佐藤功の釣ったろ釣られたろ日誌

釣り・釣りの思い出・釣り界のこと・ボヤキ.etc

鰻談・アオウナギの話/続き

2009-12-20 22:20:53 | 日々の思い
蒲焼とステーキ、もとは串焼

「カバやき」の文字は「鈴鹿家記」(応永6年・1399年)の「上座敷14人朝振舞、汁スマシ、コンブ・・・鮒スシ、カマボコ、香物、肴種々」がはじめ。

「大草家料理書」にあるように、はじめは鰻を丸ごと串に刺して焼き、その後切って食べたようだ。

丸ごと串にさした形が川原などの水辺に生える蒲の穂に似ていたから、自然に「蒲焼」となり、そして「蒲焼」といわれるようになったと思う。

色彩的にも茶褐色の地味な色だが「蒲色」というのがある。「かば」は「がま」の意転で、焼きあがった鰻の色合いにも充分あっている。

焼けた鰻が「樺色」だからといわれることもある。樺色は桜の樹皮の色に由来するといわれているが、「樺」の字は借字で、蒲色の名に多く用いられているだけである。

※始めのところの「カバやき」の文字・・・の文章は少し分かりにくいので、また亀井先生に解説していただきますのでよろしく。

写真は珍しいべっ甲飴です。
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鰻談・アオウナギの話

2009-12-19 16:33:26 | 日々の思い
17日(木)、ウナギの話を聞きに行きました。

先日「サカナヘンノヒトタチ」という展覧会の集まりで知り合った亀井哲夫さんが行っている食文化講座です。

場所は追手門学院の大阪城スクェア6階・大手前ホールBで、第2回目とのこと。「亀井先生の、おもしろ関西“うなぎ”食文化講座」で幻のアオウナギについてのお話です。

亀井さんは追手門学院大手前センターの教育参与で、お家で喫茶店を経営し、淡水魚ミュージアムサロンや雑魚寝館の館長もされておられます。

この亀井さんの書かれたウナギのことを下記に写します。

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鰻談・アオウナギを喰らう

ウナギといえば「万葉集」の大伴家持の歌が有名である。

 石麿に われ物申す 夏痩せに 吉といふ物ぞ 武奈伎取り食せ

この歌から武奈伎(ムナギ)、つまりウナギが夏痩せに効く栄養食や強壮薬として
見られていたことが分かる。

実際、不足すると疲れやすくなる。ビタミンB1とか、老化防止に効果のあるビタミンE、そして脳・心筋梗塞の予防に良いといわれる不飽和脂肪DHA(ドコサヘキサエン酸)が多くあって、家持の言うことは当たっている。

ウナギは美味い食物というより薬食に近かったのだろう。「万葉集」の歌以降不思議と奈良平安時代にうなぎは登場してこない。

そして、武奈伎という言葉だが、これには屋根の棟に使う「棟木」とか畑の長い「うね」、さらには「鵜難儀」など色々の説がある。

12世紀の「色葉字類抄」にウナギと出ていて、12世紀以降はムナギとウナギが
混用されるが、17世紀頃にはウナギとなった。
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大阪うまいもん所/ラーメン

2009-12-18 16:01:32 | 日々の思い
初めてラーメンを美味しいなと思って食べたのが大学1年生、昭和34年の頃かなと思うが、大阪の北新地の一角に兄嫁が経営するクラブらしきものがあった。

そこに兄がバーテンとして入っていて、よくシチューなどを作って食べさせてくれた。本人が好きでやっているからまずかったら処分するのでもったいない話でしたが、そうした料理は本当に美味しかった。

店のお客さんもそれを楽しみにしていてお代わりを頼まれるが、絶対にそれは出さなかった、ただし私は別でした。

その近く「空心町」にラーメン店があった。このラーメン店たるや、大変な店で一軒のごく普通の家を改造もしないで営業しているというか、押入れのタナがカウンターになっていたり、表にビールのケースを台にしたテーブルを置いて営業していた。

