この50年掛けて完成した地すべり対策事業は世界誇りうる地すべり防止技術で、
大きく分けると2つありまして。
1、として、「土や水の動きをやわらげる工事」で、代表的な工事の方法ととして、滑りやすい土を取り除く「排土工」・水を集める巨大な井戸である「「集水井工」・集めた水を大和川に流す「排水トンネル工」・地中の水を集める「集水ボーリング工」があります。
2、として「土の動きを力ずくで止める工事」で、代表的な工事の方法としてはすべり面の下の固い地層まで深く杭を打ち込む「深礎工」と「鋼管杭工」があります。
上の写真が杭の見本ですが大きさは直径6,5mあります鉄筋の太さは国産最大の51mmとの事です
亀の瀬の地すべり対策工事は、この2種類の工法を組み合わせた最新の技術を使った世界最大規模の工事です。
少しボケていますが白く写っているのがコンクリートの杭です。その上にあるのは鋼管杭です。
このコンクリートの杭は長さが100mもあります、本数は主力の物55本を含めて 170本が配置されてます。
写真は以前の関西線トンネルの埋まった所のものです。
下の左側が昔のトンネルの入り口です右は調査のために作られたトンネル
最近のトンネルではこのようなレンガ積みは無いですが昔の人の知恵による2種類の積み方が見えます。
トンネルが埋まっている所です。