◆小沢一郎元代表は3月1日、政治資金規正法違反での強制起訴などを理由に判決確定まで党員資格停止処分とされたことに対する不服申し立てを、秘書を通じて行った。、
不服申し立てが却下されれば、その段階で、すでに会派「民主党・無所属クラブ」からの離脱を申し出ている衆院比例代表単独選出組16人(小沢支持派)に続いて、さらに第2陣「50人」を会派離脱させる。
この「50人」には、旧自由党のメンバーが多数含まれている。先陣隊と第2陣を合わせれば、造反組は66人となる。
衆院過半数は、「240議席」(定数480-欠員2=478→1/2以上)であるので、民主党単独307-66=241(過半数を1議席上回るのみ)。国民新党・新党日本4との連立311-66=245(過半数を5議席上回るのみ)。
しかし、小沢派本体の小沢一郎元代表本人、山岡賢次副代表、田中真紀子元外相、小林興起衆院議員、これにいまは無所属の石川知裕衆院議員、鳩山邦夫元総務相、中島正純衆院議員を加えると7人となる。これだけでも、過半数を割ることができ、野党自民党が菅内閣不信任決議案を提出すれば、賛成に回る。このほか、「隠れ小沢支持」が、最低でも「30人」は堅い。
◆読売新聞YOMIURI ONLINEが3月1日夕、 「党員資格停止処分、小沢元代表が不服申し立て」との見出しで、ニュース配信した。
「民主党の小沢一郎元代表は1日、政治資金規正法違反での強制起訴などを理由に判決確定まで党員資格停止処分とされたことに対する不服申し立てを、秘書を通じて行った。 党常任幹事会と党倫理委員会あての申立書では、2月22日に倫理委での弁明で行った『強制起訴は通常起訴と同視できない』などとする5項目の主張に、党からの回答が『いまだにない』と不満を表明。また、倫理委で『処分の是非、処分内容の軽重を判断し、処分対象行為に対する判断はしない』との発言があったとし、『処分対象の行為の判断なしに処分内容を判断する』ことの不当性を訴えた。そのうえで、5項目への見解を示すよう改めて求めるとともに、常任幹事会で誰が処分に賛成し、誰が反対したかを明らかにすることが『公党の責任だ』とした」
小沢一郎元代表は、原口一博前総務相を「小沢支持派の後継者」にする意向を固めている。だが、いきなり原口一博前総務相を立てると「小沢色」が強くなり、大連立政権を樹立する際、自民党のアレルギーを招く恐れがあるので、原口一博前総務相は、将来の「玉」として温存し、しっかり育てることにしている。
とりあえずは、亀井静香、石原慎太郎、古賀誠、平沼赳夫などのベテランで連立政権をつくり、政権運営することを決めて、新党結成を含めてその準備を進めている。
◆私の3月2付け有料ブログ〔特別情報③〕で、TBS系のKBSが3月1日夕、「前原外相、収支報告書に事実に反する記載」とのタイトルで、「前原誠司外相の『政治とカネ』にまつわるニュースを流した」と書いた。これは、TBS系のKBSの「特ダネ」だった。
「次期総理候補の現職閣僚に、『政治とカネ』の問題です。前原誠司外務大臣の政治団体が政治資金収支報告書のパーティー券の購入者の欄に、事実に反する記載をしていたことが明らかになりました。なぜか、名前がよく似た全く別の2つの会社の『住所』と『社長名』が組み合わされて記載され、それぞれの社長は『パーティー券を買った覚えは無い』と話しています」
政治資金収支報告書に架空のパーティー券収入を計上していたという疑惑であるところが、一夜明けた3月2日、TBSが、続報を流した。驚くことに、前原誠司外相のほかに、蓮舫行政刷新担当相、野田佳彦財務相まで、似たような「政治とカネ」スキャンダルが判明したというニュースを伝えていた。また、産経ニュースは3月2日、「前原、蓮舫、野田…ポスト菅3閣僚にカネ醜聞! 民主“内ゲバ”激化」というタイトルで、この事件の詳細記事配信した。
◆この事件の真相はともかく、「一体、ネタ元は、だれだ」と犯人探しが、大変賑やかに行われている。当初は、「高級警察官僚出身である国民新党の亀井静香代表か」、「仙谷由人代表代行が、前原誠司外相を差し置いて、先に総理大臣になりたいので、ネタを提供したのではないか」などと喧しいことであった。
だが、2日になると、詮索の幅が狭まり、「菅首相サイドが、「ポスト菅」の下馬評の高い前原誠司外相、蓮舫行政刷新担当相、野田佳彦財務相の3人を潰すために仕掛けたのではないか」という噂まで囁かれるようになった。
蓮舫行政刷新担当相は、民主党から「東京都知事選挙に立候補して欲しい」と盛んに打診されてきた。けれども、あの強気の顔で、「一番じゃないとダメ」と頑として首をタテに振ろうとしない。密かに行った世論調査の結果、「落選確実」のデータが出たのが、気に食わない。それどころか、「菅首相の人気取り」に利用されたくないのだ。自分はいつも「2番以下」では、プライドが許さない。
