試合の振り返りは後程として、ショッキングな敗戦によって若干放心状態だったため、セレモニーの振り返りも支離滅裂になるやも知れません。そこのところはご容赦ください。
2022シーズン、J2リーグ第41節が行われ、ファジアーノ岡山は因縁の相手ブラウブリッツ秋田によって、又しても昇格に「待った」をかけられました。
「1-2」の逆転負け。勝ち越しを狙って前がかりになっていたとはいえ、今季は何度もビデオのようにカウンターで失点しています。失点シーンはセットプレーかカウンターに因るものばかりで、ポゼッションサッカーを得意とする相手には強いのですが、ロングボールや俊足の選手に裏抜けされると簡単に失点してしまいます。この課題を克服しないとJ1昇格を果たせませんし、もし昇格したとしてもすぐに落ちてしまうでしょう。
まあ、それは別の機会に述べるとして、ホーム最終戦セレモニーの様子をご紹介します。
最初にファジ一筋11年のチーム最古参、関戸のご挨拶からスタートしました。
せっきーは流経大から2012年にファジに入団し、若い頃はテクニックで鳴らしたMFでした。本人も言っていたようにそれができなくなりつつあった時、当時の長澤監督から「ハードワークの大切さ」を教えられて変わったそうです。
長くファジの為に頑張ってくれてありがとう。「軽い」「弱い」「消極的」と何度も悪口を言ってごめんなさい。天才肌の選手だったのが、地味なトレーニングを重ねるのはしんどかったでしょうね。お疲れ様です。まだ、現役を続けたいのだと思います。移籍先が決まると良いですね。
そして、喜山の挨拶。
きーやんは10代の若い頃、2007年に東京ヴェルディから当時中国リーグにいた地方の弱小クラブのファジに来てくれました。当時は練習環境も試合環境も劣悪で本当に驚いたことでしょう。そんな苦しい時期を経て、「今年JFLに昇格できなければクラブが消滅する」かも知れない危機を乗り越え、JFLからJ2へと昇格する原動力になってくれました。若い頃のきーやんは「話しかけないでオーラ」が物凄くて、取っ付きにくい選手の代表格でしたが、一度ファジを離れて松本山雅FCではJ1昇格も経験し、再び2017年にファジに戻ってきてくれました。2017年と2018年はキャプテンとしてチームをまとめてくれ、中心選手として活躍してくれました。通算で10年間をファジとともに過ごしてくれた功労者です。
やはり、現役続行を希望しているようなので一旦ファジを離れることになるでしょうが、機会があればまた帰ってきてください。
ファジの独身会長でもあったきーやん。これからの人生に幸あれと祈ります。
木山監督の挨拶。
確かに負け試合のあとですから、何となく気まずい空気感は感じますが、昇格がなくなった訳ではなく、まだ挑むチャンスが増えたと前向きにとらえているように感じました。
リーグ最終節のアウェー、東京ヴェルディ戦に勝ってリーグを締めくくり、プレーオフを2試合ホームでできるアドバンテージをフルに生かして、J1の16位チームがどこになるかは分かりませんが、現行のJ1参入プレーオフ制度では初のJ1昇格チームになってもらいましょう。
まだ、シーズンが続くことを楽しみながら、あと1ヶ月を戦いましょう。
最後は選手が場内を一周してサポーターに挨拶、お礼をしました。勿論、制約のある現状では思ったようなファンサービスもできませんが、気持ちが伝わって来るだけで充分です。
あとは勝ってくれることが一番嬉しいことですから。
金山主将の挨拶があって、記念撮影へ。
リーグ戦のホームゲームは終わりますが、プレーオフがあと2試合あります。勿論、勝てばですが、負けることを想定して戦う人はいませんから、勝つ為に全力で応援しましょう。
今季が笑って追われますように。頑張りましょう。
次節の味スタですが、行く予定でいます。飛田給でお会いしましょうね。
お疲れ様でした。