台風の影響で中止になっていた第31節の横浜FCとザスパクサツ群馬の試合が一昨日行われ、横浜FCが「1-0」で勝利しました。また、コロナ集団感染の為に中止になった第28節のジェフユナイテッド千葉とヴァンフォーレ甲府の試合は昨日行われ「0-0」のスコアレスドローに終わっています。少しずつ、中止の試合が行われており、スケジュールの面での不公平感は度外視しても、日程は元に戻ろうとしているようですね。コロナの状況が何とも言えないので、今後の試合開催が予定通り行われるかどうかの心配はあるにせよ、今季の最終時点までに試合が完全に消化できるように願っています。
横浜FCが勝ったことで、首位に復帰し勝点が「60」にまで伸びました。2位のアルビレックス新潟が勝点「59」ですから、ファジと自動昇格圏との勝点差は「8」となっています。3位のベガルタ仙台との勝点差は「4」です。ファジの試合消化が1試合少ないので、8/31(水)に行われるモンテディオ山形との再開試合に勝ったとしたら、横浜FCとの勝点差は「6」、アルビレックス新潟との勝点差は「5」ということになり、ベガルタ仙台との勝点差は「1」に縮まって、射程圏内に捉えられます。ただ、これも捕らぬ狸の皮算用ですし、何より次節の横浜FCとの直接対決に勝たないことには何も語ることができません。次節にファジが勝ったとしても上位の優位が変わることはなく、逆にファジが負ければ、横浜FCの自動昇格はほぼ決まりといっても過言ではなくなります。
この大事な一戦に柳を欠いて望まないといけないファジは、相当苦しい状況なのですが、乗り越えないといけません。
その試合を前に現状の暫定順位を確認しておきたいと思います。
その前に改めまして、今季のJ2のレギュレーションを確認します。
J2 試合方式および勝敗の決定
90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は引き分けとする。
◎勝点
勝利:3点、引き分け:1点、敗戦:0点
◎年間順位の決定
リーグ戦が終了した時点で、勝点合計の多いチームを上位とし、順位を決定する。
ただし、勝点が同じ場合は、以下の順によって順位を決定する。
【1】得失点差
【2】総得点数
【3】当該チーム間の対戦成績(イ:勝点、ロ:得失点差、ハ:総得点数)
【4】反則ポイント
【5】抽選
※ 抽選は、昇降格チームの決定等、理事会が必要と判断した場合のみ実施される。
※ 大会日程は現段階での予定のため、変更になる場合があります。
J1・J2の入れ替え
J1における年間順位の下位2クラブがJ2に降格し、J2における年間順位の上位2クラブがJ1に昇格する。
J1における年間順位16位のJ1クラブとJ2における年間順位3位から6位のJ2クラブが参加するJ1参入プレーオフに優勝したJクラブがJ1に残留または昇格する。
J2における年間順位1位から6位のJ2クラブの中でJ1クラブライセンスの交付判定を受けられなかったJ22クラブがあった場合は、次のとおりとする。
・当該J2クラブがJ2における年間順位の上位2クラブとなったとしても、J1に昇格できない
・当該J2クラブは、J1参入プレーオフに参加できない
・J2における年間順位の上位2クラブのうち、J1クラブライセンスの交付判定を受けたJ2クラブが1クラブの場合、当該J2クラブがJ1に昇格し、J1における年間順位の最下位(18位)のJ1クラブがJ2に降格する。
また、その場合のJ1参入プレーオフにはJ1における年間順位17位のJ1クラブが参加する
・J2における年間順位の上位2クラブのうち、J1クラブライセンスの交付判定を受けたJ2クラブがない場合は、J1における年間順位の下位2クラブとの入れ替えは行わない。また、その場合のJ1参入プレーオフにはJ1における年間順位の最下位(18位)のJ1クラブが参加する
J1参入プレーオフに参加する資格を有する、J1における年間順位16位、17位または18位のJ1クラブがJ1ライセンスの交付判定を受けられなかった場合、当該J1クラブはJ1参入プレーオフには参加できない。
J1参入プレーオフの出場資格を満たさないクラブがあった場合でも、J1リーグ戦年間順位15位以上のクラブが繰り下がってJ1参入プレーオフに出場することはなく、また、J2リーグ戦年間順位7位以下のクラブが繰り上がってJ1参入プレーオフに出場することもない。
その他J1参入プレーオフの詳細については理事会が定める「2022 J1参入プレーオフ試合実施要項」によるものとする。
J2・J3の入れ替え
J2における年間順位の下位2クラブがJ3に降格し、J3における年間順位の上位2クラブがJ2に昇格する。