それどころか、参院から衆院への鞍替えを希望していると言われている。これが「総理大臣への野望を抱いている」と受け取られて、早々と「蓮舫潰し」として表れたという説である。
菅首相は、政権担当の実力もないことがバレバレなのに、権力亡者になり、一日も長く政権の座にしがみつこうとしている。
菅首相の無能にホトホト呆れて、一日も早く政権から引きずり降ろそうとしているのが、仙谷由人代表代行、前原誠司外相、蓮舫行政刷新担当相、野田佳彦財務相ら、いずれも菅首相の側にいて、本来なら、菅政権を支えなければならない政治家たちである。
このことを察知している菅首相は、腹の中は、怒りで充満しているにもかかわらず、表面的には、ニタついているのだ。
というように、首相官邸は、いまや「内ゲバ」状態で、文字通り救いようのない「グチャグチャだ」という。リビアどころの話ではない。
バカなのは、小沢一郎元代表と小沢支持派の「数の力」に頼らなければ、代表選挙で選出されないのに、小沢一郎元代表の「党員資格」を剥奪し、小沢支持派の反感を買うことばかりに専念している。加減乗除の簡単な算数ができないのだ。情けないこと限りなし。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
米国ゲーツ国防長官が、海軍軍艦数隻と海兵隊をリビア近海に派遣、上陸作戦の構え、日本も穀物価格高騰に加え、原油・レギュラーガソリン価格高騰が、家計を直撃する!
◆〔特別情報①〕
チュニジアで起きた「ジャスミン革命」が発端になり、エジプト、リビア、サウジアラビア、クウェート、バーレーン、オマーン、イラン、アルジェリア、モルジブへと伝染しているなかで、原油価格が高騰し、レギュラーガソリンの全国平均小売価格は、9カ月ぶりの高値水準となっている。
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第一節 なぜ「四つの爆弾」をしかけるのか
小選挙区制導入に失敗した田中角栄
こうした金権政治がいかに良くないかを知っていたのは、金権の権化・田中角栄自身だった。田中は、カネのかからない小選挙区制の導入に積極的だった。
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四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.89
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この「50人」には、旧自由党のメンバーが多数含まれている。先陣隊と第2陣を合わせれば、造反組は66人となる。
衆院過半数は、「240議席」(定数480-欠員2=478→1/2以上)であるので、民主党単独307-66=241(過半数を1議席上回るのみ)。国民新党・新党日本4との連立311-66=245(過半数を5議席上回るのみ)。
しかし、小沢派本体の小沢一郎元代表本人、山岡賢次副代表、田中真紀子元外相、小林興起衆院議員、これにいまは無所属の石川知裕衆院議員、鳩山邦夫元総務相、中島正純衆院議員を加えると7人となる。これだけでも、過半数を割ることができ、野党自民党が菅内閣不信任決議案を提出すれば、賛成に回る。このほか、「隠れ小沢支持」が、最低でも「30人」は堅い。
◆読売新聞YOMIURI ONLINEが3月1日夕、 「党員資格停止処分、小沢元代表が不服申し立て」との見出しで、ニュース配信した。
「民主党の小沢一郎元代表は1日、政治資金規正法違反での強制起訴などを理由に判決確定まで党員資格停止処分とされたことに対する不服申し立てを、秘書を通じて行った。 党常任幹事会と党倫理委員会あての申立書では、2月22日に倫理委での弁明で行った『強制起訴は通常起訴と同視できない』などとする5項目の主張に、党からの回答が『いまだにない』と不満を表明。また、倫理委で『処分の是非、処分内容の軽重を判断し、処分対象行為に対する判断はしない』との発言があったとし、『処分対象の行為の判断なしに処分内容を判断する』ことの不当性を訴えた。そのうえで、5項目への見解を示すよう改めて求めるとともに、常任幹事会で誰が処分に賛成し、誰が反対したかを明らかにすることが『公党の責任だ』とした」
小沢一郎元代表は、原口一博前総務相を「小沢支持派の後継者」にする意向を固めている。だが、いきなり原口一博前総務相を立てると「小沢色」が強くなり、大連立政権を樹立する際、自民党のアレルギーを招く恐れがあるので、原口一博前総務相は、将来の「玉」として温存し、しっかり育てることにしている。
