友人の長嶋氏のたどった旅より書いています「解説は昭文社の旅の森より」
第3番所 大師が掘り当てた「黄金の井戸」を持つ寺
亀光山 金泉寺
-御詠歌-
極楽の宝の池を思えただ 黄金の泉澄みたたえたる
巡錫中の弘法大師が、水不足に悩む地元の住民のねがいに答えてほったのが「黄金の井戸」だ。
水を飲むと長寿になるとか、
この井戸が金光明寺を金泉寺と改めて諸堂を整えたと伝えられているそしてこの寺の
名前の由来にもなっている。
水は今も湧いていてこの水を飲むと長寿になるとか、井戸に顔が映れば、3年は死ぬことはない
との事で、お遍路は我先に顔を映しては「あー映った、あと3年は大丈夫」と笑う。
「発心の道場」の阿波では、足慣らし、足固めが大切な修業である。
何しろこれから先1400Kmの道を歩き続けるのだから、
ここで十分に足を慣らしておかなければいけない。
1番札所から3番札所までは足慣らしといわれ、札所から札所までの距離は近い。
ここには弁慶が持ち上げたと言われる力石も残っている、
寺の裏の庭園に、弁慶石と呼ばれている岩石がある、
伝説によると屋島攻めに向かう義経がこの寺で一服した時に、力試しとして持ち上げさせた石
という。