利用率に関係なく健康保険証廃止マイナカード一本化で厚労相
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https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2024041801001276
※以下、引用です。
武見敬三厚生労働相は18日の参院厚労委員会で、マイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせた「マイナ保険証」の利用率に関係なく、12月に現行の健康保険証を廃止し、マイナ保険証に一本化すると述べた。政府は12月2日から健康保険証の新規発行を停止し、廃止すると既に決定している一方、3月のマイナ保険証利用率は5.47%と低迷している。
武見氏は、廃止後も最長1年間は現行の健康保険証を使える猶予期間があり、マイナ保険証を所有していない人には「資格確認書」が発行されると説明。「利用率にかかわらず、12月以降の医療機関受診に支障が生じるとは考えていない」と強調した。共産党の倉林明子氏への答弁。
利用率も利便性も関係なく、利権にまみれ外圧に屈したマイナンバーカードに健康保険証を紐づけて、個人情報は海外へ駄々洩れで、不利益こそあれ誰にもメリットのない制度変更が簡単に進められていくのであれば、既に国としての形態すら消滅しつつあります。
これまで投入された税金をドブに捨てても譲ってはいけないものは存在します。これも譲ってはいけない事柄の一つです。
そもそも、役所の本来行うべき主要業務をAIに委ねてしまうなら、もう公務員はいらないことになります。組織や法人は常に人手不足を発信していますが、その裏で失業者が減少することもありません。人手がそんなに足りないならそれらの業務をAIに全委譲しますか? 人が介在するからミスが起きるのだから、人手を介さず機械化してAIに任せてしまえば良いでしょう。彼らの主張は本末転倒です。
同じことを健康保険証に当てはめるなら、保険証を目視確認するのが人だからミスが出るという彼らの主張が既に破綻しています。AIならミスしないとしても、そのもとになるデータを入力するのが人であれば、そこでミスが発生すればAIがミスを見抜くことができるでしょうか?
人がミスするのを前提とした制度の下に行われている作業がどれだけ危ういことかを考えれば、今の政府や政治家を安易に信用することが最も危険ということになります。マイナンバー制度が日本を滅亡に導くことであっても、外圧に抗えない政治家たちにそれを阻止するという意識も気概も存在しません。それを主張する政治家がいたとしても抹殺されるだけですから。
利用伸びないマイナ保険証普及へ…医療機関に今度は「最大20万円バラマキ」のトンチンカン
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-1033159.html
※以下、引用です。
厚生労働省は9日、マイナ保険証普及のため、新たな医療機関向けの支援策を導入することを明らかにした。
マイナ保険証の利用者を増やした分に応じて、診療所・薬局に最大10万円、病院には最大20万円を支給する方針。患者にマイナ保険証の利用を呼びかけることを条件とするが、細かい制度設計については10日、発表される。
マイナ保険証の利用は一向に進んでいない。厚労省によると、利用率は昨年4月の6.3%をピークに下がり続け、昨年12月は4.29%まで落ち込んだ。今年に入ってからは微増傾向ではあるものの、3月は5.4%と依然伸び悩んでいる。
全国保険医団体連合会(保団連)事務局次長の本並省吾氏が言う。
「ほとんどの患者さんがマイナ保険証を持ってこないのが現状です。高齢者からすれば機械の操作が複雑ですし、顔認証のエラーやデータの紐づけミスは現在でも確認されている。トラブルを避けるためにもマイナ保険証の利用を控える人が多い。従来の保険証でも資格確認はスムーズに行えるため、現場ではマイナ保険証のメリットは全くありません」
マイナ保険証普及を狙った医療機関向け支援金制度は、今回が初めてではない。今年1月には、利用1件あたり20〜120円を支給する制度を実施。それでも思うように利用率は上がらなかったのだろう。
■何のメリットないのに税金バラマキ
厚労省は新たな支援策の導入について「医療機関にとっては受け取る金額が増える」と説明している。もっと大きなニンジンをぶら下げようということらしい。
「1月の支援金で思うような効果がなかったにもかかわらず、新たに支援金を導入するのは問題です。マイナ保険証が不便だから誰も利用しないという根本原因を、国は全く認識していません。何のメリットもないマイナ保険証のために、われわれの税金がこんなふうに使われていいのでしょうか。それに、マイナ保険証関連のトラブル対応にかかった費用は、10万円や20万円で賄えるものではありません」(本並省吾氏)
金をバラまいたところで、問題は解決しない。
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