先日大阪府の内水面委員会の視察のときに、地すべりで有名になった、亀の瀬を見学させていただきました。その時に頂いた資料を皆さんにも見てもらいます。
ご存知でない方のために、この亀の瀬というのは大阪府と奈良県との境目にあり
北側を生駒山地、南側を金剛山地にはさまれた谷あいにあります。
大和川の上流の奈良県には156本の支川があり奈良県の王寺町で1本の大きな川となり、亀の瀬から大阪へ流れていきますこの亀の瀬は大和川の水が奈良から大阪へ流れるたった一つのでぐちなのです、ここが地すべりしやすい地質であるために、昔から大きな災害が何度も起きています。
この亀の瀬の対策を約50年間かけて行ってきましたそのお陰で現在は殆どなくなりましたが、亀の瀬が地すべり地帯であることは永遠に変わりません。
この地すべりの前触れが1931年9がつごろからあったのですが、11月に柏原市の峠
地区を中心に大量の土の塊が大和川にむかって滑り始めました。つぎの年にはJRの関西本線の亀の瀬トンネルが崩れて通れなくなりました。
それから11ヶ月の間、人々は1kmの間、トンネルの上に作られた橋を歩かなければなりんませんでした、そして関西本線は地すべりを避けるために新しいルートを作られました。
この亀の瀬の地すべりにより大和川がはんらんしたときの水害の予想として書かれているのは、地すべり対策をしないでいて、亀の瀬地すべりにより15Mの高さでせき止められていた、大和川の水が流れ出したときは、大阪府だけで約5400ヘクタールに氾濫が発生すると、予想されています。
この数字は甲子園球場4000個以上の広さです、この大阪における地盤高さを、
亀の瀬の大和川の水面から比べると10mから以上の差がありますので、それだけでもタイj変な被害が出ることでしよう。