天皇皇后陛下は、安倍晋三首相が「戦争のできる日本」を取り戻そうとしているのを憂慮しつつ沖縄を訪問

2014年06月27日 06時00分05秒 | 政治
◆安倍晋三首相が、「集団的自衛権行使容認・憲法解釈変更」を急ぎ、7月1日にも「・閣議決定」を強行すると言われ、公明党の山口那津男代表が6月26日の記者会見で、集団的自衛権の行使を可能にするための憲法解釈変更を容認する考えを表明した。その最中、天皇、皇后両陛下は6月26日午前、羽田発の特別機で沖縄県に向かわれた。安倍晋三首相が「戦争のできる日本」を取り戻そうとしているのをご憂慮されつつの沖縄ご訪問だ。
大東亜戦争(太平洋戦争)中の1944年8月22日に起きた「対馬丸事件」(政府命令による学童疎開輸送中に米海軍の潜水艦の攻撃を受け沈没し、犠牲者数1476人を出した事件)から70年になるので、天皇陛下が「沖縄を訪問して慰霊したい」と強く希望されてご訪問が実現したという。
天皇陛下は事件当時、小学生で、犠牲者の多くが同年代だっただけに、1997年12月23日の誕生日の記者会見で「私と同じ年代の多くの人々がその中に含まれ、本当に痛ましいことに感じています」と話されるなど心を痛めてこられた。26日に糸満市の沖縄平和祈念堂、国立沖縄戦没者墓苑を訪問。27日には対馬丸犠牲者の慰霊碑に花を供えた後、対馬丸記念館(那覇市)で生存者や遺族と懇談される。
◆日本国憲法上、国民統合の象徴である天皇陛下は、国事行為が限定されており、「政治的発言」もできない立場にあり、この御心は、「無言の行動」で示すしかない。今回の沖縄訪問は、安倍晋三首相が、「集団的自衛権行使容認・憲法解釈変更」を急ぎ、7月1日にも「閣議決定」を強行しようとしていることへのまさしく「無言の意思表明」とも受け取られる。沖縄訪問日程は、決して偶然ではない。
 安倍晋三首相が、米国オバマ大統領の「甘言」に乗せられて、「集団的自衛権行使容認・憲法解釈変更」を強行すれば、「国連憲章」に厳然として残っている「敵国条項」(「第二次世界大戦中に連合国の敵国であった国」=「枢軸国」に対する措置を規定した第53条及び第107条と、敵国について言及している第77条の一部文言を指す)に違反する閣議決定をしようとしているのを食い止めようとされているように窺える。つまり、閣議決定を強行すれば、日本にとって「運命の日」となることを身を持って教えられているのである。
 悪い方へ転んで行った場合、いまは「死文化」していると思われている「敵国条項」が息を吹き返し、これが適用されて「サンフランシスコ講和条約」が破棄される事態が起きないとも限らない。オバマ大統領は、「日米同盟関係強化」の都合、言い換えれば、財政的に「世界の警察官」であり続けられなくなった都合から、日本の陸海空3自衛隊に「米軍の肩代わり」させようとしており、万一都合が悪くなったときは、「日本に責任を押し付けて」逃げようとしている。究極的には、日本を悪者に仕立てて、その果てに「敵国条項」を発動する小ずるい考えを持っていると言われている。安倍晋三首相は、オバマ大統領が仕掛けた「ハニートラップ」の罠に嵌っている。
◆一方、公明党の太田昭宏国交相が、閣議決定書にサインしたら、公明党・創価学会はどうなるか。答えは、明白である。公明党は、「平和の党」としてその存在意義を失い、「戦争容認の党」の烙印を押されて、創価学会の信者に見放される。いま取り沙汰されているのは、公明党と創価学会は、憲法が禁止している「政教一致」と認定されて、解体を求められるということだ。その前に、創価学会の信者が、大量に退会していく。このことは、すでに始まっていると言われている。
【参考引用】朝日新聞DIGITALが6月26日13時22分、「両陛下、沖縄へ 対馬丸事件から70年、生存者と懇談へ」という見出しをつけて、以下のように配信した。
 「天皇、皇后両陛下は26日午前、羽田発の特別機で沖縄県に向かった。戦時中、約1500人が犠牲になった『対馬丸事件』から今年で70年。両陛下の強い希望を受けた訪問で、27日に生存者らと懇談する。両陛下の同県訪問は皇太子ご夫妻時代を含めて今回で10回目。26日に糸満市の沖縄平和祈念堂、国立沖縄戦没者墓苑を訪問。27日には対馬丸犠牲者の慰霊碑に花を供えた後、対馬丸記念館(那覇市)で生存者や遺族と懇談する。天皇陛下は事件当時、小学生で、犠牲者の多くは同年代だ。陛下は1997年の誕生日会見で『私と同じ年代の多くの人々がその中に含まれ、本当に痛ましいことに感じています』と話すなど心を寄せてきた」

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」

北朝鮮(金正恩第1書記=元帥)への経済制裁解除、拉致問題解決、韓国併合の道が加速的に開けてきた


◆〔特別情報①〕
 安倍晋三首相が7月1日、「集団的自衛権行使容認・憲法解釈変更・閣議決定」を強行するのに合わせるかのように、この日、北京市で日朝政府局長協議が開催される。日朝外交・軍事関係に詳しい専門家によると、「来週中に北朝鮮に対する経済制裁解除される。これで日本人拉致問題は解決していく。一方、米韓軍事同盟は有名無実化する新しい事態が起きているので、北朝鮮(金正恩第1書記=元帥)が韓国を併合する道が加速的に開けてきている」という。「北朝鮮による韓国併合の道が加速的に開けてきている」とは、どういうことか?

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