◆菅直人首相と東京電力の清水正孝社長が、ついにギブ・アップした。菅直人首相は、福島第1原発1号機、2号機、3号機、4号機、5号機、6号機の「廃炉」を決めたようである。グズラな菅直人首相の決断の遅さが、最悪事態を招いた。
菅直人首相が、危機に直面して、決断できなかったのは、私利私欲の「欲まみれ」になっていたからだ。2010年10月末、ベトナムへのトップセールスで日本の原発を売ることで合意していた。これをオジャンにしたくなかったばかりに、日本国民を放射性物質の被曝被害の危険に晒し続けた。だが、「もはや、これまでで」である。これほど日本の原発の危険性を世界に曝け出した以上、絶対に売ることはできない。
菅直人首相が犯した過ちは、米国から米軍の特殊部隊を、フランスからは、原発事故被害防圧の専門家を送ると申し入れてきたのに、これを断り続けてきたというのである。これも、私利私欲に取り付かれて「欲に目が眩んだ」ためであった。
これらの菅直人首相の「欲望」がもたらした被害は、馬鹿なほどに善良で従順な多くの国民を「最大不幸」に陥れてしまうのだ。米国が米軍の特殊部隊を、フランスが核被害対策の専門家を派遣したいとわざわざ申し込んでいたにもかかわらず、菅直人首相と東京電力の清水正孝社長が、この善意を断り続けてきた。そして、最悪事態に日本を陥れてしまったのである。この2人の最高指導者の責任は、「万死に値」する。本当に「切腹」ものである。福島第1原発から送られる電気を使う「電気椅子」でもよい。
◆東京電力の清水正孝社長は、最高経営責任者でありながら、お粗末、全責任を放棄して本社近くのホテルに逃げ込み、「引き篭り」生活を続けていた。慶応大学経済学部出身の「金儲け主義の亡者」となり、福沢諭吉翁とその弟子で東京電力創業者の松永安左ェ悶翁が、草葉の陰のさぞかし泣いていることだろう。
だが、日本国内のみならず、世界のマスメディアから、「どこに逃げているのか」と非難ごうごう、穴ぐらに煙を燻られて、飛び出てくるかと思いきや、いまさらどの面を下げても出て来れず、卑怯にも今度は「体調不良で緊急入院」とさらに逃げてしまった。病名は「高血圧、ふらつき」なのだというから、開いた口が塞がらない。どう見ても、これは明らかに「仮病」である。
そして、見るに見かねた東京電力の勝俣恒久会長が、この期に及んで姿を現わした。これも極めて遅い。国民のことを考えるなら、本当は、もっと早く出て来なくてはならなかった。打つ手がノロク、認知症状と間違えるほどトロイ。とくに役員に根回しし、緊急役員会を召集して、「清水正孝社長を解任」して、勝俣恒久会長が社長を兼任し、総指揮を取るべきだったのである。
◆時事通信jijicomが3月30日午後7日23分、「東京電力の深刻危機に社長不在=『支障あり』と認める-東電」との見出しをつけて、このノロクてトロイ勝俣恒久会長の2時間にも及ぶ記者会見の模様を、以下のように報じている。
「長期不在なら、支障が出てくる」。東京電力の勝俣恒久会長は30日の記者会見で、清水正孝社長が29日夜、体調を崩して入院したことによる社内の意思決定への影響を認めた。勝俣会長は『私が全体の調整役とならざるを得ない』と語るが、福島第1原発が深刻な状況に陥り、東電株価の下落も止まらないときにトップが欠け、同社が危機を抜け出す予兆は見えない。勝俣会長によると、清水社長は29日、東電本社内の『福島原発事故対策統合連絡本部』の会議に出席。ところが、夜になって体調悪化の知らせを受け『びっくりした』と驚きを隠せない様子だ。社長は今月16~21日も体調不良で本部を離れており、勝俣氏が『それほど(日数が)かからずに社長は戻る』と力説しても、不安は消えない。清水社長から辞任の申し出はなく、当面は経営トップにとどまる見通しだ。その状態で『福島第1原発の事態の収束に全力を尽くすことが、私の最大の経営責任』と決意表明する勝俣会長。頭脳明晰(めいせき)で、経済界きっての『切れ者』と評価されてきた同氏にも、悲壮感が漂う」
勝俣恒久会長は、福島第1原発の「廃炉」を認めたという。しかし、この記者会見もおかしい。マスメディアの経済部「エネルギー担当」の記者団は、勝俣恒久会長が清水正孝社長について「それほど(日数が)かからずに社長は戻る」と力説した発言を何とも感じなかったのであろうか。それどころか、「不安は消えない。清水社長から辞任の申し出はなく、当面は経営トップにとどまる見通しだ」とまで書いている。経済部記者たちが、いかに財界、大企業と癒着しているかを証明している。要するに、
批判精神が衰え、しかも相手に「牙」を抜かれてしまっているのだ。
◆それにしても、政治家たちは、情けなや、いまだにパフォーマンスばかりしている。その象徴が、「災害対策用の作業服」である。政治家の務めは、被災者の救済、被災地の復旧、その後の復興にあり、予算措置を講じることなのに、いかにも被災現場に立っているかのような下手な演技をしている。社民党の福島瑞穂党首まで、「これ似合う?」とでも言うかのようにナツパ服を着て、自己顕示丸出しで報道陣のカメラにアピールしている。そんなにナッパが似合うと錯覚しているのなら、せめて福島第1原発の1号機、2号機、3号機、4号機、5号機、6号機の「建屋」に入って、たっぷりと放射性物質の洗礼を受けてきて欲しい。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
