石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

お米つくり講座 田植えの様子

2021年06月09日 | 田んぼ・お米作り講座
今年は梅雨入りが遅く、田植えの講座の天気に気を揉むこともがなく良かったです。
初めての方も、毎年参加の方も、ブランクがある方も・・・今年は例年の半分の人数で田植えを行いました。
苗を植えるる事が田植えのスタートではありません!と言う訳で、春の田起こしや籾種をつける様子、用水の堀さらいなどスライドで説明。田植えの前の準備があるから、今日の田植が出来るのですよと知ってもらう事が大事だと思っています。

田に苗を植えたら、苗は根を張り成長していきます。参加者の方には苗が水を張った時に浮いてしまわないように・・・・とか、苗を折らないように・・とかあまりに苗の本数を多く取ってしまったら3・4本にしてください・・・などかなりうるさく指導いたしましたが。皆さんが植えた苗は、今年の稲の収穫量に影響します。真剣に丁寧に農家の気持ちになって植えて下さりありがとうございました!
子どもたちも一生懸命、ぬかるむ田に足をとられながらの田植え。この苗が今後どう成長するのか、見当もつかないような小さな子も泥んこの経験だけでも良いのかなと思っています。あとから「あの場所はお米作りをする田んぼだったんだね」と記憶と知識がつながるためにも。

田植えが終わると、これからは水の管理が始まります。田に水が必要な時期には水の調整をして、必要のない時期には水を抜いて。昨日のような急な大雨の時は急いで水取口に行き田への入水を止めたりと。・・・青田から飯になるまで水加減・・ということわざもあるんですよ。何事も加減が大事という事です。

オタマジャクシも活発に田を泳ぎ、夜になるとカエルの大合唱。カモは田植え直後は苗が定着していないので飛来はご遠慮いただきたいですが、来てしまうものは仕方がない。彼らが倒した苗の補植はやれるだけやります・・・・。定着後は苗の間をスイスイ移動する姿に田んぼ作りのパートナーのような親近感も。田に生える水草を足でかき混ぜる事で生えにくくする除草作業的な役割もしてくれているのです。

次は第2回目が「稲刈り」です。間が空いてしまうので補講(別途)8月8日ごろに≪お米の花の観察とかかし作り≫を計画しています。ブルーベリーの摘み取り時期でもありますので、田んぼの様子を見にお越しください。
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