佐藤功の釣ったろ釣られたろ日誌

釣り・釣りの思い出・釣り界のこと・ボヤキ.etc

ビッグイシュー日本版 

2011-08-04 21:31:53 | 日々の思い

久しぶりにビッグイシューを買ってから、しまい込んで、忘れていたのが出てきた。

 

いつも、大阪市役所に行くときに淀屋橋のたもとに立つ人から買うのですが、最近、市役所に行く事が無いので買うことが少なくなった。

 

この本のことをしっておられる方が少ないと思いますので、どういう本なのか書きますと、この本は、ホームレスの仕事をつくり、自立を応援することを目的として作られています。

 

本は32頁からなり、1冊が300円でそのうちの160円が販売している方の収入となるとの事です。

 

今号の内容はリレーインタビューに俳優の小日向文世さんの「私の分岐点」という事を大にして書かれています。

 

そしてスペシャルインタビューとして、実話をもとにした映画「127時間」での演技が高く評価されている「ジエームスフランコ」。

学生生活を送りつつ、俳優、監督、作家、画家という多数のぶんやに才能を見せている32歳のインタビューです。

 

この映画は話題になっている実在のロッククライマーが岩にはさまれて、生きるためにどうしたらよいかとのことを描いた映画。

 

特集は「お寺を開く」と題しての、新しい公共空間になりうるか?という事で浄土真宗本願寺派の僧侶の「まつもとけいすけ」氏32歳に大阪生まれの北海道大学公共大学院準教授の「なかじまたけし」氏がインタビューしていること・・・

 

その他ビッグイシューの販売人の事や個人の問題提起などなど・・・・

 

 皆さんも一度買ってみてやってください、少しは人助けになるやも知れません

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亀の瀬のことパートⅢ

2011-08-03 18:28:43 | 日々の思い

この50年掛けて完成した地すべり対策事業は世界誇りうる地すべり防止技術で、 

大きく分けると2つありまして。

 

1、として、「土や水の動きをやわらげる工事」で、代表的な工事の方法ととして、滑りやすい土を取り除く「排土工」・水を集める巨大な井戸である「「集水井工」・集めた水を大和川に流す「排水トンネル工」・地中の水を集める「集水ボーリング工」があります。

 

2、として「土の動きを力ずくで止める工事」で、代表的な工事の方法としてはすべり面の下の固い地層まで深く杭を打ち込む「深礎工」と「鋼管杭工」があります。

 

上の写真が杭の見本ですが大きさは直径6,5mあります鉄筋の太さは国産最大の51mmとの事です

亀の瀬の地すべり対策工事は、この2種類の工法を組み合わせた最新の技術を使った世界最大規模の工事です。

 

 

少しボケていますが白く写っているのがコンクリートの杭です。その上にあるのは鋼管杭です。

このコンクリートの杭は長さが100mもあります、本数は主力の物55本を含めて 170本が配置されてます。

 

 

写真は以前の関西線トンネルの埋まった所のものです。

 下の左側が昔のトンネルの入り口です右は調査のために作られたトンネル

 

最近のトンネルではこのようなレンガ積みは無いですが昔の人の知恵による2種類の積み方が見えます。

トンネルが埋まっている所です。

 

 

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亀の瀬のことパートⅡ

2011-08-02 19:51:06 | 日々の思い

亀の瀬の地すべり対策は、世界に誇る、最大規模の工事で、1962年(昭和37年)

に始まり、2011年{平成23年}3月に完成しました。、約50年からになる長い工事でしたが、その殆どが地下にあり、工事の後で植えられた草木や木々の下で、亀の瀬の地すべりを防いでいます。

 

この地すべりの原因のひとつに地下の堅い地表面(すべり面)の上を水が流れてその上の土が滑りやすい状態になり、地すべりを起こす、

 

 

この地下水を抜き取る工事として「集水井」があります、(約6mぐらい)これは水をあつめる巨大な井戸のようなもので、これに「集水ボーリング」という細い管を、斜めに何本も打ちこみ、これで地下水を集めます。

 

 

この管は小さな穴が何本もあいていて、そのアナから地下水を集めます)そして集水井を通じて排水トンネルにつながり大和川に流されます。

 

この排水トンネルは人間で言えば血管のように亀の瀬の地下に広がってあります。

そのトンネルは1号から7号まであり、そのうちの1本が集めている水の量だけでも

1日平均137トンでお風呂の水にすると、約457個分にもなるという。

 

この排水トンネル工はそんなに大きなトンネルではないのですが、この長さは7,2Kmもあり、集水ボーリングの長さは147kmもあります、又、ここに入ったときには、熱かった外と大変な違い(内部で15度)を感じました。

 

この水を抜く工事とは別に地すべりを止めるための杭に鋼管杭工と深礎工という杭も併用されて工事を行われています。

 

この杭は、私達が知っている町で見かける杭とは比べ物になりません私も建築の仕事をしている関係で少しは分るつもりでしたが、桁違いのものでした。

 

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亀の瀬のことパート1

2011-08-01 19:16:32 | 日々の思い

先日大阪府の内水面委員会の視察のときに、地すべりで有名になった、亀の瀬を見学させていただきました。その時に頂いた資料を皆さんにも見てもらいます。

 

ご存知でない方のために、この亀の瀬というのは大阪府と奈良県との境目にあり

北側を生駒山地、南側を金剛山地にはさまれた谷あいにあります。

 

大和川の上流の奈良県には156本の支川があり奈良県の王寺町で1本の大きな川となり、亀の瀬から大阪へ流れていきますこの亀の瀬は大和川の水が奈良から大阪へ流れるたった一つのでぐちなのです、ここが地すべりしやすい地質であるために、昔から大きな災害が何度も起きています。

 

この亀の瀬の対策を約50年間かけて行ってきましたそのお陰で現在は殆どなくなりましたが、亀の瀬が地すべり地帯であることは永遠に変わりません。

 

この地すべりの前触れが1931年9がつごろからあったのですが、11月に柏原市の峠

地区を中心に大量の土の塊が大和川にむかって滑り始めました。つぎの年にはJRの関西本線の亀の瀬トンネルが崩れて通れなくなりました。

 

それから11ヶ月の間、人々は1kmの間、トンネルの上に作られた橋を歩かなければなりんませんでした、そして関西本線は地すべりを避けるために新しいルートを作られました。

 

この亀の瀬の地すべりにより大和川がはんらんしたときの水害の予想として書かれているのは、地すべり対策をしないでいて、亀の瀬地すべりにより15Mの高さでせき止められていた、大和川の水が流れ出したときは、大阪府だけで約5400ヘクタールに氾濫が発生すると、予想されています。

 

この数字は甲子園球場4000個以上の広さです、この大阪における地盤高さを、

亀の瀬の大和川の水面から比べると10mから以上の差がありますので、それだけでもタイj変な被害が出ることでしよう。

 

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