政府が量子の研究に資金を注ぎ込んでいる。量子コンピューターは、有用性がまだ証明されていないシステムであるにもかかわらず、間違いなく大きな注目を集めている。

 その理由は、量子コンピューターが(まだ成熟には程遠いものの)最終的にはコンピューティングの全く新しい時代を切り開くと予想されているからだ。その新時代においては、複雑な問題を解決する際に、ハードウェアが制約にならなくなり、従来のシステムだと何年も、あるいは何世紀もかかるような計算を数分で完了することが可能になる。

 より効率的な新素材のシミュレーションから、株式市場の変動予測の精度向上まで、ビジネスへの影響は巨大なものになる可能性がある。本記事では、主要組織が現在模索している量子コンピューティングのユースケースを8つ紹介する。これらは業界全体の現状を一変させる可能性を秘めた用途だ。

⚫︎1. 創薬
 創薬は、分子シミュレーションとして知られる科学分野に部分的に依存している。分子シミュレーションとは、分子内の粒子の相互作用をモデル化することで、特定の疾患を撃退できる構造を作り出す試みだ。

 それらの相互作用は極めて複雑で、多様な形状や形態をとるため、分子がその構造に基づいてどのように振る舞うのかを正確に予測するには、膨大な量の計算が必要になる。

 これを手作業でやるのは不可能だ。また、問題の規模が大きすぎて、古典コンピューターでは対応できない。むしろ、70個の原子しかない分子のモデル化でも、古典コンピューターでは最大130億年かかると予想されている。

 こうした理由から、創薬には非常に長い時間がかかる。科学者は多くの場合、試行錯誤のアプローチを採用し、標的の疾患に多数の分子をテストして、成功する組み合わせが最終的に見つかることに望みをかける。

 しかし、量子コンピューターはいつか、分子シミュレーションの問題を数分で解決できる可能性を秘めている。多数の計算を同時に実行できるように設計されているため、分子を構成する粒子間の極めて複雑な相互作用のすべてをシームレスにシミュレーションすることが可能で、科学者は有効な新薬の候補を短期間で特定できる。

 そのため、現在の救命薬は発売までに平均10年かかるが、設計の期間が短縮され、費用効率が大幅に向上するかもしれない。
 これに製薬会社が注目している。2021年に入って、ヘルスケア大手のRocheがCambridge Quantum Computing(CQC)と提携してアルツハイマー病研究の取り組みを支援すると発表した。

 小規模企業もこの技術に関心を持っている。たとえば、合成生物学のスタートアップMenten AIは、量子アニーリングを手がけるD-Waveと提携し、最終的に治療薬として使用する新しいタンパク質の設計に量子アルゴリズムを活用する方法を見つけ出そうとしている。

⚫︎2. より高性能な電池の開発
 自動車への電力供給から再生可能エネルギーの貯蔵まで、電池はグリーン経済への移行をすでに支えており、その役割は今後も拡大する一方だろう。しかし、現在の電池は決して完璧ではない。まだ容量が限られていて、充電速度にも限界があるので、常に適切な選択肢にはならない。

 解決策の1つは、電池の製造にもっと適した新素材を探すことだ。これも分子シミュレーションの問題であり、このケースでは新しい電池素材の候補になりそうな分子の振る舞いをモデル化する。
 したがって、医薬品設計と同様に、電池の設計でも膨大な量のデータを扱うため、古典デバイスよりも量子コンピューターに適した作業だ。

 そのため、ドイツの自動車メーカーDaimlerはIBMと提携して、さまざまな環境における硫黄分子の挙動のシミュレーションに量子コンピューターがどう役立つかを評価しようとしている。両社の最終目標は、現在のリチウムイオン電池よりも高性能で、長時間持続し、コストを抑えたリチウム硫黄電池を開発することだ。

⚫︎3. 天気の予測
 現在の最先端のスーパーコンピューターは膨大な演算能力を有しているにもかかわらず、天気予報(特に長期間の予報)は、まだ残念なほどに正確さに欠ける。その理由は、気象現象が無数の形で発生するため、古典デバイスでは正確な予測に必要なすべてのデータを取り込むことができないからだ。