この店が「空心町ニンニクラーメン」の始まりのようだった。今はこの向かい側に立派な店が2軒も並んでやっているし、アチコチに出店ができ値段も遥かに高くなっているが、よく流行っている美味しい店である。

あと、私は北の茶屋のカッパ横町にある「古譚」(コタン)へよく行った。先日、垂水駅の構内に出店があるのを見ました。ここのラーメンはコラーゲンスープが売りだそうですが、また違う味です。

北の反対側は南、こちらでは御堂筋の「金龍」ラーメンでしょう。夜遅くなると飲んだ帰りの人で立ち食いのようにして御堂筋で食べている有名店。

あと、好きな店としては「揚子江ラーメン」。あっさりとして美味しいので夜中にわざわざ女房と出かけた。ラーメンの上に菊菜が載ってると言うのもおかしい感じですが美味しかった。
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釣り人の死亡事故に思う

2009-12-17 17:02:01 | 日々の思い
11日の夜、北海道の波止で夜釣りをしていた自衛官6人が波にさらわれて亡くなられたとの痛ましい報道があった。

はじめ、プレジャーボートが転覆した事故のようにあったので、釣りをしていて波にあおられたのかなと思ったがそうでなく、ボートで波止に渡り、天気がおかしくなってきて帰ろうとしてボートがひっくり帰ったようだ。

その時、一人だけが波止に飛び帰って助かったという。この防波堤は危険防止のために釣り禁止となっていたと苫小牧港管理組合は言ってる。

この夜はみぞれまじりの悪天候だったというが、自衛官のそうそうたるメンバーがなぜこの様なときに、と首をかしげる。少し無理をして渡ったのであろう。尊い人命がまた、レジャーである釣りで亡くなったのと悲しいことだ。

自然は怖いもの。自然をなめると大変な目に遭う。引き返す勇気が必要です。「ここまで来たのだから」と、つい無理をすることが悲劇を呼ぶ。天候がおかしいと思ったら止めるというのが必要だ。釣りは遊びであることを肝に銘じておきたい。
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納竿会

2009-12-16 15:58:43 | 釣り
6日、私の所属する北摂フィッシングクラブの納竿会が行われた。

当初の予定は三重県梶賀の榎本渡船でしたが、電話を入れると「明日は70人ぐらいの大会の予定になってるが、その中にはいってるのか?」との事なので、「富さん(榎本氏のこと)うちはそのなかにはいってないわ、別口や」というと、「それはえらいこっちや、どうする?」との事。

「そんなに人の多いのなら止めとく、よそに行くわ」といって急遽、会長の藤村氏と山下氏に電話して大引に変更しました。

私にとっては、この間行って横の人に釣られて悔しい思いをしているので、大引は敵討ちに大引は嬉しいところである。

私は横田氏と家が近いので、深夜2時30分頃に出かけようということになり、5時過ぎに現地に着くと、猛烈な風でこれでは船は出ないだろうと話していたら、船頭が来て「今日は中止」と言ってきた。

仕方がないけどこの風では行くとこもく、近くの波止ででも釣りをしようということになり、5台の車がウロウロと走りまわって着いたのが、御坊の発電所の前の波止。

急ごしらえの上物師(寸前まで底物の用意だったので)、もうやる気もないのだが、皆さんの手前、上物の竿を出してやっていたら、根ガガリ。少し横着をして竿
をしゃくったら、竿がパキンと折れた。

「エーッ?!」と驚いたが、ハリスが切れてウキが飛んできてそれがまともに竿に当たり、見事にストライクで折れたのである。それを機会に道具を片付け、今年の納竿会も坊主で終わりました。

この日は副会長の丸小野氏が独り舞台で53センチのチヌを頭に3匹も釣った。他の者は、木之本氏が40センチのチヌと山下氏のヘダイでした。

寒い納竿会の一日でした。
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