日頃よく読んでいる刑事ものから、一度違ったものをと山田智彦作の600ページからなる
上下2冊の単行本と、中年の女性に人気の渡辺淳一作の「夜の出帆」を買いました。
「秀吉暗殺」という題名の本。
私はあまりこの手の本は読まないのですがタイトルに惹かれて買いました。
内容は織田信長なきあとの天下統一をまざし日本国はおろか他国にまで兵を派遣したという内容の
豊臣秀吉の足軽から太閤まで登っていく生き様を面白おかしく書かれているその過程で
秀吉が自分の女好きをあからさまに書かれているが、自分の女房たる淀君が石川五右衛門に犯されて
子供が出来たのを自分の子供と思って大喜びしているというような事で最後に五右衛門を釜茹でにするというような物語で、一部は時代の歴史を取り込んでいる本で走り読みの本でした。
その次の古い本で渡辺淳一作の「夜の出帆」は1979年の作品です、この方の作品は僕のイメージは
なんとなくエロチックな男女の絡みが多いという感じの本と思っていますが、
今回読んだこの本は初老の作家が若い女性との出会い、そして最近週刊誌等で書かれている年寄り
とのセックスから目覚めて別の男性に抱かれて2にんの男のあいだを行ったり来たりする心の格闘絡みから分かれていくという、何の事件性もないだらだらと書かれた内容でした。
有名な人の本の割につまらない本でした。
この本が出たときは500円もしたとの事で今買ったのは105円、でしたのでよかった。