 一方、量子コンピューターは、分子内で起きるすべての粒子の相互作用を同時にシミュレーションしてその挙動を予測できるとされているように、無数の環境要因が組み合わさって、大嵐やハリケーン、熱波を生み出す仕組みをモデル化できる可能性がある。

 また、量子コンピューターは関連するほぼすべてのデータを一度に分析できるため、現在の天気予報よりはるかに正確な予測を生成できるだろう。これは、次の屋外イベントの計画を立てるときに便利なだけでなく、政府による自然災害への対策の強化や、気候変動の研究にも寄与するかもしれない。

 この分野の研究はそれほど注目を集めていないが、量子コンピューターの可能性を詳しく探ることを目的とした提携がいくつか実施されている。たとえば2020年には、欧州中期予報センター(ECMWF)がIT企業Atosとの提携を打ち出しており、Atosの量子コンピューティングシミュレーターを利用して、量子コンピューティングが将来の天気予報や気候予測に与える影響を調べている。

⚫︎4. 銘柄の選定
 JP Morgan、Goldman Sachs、Wells Fargoはいずれも、量子コンピューターによって銀行業務の効率を改善する可能性を積極的に調査している。これは、大きな金銭的メリットを得られる可能性があるものとしてよく提示されるユースケースだ。

 この技術で銀行の活動を支援する方法はいくつか考えられるが、すでに有望視されているのは、「モンテカルロシミュレーション」として知られる手法に量子コンピューティングを適用する方法だ。

 モンテカルロ法では、金融資産の価格を決定する際に、関連資産の価格の経時変化を基準にする。つまり、さまざまなオプションや株式、通貨、商品に内在するリスクを考慮する必要があるということだ。結局のところ、モンテカルロ法とは基本的に、市場がどのように進化していくかを予測するものであり、関連するデータが多ければ多いほど精度が向上する。

 Goldman Sachsが量子コンピューティング企業QC Wareと共同で実施した調査によると、量子コンピューターの前例のない演算能力は、モンテカルロ計算を最大1000倍高速化する可能性があるという。さらに明るいニュースとして、Goldman Sachsの量子エンジニアがアルゴリズムを微調整し、早くも5年後に利用可能となる見込みの量子ハードウェアでモンテカルロシミュレーションを実行できるようにした。

⚫︎5. 言語の処理
 研究者は何十年も前から、古典コンピューターに意味と単語を関連付ける方法を教えて、文全体を理解させようと試みてきた。言語の性質を考えると、これは非常に大きな課題だ。言語はインタラクティブなネットワークとして機能するものであり、文は個々の単語の意味の「総和」ではなく、全体として解釈しなければならないことが多い。それに加えて、皮肉やユーモア、含意も読み取らなければならない。

 そのため、最先端の自然言語処理(NLP)の従来型アルゴリズムでさえ、基本的な文の意味を理解するのに苦労することが未だにある。しかし、研究者は現在、量子コンピューターが言語をネットワークとして表現するのに適しているか、そして、より直観的な方法で言語を処理できるかを調査している。

 この分野は量子自然言語処理(QNLP)として知られており、Cambridge Quantum Computing(CQC)が重点的に取り組んでいる。同社はすでに、文を量子回路上でパラメーター化し、その文の文法構造に応じて単語の意味を埋め込めることを実験で示している。CQCは先頃、文を量子回路に変換できるQNLP用ソフトウェアツールキット「lambeq」をリリースした。

⚫︎6. 巡回セールスマン問題の解決を支援
 セールスマンは、訪問する必要のある都市のリストと各都市間の距離を与えられ、移動時間が最も短く、交通費が最も安いルートを考えなければならない。単純そうだが、「巡回セールスマン問題」は、多くの企業がサプライチェーンや配送ルートの最適化を試みる際に直面する問題だ。

