石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

稲刈り体験と秋野菜の収穫を楽しもう! ※イベントの 募集締め切りました

2020年08月30日 | 田んぼ・お米作り講座
稲穂が垂れ始め、穂先から黄金色になってきました。風が吹いている田んぼは美しく、穂がゆらゆらする風景は気持ちが穏やかになります。夕方は田んぼに吹く風は心地よく、傾いた日差しが更に田んぼの黄金色を際立たせます。
昨日は田んぼの畦の草刈りを夕方5時過ぎから開始。日中は暑すぎて出来ません・・・。何度となく田んぼに立つかかしに驚く自分。下を向いて草を刈っているとそばに立つものに驚くものです(笑)。春過ぎから何度も繰り返す草刈りも、稲刈り前にあと一回行えば最終回になるかな。草刈りをしたあぜと田んぼはやはり絵になります。スイスの農業研修後は観光立国のスイスの放牧・牧草地などの美しい手入れをされた農地の影響を受け、日本の農業も景観を保つ事が役割だと思うようになりました。多くの方が、我が家の田んぼを見て季節感や郷愁、心が安らぐ気持ちになっていただければ嬉しいです。見ていただく事も励みです!
先日、日本の食料自給率38パーセントというお話を聞いて「あれ?ついこの間は40%だったのに」と驚きました。数年で2%も簡単に下がってしまうという事は危機的なものも感じます。お米離れも要因の一つです。お米は野菜と違い八十八もの工程を経て出来る作物だと言われています。「用水の掃除」「肥料散布」「田起こし」「あらしろ」「代かき」「籾まき」「苗つくり」「田植え」「草取り」「草刈り」「水を張ってからはほぼ毎日の水の管理」「入水」「排水」「機械の準備」「稲刈り」「かけ干し」「脱穀」「乾燥」「籾摺り」「計量」「精米」・・・かなり省いても作業は手間暇がかかる作物です。そして貯蔵ができる保存食です。日本人の主食なのですから、体験を通してぜひ子どもたちにも沢山食べてもらいたいです。今年は春の時点で「お米つくり講座」の募集が出来なかったので単発講座になりますが、大空のした子どもたちが思いっきり身体を動かし「体験」そして稲刈りという「働く」ことも経験してもらえればと思います。ぜひ、稲刈りを体験して「お米」に興味を持ってください!


【日 時】10月10日(土)雨天中止 ①9時の部 9時集合、10時半ごろ終了予定 ②10時部 10時集合、11時半頃終了予定(体験活動後1時間は自由にお過ごしください。)
※各回10家族限定
※天候等開催の判断に迷う時はブログに掲載します。ブログを見てからお越しください。また、電話でお問い合わせください。

【参加費】 お1人 2,500円(2歳から・同伴者も含む)入園・稲刈り体験・野菜収穫体験(ラッカセイ1株・さつまいも1株のお土産付)

【持ち物】グリップ付き・すべり止め付きの手袋、長袖、長ズボン、収穫物を入れるビニール袋 2~3枚、飲み物、帽子、など
※稲の穂がチクチクしてかゆくなることがあるので、肌はなるべく出さないように。
※稲刈り専用ののこぎりガマを使用します。怪我のないように十分注意して使用しましょう。

【体験の流れ】受付集合➡説明➡稲刈り(1家族に1本鎌を渡します)、わらで刈り取った稲を束ねる➡掛け干しする➡刈る・干すの繰り返し➡開始から30~45分で稲刈り終わり➡畑へ移動・ラッカセイとさつま芋の収穫➡終了後は1時間ほど自由にお過ごしください。虫取り可、お弁当持参もおすすめです。畑・田んぼ・庭のお好きなところでお食べ下さい。(作業をしている場所への立ち入りはご遠慮ください)

【申込み】① 代表者氏名と参加人数 ② 連絡の取れる電話番号 ③ 希望の部・時間 ④ 駐車場利用の有無
※申し込みは先着順になります。
※当日の検温、マスク着用のうえお越しください。なお体調不良の方は参加をご遠慮ください。
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「かかし」がいます

