小沢一郎元代表が、小沢支持派「北辰会」メンバーの佐藤夕子衆院議員を離党させ、「菅政打倒」の号砲!

2011年03月03日 21時09分02秒 | 政治
◆小沢一郎元代表が発射する「菅直人政権打倒」の号砲が、鳴り響き始めた。民主党の佐藤夕子衆院議員が、離党届を岡田克也幹事長に提出したからである。比例代表単独選出の16 人が、小沢支持派の先陣隊として会派「民主党・無所属クラブ」離脱届を提出して「造反」したのに続く、第2陣の先駆けである。佐藤夕子衆院議員は、小沢支持派の衆院当選一回議員による「北辰会」(53人)のメンバー、とりあえず「1人会派」として新会派「減税日本」を立ち上げるといい、小沢一郎元代表の戦略に従い、今後、先陣組16人と「北辰会」のメンバーが、民主党を離党して、合流することが予想される。合流すれば、69人の勢力となり、予算関連法案が「3分の2」条項により可決成立するのが、確実に難しくなる。それどころか、民主党・国民新党連立が、過半数割れするという最悪事態に陥るる可能性も大である。
 時事ドットコムは3月3日夕、「佐藤夕子議員が離党届=菅政権、弱体化に拍車」との見出しをつけて、以下のように報じた。
 「民主党の佐藤夕子衆院議員=愛知1区=は3日午後、国会内で岡田克也幹事長と会い、名古屋市議選(13日投開票)で河村たかし市長が率いる地域政党『減税日本』を支援するとして、離党届を提出した。佐藤氏は、消費税増税に意欲を示す菅直人首相を批判しており、首相にとっては、比例選出衆院議員16人の会派離脱願提出と2011年度予算案採決での造反、松木謙公前農林水産政務官の辞任に続いての打撃となった。菅政権がさらに弱体化するのは必至だ。岡田氏は離党届を受理せず『13日以降話し合おう』と慰留したが、佐藤氏は『気持ちは変わらない』と強調。佐藤氏はこの後、記者団に対し『首相が増税発言をして(昨年夏の)参院選で大敗した。また与謝野馨経済財政担当相を迎え、増税路線でいくのか』と述べ、消費税問題での首相の対応が離党理由の一つであることを明らかにした。一方、岡田氏は記者会見で、佐藤氏が名古屋市議選で『減税日本』の候補を支援すれば、処分する意向を示した。佐藤氏は、河村市長の衆院議員時代に秘書を務め、小沢一郎元代表を支持する衆院当選一回議員による『北辰会』のメンバーでもある。小沢氏が河村市長との関係強化に意欲的なことから、民主党内では、倒閣を目指す16人と連動した動きとの見方もある」
 岡田幹事長が、離党届を受理せず「13日以降話し合おう」と慰留したというのは、名古屋市議選の結果を見て話し合おうという意味である。
◆佐藤夕子衆院議員(1963年1月6日~ )は、河村たかし衆院議員秘書、愛知県議会議員(1期)を経て、名古屋市長に転じた河村衆院議員の後継として愛知1区より出馬し、当選した。県議時代は河村直系であり、政務調査費の全面公開、費用弁償の廃止を訴えていたためときには同じ民主党県議と対立した。
 佐藤夕子衆院議員の略歴は、次の通りである。
 ○1975年3月、名古屋市立富士見台小学校卒業○1978年3月、金城学院中学校 卒業○1981年3月、金城学院高等学校卒業○1983年3月、金城学院大学短期大学部保育科卒業、自由ヶ丘幼稚園勤務○1992年4月、株式会社全映講師○2004年8月、三生保険サービス株式会社勤務○2007年4月、愛知県議会議員(名古屋市東区選出)当選○2009年8月、総選挙に愛知1区より民主党公認で出馬、当選○2010年11月25日、小沢系1年生が新集団「北辰会」結成(事実上の派閥)
◆asaihi.comは2010年11月25日、「北辰会」発足を、以下のように報じている。
「民主党の小沢一郎元代表を支持する当選1回の衆院議員が25日、新たな議員グループ『北辰会』を発足させた。最高顧問に小沢氏が就任。他と掛け持ちできないよう前原誠司外相のグループなどと同じ木曜日昼に定例会を開き、事実上の派閥として活動する。当選1回の党所属衆院議員の3分の1を上回る53人が参加。田中美絵子議員ら『小沢ガールズ』も名を連ねた。小沢氏は設立総会で「政治の役割は国民生活を守ることと主張して当選した本分を果たしてほしい。私も可能な限り、勉強会や議論に参加させて頂きたい』とあいさつした。『北辰』は北極星の意味で、『論語』に由来する。代表世話人の京野公子衆院議員は『いつも自分の立場を保持し、志高く、理想を掲げ、政治の世界で頑張っていく。北極星は小沢氏のイメージでもある』と説明した。小沢氏はこのところ、9月の代表選で支持を受けた議員らと連日のように酒席を重ねている。周辺は『菅政権が倒れた時に備えて結束を固めておく』という」
 小沢一郎元代表は3月3日午後5時すぎ、自由報道協会主催による「民主党小沢一郎元代表の記者会見」がニコニコ動画で開催された。「議会制民主義の定着」に政治生命を賭けている情熱がよく伝わる番組だった。「続・日本改造計画」の出版が楽しみである。
◆かたや、自民党の方は、どうだろう。埼玉新聞が3月3日付け朝刊「第2総合面」(2面)で、「解散の道筋描けず 自民『ポスト菅』にも照準」との見出しで、谷垣自民党の現在の立ち位置を上手く捉えている。
 「『解散に追い込めなければ谷垣氏を降ろすぞ』。古賀誠元幹事長は2月下旬、石原伸晃幹事長に直接警告を発した。谷垣氏は2日の街頭演説で「民主党政権は内政、外交とも破綻している」と気勢を上げたが、党内の非主流派にも神経をとがらせているのが内情だ」
 古賀誠元幹事長は、小沢一郎元代表、国民新党の亀井静香代表、東京都の石原慎太郎知事と「次期政権構想」を練り上げつつあるのに、谷垣禎一総裁は、政局に鈍感なのであろうか。石原伸晃幹事長が、実父・石原慎太郎知事の「策謀」に乗り換えて、将来の政権に向けて突進するかも知れない。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
中国大争乱に備えて、日本は、強力な「救国政権」の樹立が急がれ、国民よりも自分の政権の延命だけに血道を上げる「菅直人政権」は、もはや不要だ

◆〔特別情報①〕
 米国は、中国の「民主化革命」を企てている。それが、中東・北アフリカの今回の「大革命」に表れている。しかし、朝日新聞asahi.Comが3月1日午後82時51分、「丹羽中国大使 ジャスミン革命、中国では起きない」との見出しで、以下のように配信した。

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『平成動乱 小沢一郎の野望』1993年9月25日刊



第3章 小沢一郎が導く日本の行く先

第一節 なぜ「四つの爆弾」をしかけるのか

小沢もカネで苦労

 日本改造計画を描き、権力闘争に精根をこめる小沢自身の、カネの苦労にまつわるエピソードも、ときおり政界周辺に流れでてくることがある。平成四年秋ごろ、

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四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.89

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