雑魚場庵館長よりの便りを
お正月の3ケ日を利用してまとめてもらいました、「鮎」の雑魚場庵にての生活。
15ヶ月と23日も居候していたというこの鮎、大変水槽にての長生きと思いませんか、
私も聞いてびっくりしました。
今度、雑魚寝館の亀井先生に話しをしてみようと思います、亀井先生もたくさんの魚を飼育
されていることで有名な方です、(今はうなぎの先生のほうが有名かな)
平成27年8月2日、三重県雲出川上流の坂本川で「鮎の友釣り」をして、成魚を持ち帰り飼育を
はじめました。
その内の1匹がなんと15ヶ月と23日の自己最長水槽記録を達成しました。
(過去には約6ヶ月の記録あり)
鮎は年魚と言われていますが、5月のゴールデンウイーク頃放流ですから孵化からすれば18ヶ月
位となるでしょか、これほどまでに長きにわたって飼育できたのは自分でも驚きです。
水に流れを加えた低温循環水槽とはいえ都会の2度にわたる猛暑に冷却装置の能力も追いつかない
状態なのに何とか乗り越えてくれました。
一番心配したのはエサのことです、幼魚の頃はプランクトンや水生昆虫を食いながら溯上し、通常
成長するに従い、石についた硅藻や藍藻のいわゆる「アカ」を「ハミ」大きくなっていくのですが、
そのために「アカのついた石」をしょっちゅう取りに言ってるわけにも行かず、また、培養する訳にも
行きません。
「過去にはサプリメントのクロレラ錠剤に手を加えて食べさせていた、
野生の魚を飼い続けるには、まず水槽環境に慣れさせいかに餌付けさすかということが問題です。