とりあえずは、亀井静香、石原慎太郎、古賀誠、平沼赳夫などのベテランで連立政権をつくり、政権運営することを決めて、新党結成を含めてその準備を進めている。
◆私の3月2付け有料ブログ〔特別情報③〕で、TBS系のKBSが3月1日夕、「前原外相、収支報告書に事実に反する記載」とのタイトルで、「前原誠司外相の『政治とカネ』にまつわるニュースを流した」と書いた。これは、TBS系のKBSの「特ダネ」だった。
「次期総理候補の現職閣僚に、『政治とカネ』の問題です。前原誠司外務大臣の政治団体が政治資金収支報告書のパーティー券の購入者の欄に、事実に反する記載をしていたことが明らかになりました。なぜか、名前がよく似た全く別の2つの会社の『住所』と『社長名』が組み合わされて記載され、それぞれの社長は『パーティー券を買った覚えは無い』と話しています」
政治資金収支報告書に架空のパーティー券収入を計上していたという疑惑であるところが、一夜明けた3月2日、TBSが、続報を流した。驚くことに、前原誠司外相のほかに、蓮舫行政刷新担当相、野田佳彦財務相まで、似たような「政治とカネ」スキャンダルが判明したというニュースを伝えていた。また、産経ニュースは3月2日、「前原、蓮舫、野田…ポスト菅3閣僚にカネ醜聞! 民主“内ゲバ”激化」というタイトルで、この事件の詳細記事配信した。
◆この事件の真相はともかく、「一体、ネタ元は、だれだ」と犯人探しが、大変賑やかに行われている。当初は、「高級警察官僚出身である国民新党の亀井静香代表か」、「仙谷由人代表代行が、前原誠司外相を差し置いて、先に総理大臣になりたいので、ネタを提供したのではないか」などと喧しいことであった。
だが、2日になると、詮索の幅が狭まり、「菅首相サイドが、「ポスト菅」の下馬評の高い前原誠司外相、蓮舫行政刷新担当相、野田佳彦財務相の3人を潰すために仕掛けたのではないか」という噂まで囁かれるようになった。
蓮舫行政刷新担当相は、民主党から「東京都知事選挙に立候補して欲しい」と盛んに打診されてきた。けれども、あの強気の顔で、「一番じゃないとダメ」と頑として首をタテに振ろうとしない。密かに行った世論調査の結果、「落選確実」のデータが出たのが、気に食わない。それどころか、「菅首相の人気取り」に利用されたくないのだ。自分はいつも「2番以下」では、プライドが許さない。
それどころか、参院から衆院への鞍替えを希望していると言われている。これが「総理大臣への野望を抱いている」と受け取られて、早々と「蓮舫潰し」として表れたという説である。
菅首相は、政権担当の実力もないことがバレバレなのに、権力亡者になり、一日も長く政権の座にしがみつこうとしている。
菅首相の無能にホトホト呆れて、一日も早く政権から引きずり降ろそうとしているのが、仙谷由人代表代行、前原誠司外相、蓮舫行政刷新担当相、野田佳彦財務相ら、いずれも菅首相の側にいて、本来なら、菅政権を支えなければならない政治家たちである。
このことを察知している菅首相は、腹の中は、怒りで充満しているにもかかわらず、表面的には、ニタついているのだ。
というように、首相官邸は、いまや「内ゲバ」状態で、文字通り救いようのない「グチャグチャだ」という。リビアどころの話ではない。
バカなのは、小沢一郎元代表と小沢支持派の「数の力」に頼らなければ、代表選挙で選出されないのに、小沢一郎元代表の「党員資格」を剥奪し、小沢支持派の反感を買うことばかりに専念している。加減乗除の簡単な算数ができないのだ。情けないこと限りなし。
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◆〔特別情報①〕
チュニジアで起きた「ジャスミン革命」が発端になり、エジプト、リビア、サウジアラビア、クウェート、バーレーン、オマーン、イラン、アルジェリア、モルジブへと伝染しているなかで、原油価格が高騰し、レギュラーガソリンの全国平均小売価格は、9カ月ぶりの高値水準となっている。
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『平成動乱 小沢一郎の野望』1993年9月25日刊
第3章 小沢一郎が導く日本の行く先
第一節 なぜ「四つの爆弾」をしかけるのか
小選挙区制導入に失敗した田中角栄
こうした金権政治がいかに良くないかを知っていたのは、金権の権化・田中角栄自身だった。田中は、カネのかからない小選挙区制の導入に積極的だった。
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