 セールスマンのリストに新しい都市が追加されるたびに、考えられるルートが増える。多国籍企業の規模となると、目的地や車両の数が膨大で、期限が厳しい可能性が高く、問題が大きくなりすぎて、古典コンピューターでは妥当な時間内に解決することができない。

 たとえば、エネルギー大手のExxonMobilは、海を渡る商船の日々のルートを最適化しようとしている。同社では5万隻以上の商船が1隻あたり最大20万個のコンテナーを運んでおり、運搬する商品の価値は総額14兆ドルにのぼる。

 この課題に対処する従来型アルゴリズムは、すでにいくつか存在する。しかし、検討すべきルートが膨大な数であることを考えると、これらのモデルはどうしても単純化や近似に頼らざるを得ない。そこで、ExxonMobilはIBMと協力し、量子アルゴリズムでもっと良い成果が得られるかどうかを調べた。

 量子コンピューターは一度に複数の計算を実行できるため、さまざまなルートをすべて同時に調べられる可能性がある。古典コンピューターは選択肢を1つ1つ順番に評価していく必要があるが、量子コンピューターは最適なルートを格段に早く見つけられるだろう。

 ExxonMobilの結果には期待を持てそうだ。ハードウェアが改善されれば、IBMの量子アルゴリズムで従来型アルゴリズムより優れた結果を得られる可能性があることが、シミュレーションで示されている。

⚫︎7. 交通渋滞の緩和
 街の信号機のタイミングを最適化して、信号待ちの自動車の台数や1日の時間帯に合わせて切り替わるようにすれば、車両のスムーズな流れや、交通量の多い交差点での渋滞の回避に大きな効果があるだろう。

 これも、古典コンピューターには難しい問題だ。変動要素が増えれば増えるほど、最適な解決策が見つかるまでにシステムが計算しなければならない可能性が多くなる。しかし、巡回セールスマン問題のケースと同様に、量子コンピューターはさまざまなシナリオを同時に評価して、最適な結果を非常に速やかに見つけ出せる可能性がある。

 Microsoftはこのユースケースに、豊田通商、そして量子コンピューティングのスタートアップJijと協力して取り組んでいる。研究者たちは、シミュレートされた都市環境で、量子からヒントを得たアルゴリズムの開発に着手し、交通渋滞の緩和を目指している。最新の実験結果によると、このアプローチによって移動中の待ち時間を最大20%短縮できる可能性があるという。

⚫︎8. 機密データの保護
 現代の暗号技術は、アルゴリズムによって生成された鍵を利用してデータを暗号化しており、その鍵へのアクセスを許可された者だけが、メッセージを復号化することができる。そのため、これには2つのリスクがある。ハッカーが暗号鍵を傍受してデータを解読するリスクと、強力なコンピューターを使用して、アルゴリズムによって生成された鍵を予測しようとするリスクだ。

 その原因は、従来のセキュリティアルゴリズムが決定論的であることだ。特定の入力が常に同じ出力を生成するため、相応の演算能力があれば、ハッカーが結果を予測できてしまう。

 このアプローチには途方もなく強力なコンピューターが必要であり、暗号技術の短期的なリスクであるとは考えられていない。しかし、ハードウェアの性能が向上しているため、将来のある時点で、より安全な暗号鍵が必要になる、とセキュリティ研究者らは警戒を強めている。
 したがって、鍵を強化する方法の1つは、鍵を完全にランダムで非論理的なものにする、すなわち数学的に推測できなくすることだ。

 突き詰めていくと、ランダム性は量子の振る舞いの基本的な特徴の1つだ。たとえば、量子プロセッサーを構成する粒子は、全く予測できない振る舞いをする。そのため、この振る舞いを利用すれば、どんなに強力なスーパーコンピューターでもリバースエンジニアリングが不可能な暗号鍵を決定することができるだろう。

 乱数生成は、すでに商用化に近づいている量子コンピューティングの用途の1つだ。たとえば、英国を拠点とするスタートアップNu Quantumは、量子粒子の振る舞いを測定して一連の乱数を生成するシステムを完成させつつあり、それらの乱数を使用することで、より強力な暗号鍵を作成できる可能性がある。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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