第2番所 大師手植えの長命杉に願いを込めて
日照山 極楽寺
-御詠歌-
極楽の弥陀の浄土へ行きたくば南無阿弥陀仏口にせよ
一番と同じ鳴門市にあり、同じ町内で、西に1キロ程のところにある
美しく広々とした庭園、
大師手植えの長命を願う「長命杉」
そしてお釈迦様の足跡と言われる「仏足石」がある極楽寺
札所を打ち始めたbかりの遍路も、
この寺でさっそく弘法大師の足跡を身近に感じることだろう。
瓦葺2層で朱塗りの仁王門は、門内部の白壁といいまだ新しそうだ。
朱塗の柵には、ワラ草履が数足くくりつけられている。
この草履は仁王の健脚にあやかりたい人が奉納するそうで、そういえば左右の仁王像は
筋骨隆々で、たくましい脚をしている。
仏法を守るために、邪鬼を踏みつけるのだから確かに健脚には違いない。
日照山の由来は本尊から発する光が海までをも照らし
漁の妨げにもなったので鳴門の長原卿の漁民が寺の前に
小山を築くと再び大漁になったというところから来ている。