J3における年間順位の上位2クラブのうち、J1クラブライセンスもしくはJ2クラブライセンスの交付判定を受けていないJ3クラブがあった場合は、当該J3クラブはJ2に昇格できない。この場合において、J3における年間順位3位以下のJ3クラブがJ2に昇格することはない。
J3における年間順位の上位2クラブのうち1クラブのみがJ1クラブライセンスもしくはJ2クラブライセンスの交付判定を受けていない場合は、J2における年間順位の最下位のJ2クラブのみがJ3に降格する。
J3における年間順位の上位2クラブのいずれもがJ1クラブライセンスもしくはJ2クラブライセンスの交付判定を受けていない場合には、J2・J3間の入れ替えは行わない。
では、第31節を終えての暫定順位を確認します。
【2022 J2リーグ第31節終了時点 暫定順位】
①横浜FC
試合数 31 勝点 60
17勝9分5敗
得点 49 失点 35
得失点差 +14
②アルビレックス新潟
試合数 31 勝点 59
17勝8分6敗
得点 56 失点 30
得失点差 +26
③ベガルタ仙台
試合数 31 勝点 55
16勝7分8敗
得点 62 失点 43
得失点差 +19
④ファジアーノ岡山
試合数 30 勝点 51
13勝12分5敗
得点 44 失点 31
得失点差 +13
⑤ロアッソ熊本
試合数 31 勝点 48
12勝12分7敗
得点 41 失点 37
得失点差 +4
⑥V・ファーレン長崎
試合数 31 勝点 47
13勝8分10敗
得点 38 失点 33
得失点差 +5
⑦FC町田ゼルビア
試合数 31 勝点 46
13勝7分11敗
得点 42 失点 34
得失点差 +8
⑧モンテディオ山形
試合数 30 勝点 45
12勝9分9敗
得点 43 失点 30
得失点差 +13
⑨大分トリニータ
試合数 30 勝点 43
10勝13分7敗
得点 43 失点 37
得失点差 +6
⑩ジェフユナイテッド千葉
試合数 31 勝点 42
11勝9分11敗
得点 33 失点 32
得失点差 +1
⑪東京ヴェルディ
試合数 29 勝点 40
10勝10分9敗
得点 48 失点 45
得失点差 +3
⑫ヴァンフォーレ甲府
試合数 31 勝点 40
9勝13分9敗
得点 38 失点 38
得失点差 ±0
⑬水戸ホーリーホック
試合数 29 勝点 39
10勝9分10敗
得点 36 失点 33
得失点差 +3
⑭徳島ヴォルティス
試合数 30 勝点 37
6勝19分5敗
得点 32 失点 25
得失点差 +7
⑮ブラウブリッツ秋田
試合数 31 勝点 36
9勝9分13敗
得点 27 失点 38
得失点差 -11
⑯栃木SC
試合数 31 勝点 35
8勝11分12敗
得点 22 失点 31
得失点差 -9
⑰ツエーゲン金沢
試合数 31 勝点 35
9勝8分14敗
得点 35 失点 52
得失点差 -17
⑱レノファ山口FC
試合数 31 勝点 32
8勝8分15敗
得点 32 失点 40
得失点差 -8
⑲大宮アルディージャ
試合数 31 勝点 31
7勝10分14敗
得点 33 失点 48
得失点差 -15
⑳いわてグルージャ盛岡
試合数 31 勝点 30
8勝6分17敗
得点 28 失点 54
得失点差 -26
㉑ザスパクサツ群馬
試合数 31 勝点 27
7勝6分18敗
得点 23 失点 40
得失点差 -17
㉒FC琉球
試合数 31 勝点 27
6勝9分16敗
得点 35 失点 54
得失点差 -19
昇格争いよりも熾烈を極めそうなのが残留争いです。
J3でトップを走っているのがJ2昇格1年目のいわきFCです。このいわきFCがJ2ライセンスを取れるかどうかは未確定ですが、昇格特例で取れるとしたら、藤枝MYFCも昇格圏内に入れば同様に認められる可能性が高まるでしょう。やはり、J2からJ3に降格するのは2チームと考えておいた方が良さそうです。鹿児島ユナイテッドFCや松本山雅FC、愛媛FCの旧J2勢の意地もあるので、昇格してくる2チームは読めません。
ただ、2チームが降格するのであれば、チーム状態のよる部分もありますが、現状14位の徳島ヴォルティス以下のチームは危機感を持っておいた方が良さそうです。20位と21位の間に少し差が開きつつありますけれど、まだまだ1つの勝ち負けで状況が大きく変わることになります。当分は予断を許さない状況です。
ファジとしたら、これからも1つも負けられない戦いが続きます。いや、引き分けすら許されない戦いと言えます。
何が何でも自動昇格レースに食い込む為にも、これまでにも増して応援しましょう。
よろしくお願い申し上げます。
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