小沢一郎元代表は、密かに中央省庁の官僚や土木建設業者らを動かし、被災地の瓦礫取り除きに全力発揮、菅直人首相は「本物の生情報」が入らないため、焦る一方だ
◆〔特別情報①〕
小沢一郎元代表は、東日本大震災の復旧に向けて、独自に密かに動き始めている。中央省庁の官僚たちのなかには、各役所内には、小沢一郎元代表の「子分」たちが多数、散らばっており、これらの官僚の力をフルに借りて、復旧に取り組み、全力発揮しているという。官僚の力で土木建設業者を動かしているのだ。小沢一郎元代表は、「とにかく被災地の瓦礫を取り除かなければ、何も始まらない」と言って、官僚と業者にハッパをかけているという。
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第3節 なぜ日本外交五つの指針なのか
天命を果たす
小沢が「天から与えられた使命」と感じているのは、「日本は、自由な民主主義国の一員として、日本民族の国土と生命・財産の安全と繁栄の維持を図るとともに、米英とともに新しい世界秩序づくりに積極的に参加して、地球全体の問題解決に貢献し、日米外交を基軸に、アジア・太平洋地域重視の外交を展開する」
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これらの菅直人首相の「欲望」がもたらした被害は、馬鹿なほどに善良で従順な多くの国民を「最大不幸」に陥れてしまうのだ。米国が米軍の特殊部隊を、フランスが核被害対策の専門家を派遣したいとわざわざ申し込んでいたにもかかわらず、菅直人首相と東京電力の清水正孝社長が、この善意を断り続けてきた。そして、最悪事態に日本を陥れてしまったのである。この2人の最高指導者の責任は、「万死に値」する。本当に「切腹」ものである。福島第1原発から送られる電気を使う「電気椅子」でもよい。
◆東京電力の清水正孝社長は、最高経営責任者でありながら、お粗末、全責任を放棄して本社近くのホテルに逃げ込み、「引き篭り」生活を続けていた。慶応大学経済学部出身の「金儲け主義の亡者」となり、福沢諭吉翁とその弟子で東京電力創業者の松永安左ェ悶翁が、草葉の陰のさぞかし泣いていることだろう。
だが、日本国内のみならず、世界のマスメディアから、「どこに逃げているのか」と非難ごうごう、穴ぐらに煙を燻られて、飛び出てくるかと思いきや、いまさらどの面を下げても出て来れず、卑怯にも今度は「体調不良で緊急入院」とさらに逃げてしまった。病名は「高血圧、ふらつき」なのだというから、開いた口が塞がらない。どう見ても、これは明らかに「仮病」である。
そして、見るに見かねた東京電力の勝俣恒久会長が、この期に及んで姿を現わした。これも極めて遅い。国民のことを考えるなら、本当は、もっと早く出て来なくてはならなかった。打つ手がノロク、認知症状と間違えるほどトロイ。とくに役員に根回しし、緊急役員会を召集して、「清水正孝社長を解任」して、勝俣恒久会長が社長を兼任し、総指揮を取るべきだったのである。
◆時事通信jijicomが3月30日午後7日23分、「東京電力の深刻危機に社長不在=『支障あり』と認める-東電」との見出しをつけて、このノロクてトロイ勝俣恒久会長の2時間にも及ぶ記者会見の模様を、以下のように報じている。
「長期不在なら、支障が出てくる」。東京電力の勝俣恒久会長は30日の記者会見で、清水正孝社長が29日夜、体調を崩して入院したことによる社内の意思決定への影響を認めた。勝俣会長は『私が全体の調整役とならざるを得ない』と語るが、福島第1原発が深刻な状況に陥り、東電株価の下落も止まらないときにトップが欠け、同社が危機を抜け出す予兆は見えない。勝俣会長によると、清水社長は29日、東電本社内の『福島原発事故対策統合連絡本部』の会議に出席。ところが、夜になって体調悪化の知らせを受け『びっくりした』と驚きを隠せない様子だ。社長は今月16~21日も体調不良で本部を離れており、勝俣氏が『それほど(日数が)かからずに社長は戻る』と力説しても、不安は消えない。清水社長から辞任の申し出はなく、当面は経営トップにとどまる見通しだ。その状態で『福島第1原発の事態の収束に全力を尽くすことが、私の最大の経営責任』と決意表明する勝俣会長。頭脳明晰(めいせき)で、経済界きっての『切れ者』と評価されてきた同氏にも、悲壮感が漂う」
勝俣恒久会長は、福島第1原発の「廃炉」を認めたという。しかし、この記者会見もおかしい。マスメディアの経済部「エネルギー担当」の記者団は、勝俣恒久会長が清水正孝社長について「それほど(日数が)かからずに社長は戻る」と力説した発言を何とも感じなかったのであろうか。それどころか、「不安は消えない。清水社長から辞任の申し出はなく、当面は経営トップにとどまる見通しだ」とまで書いている。経済部記者たちが、いかに財界、大企業と癒着しているかを証明している。要するに、
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