2020年08月15日 | 田んぼ・お米作り講座
今日の参加は1組。コロナ禍、高温注意報とお出かけを控えている方が多いので仕方がないですね。我が家の体験の広場は裏山から吹く風が天然扇風機。大屋根の下は涼しく感じます。
かかしは2体制作、仲良く並んでいます。稲穂の出てきた田んぼに映えます。日に日に稲穂も垂れて、様子が変わっていきます。
今年は収穫数が少ないスイカですが、「甘い!」です。日照不足は糖度に影響しなかったようです。そのスイカも食べていただき活動終了。「都会の田舎」、「田んぼとかかし」、「スイカ」、・・・我が家の活動が夏休みの思い出の1日になっていただければ嬉しいです。

しかし、この暑さ。作業が捗りません。早朝と午前のみの作業になっています。本日はボランティアさんと秋冬野菜のポットに種まきをしました。
ブロッコリー、白菜、キャベツ、レタス。高温と強い日差しのため怖くて、屋根の下から出せないです。困ったものです。
少し暑さが落ち着いたら、畑のお手伝いをしてくださる方大歓迎です。「東京都広域援農ボランティア」に登録をお願いいたします。

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お米の花 田んぼの色が変わります

2020年08月11日 | 田んぼ・お米作り講座
バラつきはありますが、お米の花が咲いています。もち米は少し遅れて咲き始めます。
白く小さな花が咲くころは、田んぼの色が明るい緑色に変わってきます。濃い緑から明るい緑になり段々と黄金色になるのです。

只今用水の水はかけ流し状態。これほど高温だと、流れる水で水温が上がらないようにします。でも、どの状態が正しいのかはわからず取り合えず花の時期は水が必要という事なので。
花が咲き終わったら、また水を抜いて水田から畑田に徐々に切り替えていきます。

田のそばは流れる水の音が涼しげです。トンボも多く見かけるようになりました。この暑さがいつまで続くか・・・稲刈りに向けこのまま順調であることを願います。

※15日のかかし作りの参加者、募集中です。
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田んぼの中干し

2020年07月24日 | 田んぼ・お米作り講座
【訂正】
7月14日のブログ、ブルーベリー園開園時期について。
7月と書くところを8月と書いてしまいました。ごめんなさい、例年通りですので只今開園中です!

「中干し」
毎日のように雨が降り、太陽のない梅雨でした。それでも、稲の苗は成長して3・4本の苗は分げつして20本近くになりました。肥料のせいか、天候のせいか…分げつの進んでいない株も多いのですが只今中干しの最中です。田んぼの水はずーっと張っていると思っている方も多いと思いますが、今は水を入れないで、田に亀裂が入るくらいまで待ちます。土壌中に酸素を送り根を健全に保つことと、余分な分げつを抑制する目的で行います。その後は水を入れたり止めたりを繰り返します。田を干して、稲の根を水根から畑根に徐々に変えていくのです。

早い時は八月上旬にはお米の花が咲きます。花が咲きそうになる少し前には中干しを終えなくてはいけません。今年は田んぼの中干しをしても乾くという状態にはならなそうですが、来週にはまた水を入れ始めます。

今日は田んぼの畦の草刈りをしました。お日様が出ていなくても草は伸びる事、伸びる事。稲が周辺の雑草に負けないように3週間に1度は刈らないといけません。このサイクル、少し間を空けてしまうと伸びすぎて草刈りしにくくなります。だから、今日は刈りにくかった・・・です。
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じゃがいも堀り体験は最後です!

