蒲焼とステーキ、もとは串焼
「カバやき」の文字は「鈴鹿家記」(応永6年・1399年)の「上座敷14人朝振舞、汁スマシ、コンブ・・・鮒スシ、カマボコ、香物、肴種々」がはじめ。
「大草家料理書」にあるように、はじめは鰻を丸ごと串に刺して焼き、その後切って食べたようだ。
丸ごと串にさした形が川原などの水辺に生える蒲の穂に似ていたから、自然に「蒲焼」となり、そして「蒲焼」といわれるようになったと思う。
色彩的にも茶褐色の地味な色だが「蒲色」というのがある。「かば」は「がま」の意転で、焼きあがった鰻の色合いにも充分あっている。
焼けた鰻が「樺色」だからといわれることもある。樺色は桜の樹皮の色に由来するといわれているが、「樺」の字は借字で、蒲色の名に多く用いられているだけである。
※始めのところの「カバやき」の文字・・・の文章は少し分かりにくいので、また亀井先生に解説していただきますのでよろしく。
写真は珍しいべっ甲飴です。
「カバやき」の文字は「鈴鹿家記」(応永6年・1399年)の「上座敷14人朝振舞、汁スマシ、コンブ・・・鮒スシ、カマボコ、香物、肴種々」がはじめ。
「大草家料理書」にあるように、はじめは鰻を丸ごと串に刺して焼き、その後切って食べたようだ。
丸ごと串にさした形が川原などの水辺に生える蒲の穂に似ていたから、自然に「蒲焼」となり、そして「蒲焼」といわれるようになったと思う。
色彩的にも茶褐色の地味な色だが「蒲色」というのがある。「かば」は「がま」の意転で、焼きあがった鰻の色合いにも充分あっている。
焼けた鰻が「樺色」だからといわれることもある。樺色は桜の樹皮の色に由来するといわれているが、「樺」の字は借字で、蒲色の名に多く用いられているだけである。
※始めのところの「カバやき」の文字・・・の文章は少し分かりにくいので、また亀井先生に解説していただきますのでよろしく。
写真は珍しいべっ甲飴です。