石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

お餅つき

2017年02月09日 | 体験講座
1月は幼保園などほぼ毎週がお餅つきの日でした。
お餅は一年中、お店で売られていますが我が家では冬の食べ物です。
つきたてのお餅は市販品のお餅とは違う風味や食感があります。テレビのCMのような伸びるお餅ではありません。お水の加減で違ってくるようですが、商品でないので「かさまし」する必要がない分お水は手水程度。もち米の味がするのです。
最近は若いお母さんの経験不足?なのでしょうか。「お餅は子どもがのどに詰まらせるから食べさせない」というお話を聞きすごく驚いてしまいしました・・・。でも、つきたてお餅を食べた人の感想を聞くと市販品のお餅は伸びるので、のどに詰まらせやすいかもしれません。
「ぺったんこ!ぺったんこ」と大きな声で子どもたちはお父さんを応援します。お餅つきは共同作業。大勢の人の手があってできる作業です。子どもたちも周りからの掛け声で「ぺったんこ!ぺったんこ」と重たい杵を持ち上げます。この一体感が大人も子どももお餅をつきあげた達成感、食べておいしい満足感、食べすぎなくらい食べても消化が良い有難い食べ物ですね。お餅つきは日本の伝統行事や文化、伝統食なので次世代にも続いて欲しいと思います。

昨日は大学生の方々が農園に体験に来ました。普段は都会での学生生活ですから、東京なのにこの田舎な感じに驚いた様でした。あと何年かしたらパパママになる彼らたち。親になった時にその子どもたちにもぜひ農家と農業を身近に感じる体験をさせてほしいです。「虫がダメ・嫌い」「土は汚れるからイヤ」「日焼けしたくない」は独身時代だけの言葉にしてくださいね。子どもたちの興味や行動の可能性を親が狭めてしまうような気がします。せめて農業体験に来た時だけは、どっぷり子どもにお付き合いください・・・。

一昔は3kと言われた仕事。汚い・きつい・キケン?…今でも汚れる作業だし、外作業は暑いし寒いし、今時期手は荒れてひどいし、何も変わらないですよ!最近は農業は素敵ってプラス印象ばかりですが農業の大変さや苦労も伝えられたらと思います。
コメント
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