2020年07月17日 | 田んぼ・お米作り講座
●日時 7月19日(日)10時30分集合11時30分ごろ解散予定
※1時間ほど畑で遊びOK 
※雨天中止 開催の判断に迷う時はブログまたは電話でご確認ください
●持ち物 収穫物を入れるビニール袋  作業用手袋 水筒 帽子 ほか 暑さ対策を忘れずに!
●収穫セット料金 2,000円
~じゃがいも堀り4株(2品種)、早生ブルーベリー200g摘み採り体験、玉ねぎ3玉付き(農園で収穫済みのもの),
モロッコインゲン・ニンジン(ラベンダーは終了しました)
●タイミングが良ければ、出来る収穫体験 ・・・収穫セットを申込みした方限定。
トウモロコシ収穫体験 4本1,000円 
枝豆収穫体験 4株1,000円
●参加・入園料 お1人500円(2歳から)
●申込み 18日のお昼ごろまでにメールでお申し込みください。
①代表者名前 ②参加希望日と希望時間 ③収穫セット数・参加人数 ④駐車場利用の有無

じゃがいもの地上部の葉っぱはすっかり枯れて、かまぼこ状に盛られた土のみが目立つジャガイモ畑です。今年は特にじゃがいもの皮がきれいです。だから、皮つきのお料理をお勧めしています。
いつまでおいて置けるモノでもなく、来週中には全て収穫しないと。収穫のお手伝い大募集です!ひたすら掘り上げる仕事です。(平日の午前中、出来れば畑の土が乾いたころが良いが)
日照不足・長雨。作物の育ちに段々影響が出てきています・・・。
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田植え 終わりました!

2020年06月07日 | 田んぼ・お米作り講座
今年は田んぼのすべてが機械植え。何十年ぶりのことでしょう。田植えの体験を受け入れ30年ほど、常に毎年田植えの時期には大勢の方が体験に訪れにぎやかな声が聞こえていました。今年は静かな田植えとなりました。

「これで大丈夫?」と心配していた田の状態も良く、苗が倒れたり硬くて植わらない事もなく。時々田植え機が苗を上手くつかんでくれない事もありましたが・・・3時ごろには終了。なかなか田植え機が真っ直ぐに植えられない技術面もありますが、分げつが進み葉が沢山になるころには全く気にならなくなるので問題なしです!
お手伝いをしてくれた方々、ありがとうございました。補植(機械が植えられなかった箇所を補う)が一番大変だと思います。

1週間くらいは田んぼの水位はなるべく深めにキープ。雑草が生えるのを抑制します。東北方面は水位を深くして寒さから守る意味もあるらしいです。ところ変わればで、情報は沢山あるのですが東京の田植情報は全くないので我が家流。

大変多くの方が足を止め、田んぼを眺めていきます。自転車に子どもを乗せた親子、老夫婦、高齢のご婦人・・・。「田んぼの苗が育つ様子を俳句に読みました」とお話しする方も。田んぼのある風景が、皆さんの心に響く場所である事を嬉しく思います。

今年は田んぼの情報をホワイトボードに書いてみようかと計画しています。とりあえず、1回目は「6月6日田植えをしました」です。
ブログを読んだ下さる方には田植えが無事終わった、ご報告です。
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明日は田植え

2020年06月05日 | 田んぼ・お米作り講座
今年は荒代かき(1回目のトラクターかけ、雑草を埋めかき混ぜる・泥と水をなじませる)、本代かき(2回目田の土をトロトロにします)を各3日に分けて行いました。20アールほどの面積ですが、半日もトラクターに乗っていると限界。泥が動いてしまうので、超低速なので計6日も乗る事に(最終日だけ旦那様が担当)。トラクター作業はもちろん肥料散布、トラクターが田んぼに入る時のブリッジ掛けも、田んぼを平らにするトンボも1人作業(あっつ息子が2日ちょこっとお手伝い)・・・しかし田植え前の準備が大変は承知しているつもりでしたが1人作業の辛さをヒシヒシ感じました。
今日は苗を移動する作業は農園の方にお手伝いをお願いして、3人で行いました。やっぱり効率が良い!とてもありがたいです。

「これで水の状態は良いのかな」「トラクターの速度は?回転は?」聞きたくても教えてくれる人はおらず不安だらけの作業でしたが、とりあえず田植えが出来る状態までになりました。

明日、田植え機のトラブルなど起きないことを願います。また助っ人も多いので気持ちが楽です。夕方から雨予報?田植えの日は無風が良いので天気も心配。
よし、がんばるぞ。
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田植え準備、荒代

2020年05月27日 | 田んぼ・お米作り講座
例年なら、「お米つくり講座」の日程にあわせて苗にビニールトンネルをかけて温度をあげて生育することもあるのですが今年はそのまま。苗の生育に合わせて田植えをすることにしました。人間の都合に合わせるのでなく、作物の都合に合わせることができるのはちょっと嬉しい。

先日、田んぼの周りに水持ちをよくするための『くろ付け』をしました。これは練った泥をペタペタ水際に泥の壁を作るあぜ塗りのことです。義兄曰く農作業の中で1番きつい仕事だと・・・。水を含んだ泥は重たく、足はとられるし転ばないように踏ん張るので全身疲労が半端ない!
上手にできたかはさておき、人力箇所と「あぜ塗り機」との併用でどうにか1日かからずに終わりました。

あぜが塗れると本格的に田んぼ一面に水を張り『荒代かき』をします。田起こしの後、水を張った田んぼをトラクターがけします。田起こし後の粗い土の塊をほぐすこと、田んぼを平らにすること、除草の意味があります。トラクターに乗っていると、ミミズが結構いるな・・・カモが縄張り争いしていたり・・・セキレイが田んぼにいる虫をついばんでいたり。彼らの自然界に自分も身を置いているような気分です。後ろを振り向きながら、深さをみながらと試行錯誤の田んぼ内のコース取りです。平らにすることに集中しすぎてかき混ぜすぎてしまったような。大丈夫かな?
田植えの2~3日前には『代かき』を行います。もう一度、トラクターかけをしますが今回は田んぼが平らになることが目的。田植えの際、平らでないと水が均一にならないからです。荒代かき過ぎているようだから、さらっと仕上げてつじつまを合わせるか・・・。

田植えの予定は6月6日です。今年は申し訳ありませんが、田植え体験は行いません。見学は道路からできますので、お時間ありましたらお越しください。また2番茶摘みと大根抜き体験、庭先販売でお野菜をどうぞ。

※【2番茶摘みと大根抜き体験】
日 時 6日、7日 10時集合 12時まで畑でお過ごせますのでお弁当持参ください。 
料 金 お1人1500円(摘み採りしない同伴者は500円)
    大根抜き 1本200円
持ち物 紙袋(お茶の葉が蒸れないように)、長袖・長ズボン・帽子・飲み物 他
申込み 5日お昼ごろまでにメールで。①代表者お名前、②人数の内訳(参加、同伴)、③駐車場の利用の有無
      
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育苗中、苗の色が変わりました

2020年05月19日 | 田んぼ・お米作り講座
苗の色が緑になり、この先は背丈が20㎝くらいになるまで育苗します。
「青田から飯になるまで水加減」
と言うことわざがあります。本来は田植えをしてからの青田だと思いますが、私からすると育苗から既に水加減が常に気にしなくてはいけないところ。
気温が高く水の蒸発が多い時は多めに水を入れ、雨が沢山降る予報があれば田に多くの水が入らないように水を止めます。とにかく、苗が乾いて水切れを起こすのはもってのほか、水が常に保たれている状態をキープです。しかし、ただ泥の土手を作っただけの場所ですから水はどこからともなく抜けてしまい・・・。「!」水がないっという事がしばしば。

朝昼晩、常に水加減を気にしています。




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育苗箱をならべた様子

2020年05月15日 | 田んぼ・お米作り講座
籾まきから12日ほど、籾は発芽したので重ねていた育苗箱を田んぼに並べます。まんべんなくお日様の光を浴び、乾くことなく水に浸るように箱を並べます。
田んぼは平らでないので、なかなか平らに並べるのは大変。更に、川から引き込む水の量が多いとまだ小さな苗は水没するし。度々、田んぼに水の様子を見にいきます。
並べた初日は、白い軟弱の苗も数日たつと青々葉が緑色に。その頃には水没の心配もないほど、成長します。

カモのつがいが早速飛来。「石坂家の田んぼに水が入った!」と、どこで見ているのでしょう。
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