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「受け身の患者は死に、うるさい患者は生き残る」ステージ4のがん再発後3カ月で寛解した30代女性がしたこと

2023年10月14日 11時03分10秒 | 医療のこと

「受け身の患者は死に、うるさい患者は生き残る」ステージ4のがん再発後3カ月で寛解した30代女性がしたこと(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース 


「受け身の患者は死に、うるさい患者は生き残る」ステージ4のがん再発後3カ月で寛解した30代女性がしたこと
10/14(土) 9:17配信


プレジデントオンライン
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/vadimguzhva


全米で23万部のベストセラー本を著したがん研究者ケリー・ターナー氏は、がんが劇的に寛解した1500以上の症例を分析。世界中の数百人ものがんサバイバーたちにインタビューした結果、奇跡的な回復を遂げた患者たちには、ある共通点があることがわかった。そのうちの一つが、「自分自身で治療をコントロールすること」だった――。


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 ※本稿は、ケリー・ターナー『がんが自然に治る10の習慣』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。


■同じ種類のがんでも治療法は人によって違う


 天然痘を治すようにがんを「治す」ことは、まだできません。それは、がんがあまりにも個人差が大きいからでしょう。たとえば、乳がんの女性が2人いたら、同じ種類のがんに思われるかもしれませんが、分子レベルではまったく違う病気であり、治療法もまったく異なるでしょう。


 がんの分子的性質の違いに加え、この2人の女性は、根本的な遺伝子プロファイルや免疫システムが異なり、環境やライフスタイル、心理的要因など、生涯にわたって異なる発がん因子にさらされてきたはずです。したがって、この2人のがん患者が根本的に異なる治療法を必要としたとしても驚くべきことではありません。


 これが、がんの「治療法」が見つからない理由の一つであり、また劇的寛解者が複数の治癒戦略を必要とする理由の一つです。そして、こうした治療法を研究し、実行するためには、劇的寛解者たちが自分の健康に関して力を引き出す(エンパワーする)必要があります。


 私は前著『がんが自然に治る生き方』の中で、この治癒要因を「自分の健康をコントロールすること」と呼びました。しかし、この研究が進むにつれて、私が対話した劇的寛解者たちは、この呼び方を微調整してくれました。


 がんや人生全般を完全にコントロールすることは不可能なので、この治癒要因をより正確に表現するなら、「自分自身に力を与える(エンパワーすること)」だと私は学びました。寛解した人たちは、次のような特徴を強化することで、自分自身に力を与えています。


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・自分の健康に対して積極的(受動的ではなく)になる
・自分の生活に(ときには思い切った)変化を起こそうとする意欲がある
・友人や家族、医師からの抵抗に対処する能力
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■「受け身の患者は死ぬ。うるさい患者は生き残る」


 自分の健康をビジネスとして考えて、自分がその会社のCEO(最高経営責任者)だと想像してみてください。あなたはビジネスのあらゆる部分がどのように機能しているかを理解し、優秀で信頼できる従業員からなるチームに囲まれたいと思うでしょう。質問をしたり、思い込みに異議を唱えたり、選択肢を調べたり、セカンドオピニオンやサードオピニオンを求めたりして、チームの優秀な医療専門家と協力しながら、治癒戦略の次のステップを決定したいものです。


 優れたCEOであれば、ときには事業戦略を変更することも厭(いと)わないはずです。劇的寛解の生存者たちは、たとえ時間がかかったり、感情的に困難な場合でも、つねに自分の生活を分析し、変化を起こそうとします。


 がんを魔法のように治す即効性のある薬や手術はないため、彼らはその代わりに身体・心・精神のシステム全体を癒やすために時間と感情的な資源を投資しています。これには、パーソナルケア用品や掃除用具を取り替えたり、食生活を見直したり、ストレスの多い仕事を辞めたり、新しい家に引っ越したりすることが含まれます。


 最後に、劇的寛解を経験した人たちは、正確な手順に従わないと治療を拒否する医師や、自分の選択を怖がる恋人、自分の決断を受け入れようとしない友人など、周囲の多くの善意の人たちからの批判や抵抗に対処するための強い気骨が必要であると報告しています。上流に向かって泳ぐことは、とくに命の危険を感じるときには困難なことですが、劇的寛解者はみな、この決意が生き延びるための鍵であることを知っています。


 率直に言えば、劇的寛解者たちは、“悪い患者”というレッテルを貼られることを恐れていません。寛解者であるジェーン・マクレランドは、「受け身の患者は死ぬ。うるさい患者は生き残る」と表現しています。

■ステージ4のがん再発からわずか3カ月で寛解に


 1994年、30歳の若さでステージ3の子宮頸がんと診断されたジェーン・マクレランドが「うるさい」患者になるまでには、5年の歳月が必要でした。彼女は医師が勧める広汎子宮全摘出術に従いましたが、それは生殖能力の喪失を意味しました。


 最初はあまりに落ち込んでいたため、従来の治療法以外に目を向けることができず、医療チームが積極的にがんを攻撃するがままに任せて、当時、最善策と考えられていた手術や放射線、化学療法という従来の治療計画に従いました。


 理学療法士だったジェーンは自然と、さらなる治癒を求めるようになります。その2年後の1996年、母親が乳がんで亡くなったとき、ジェーンは従来のケアでは十分でないことに気づきました。そして、自らの手で問題を解決することにしたのです。


 自分自身を実験台にして、食事や運動、サプリメントなどの治癒の要素を、本来の目的以外に薬を使用すること(いわゆる「適応外使用」)も含めて調べはじめました。彼女は食事や運動、サプリメント、ビタミンCの点滴、紫外線照射(少量の血液を紫外線にさらし、身体の免疫反応を高めて感染症を防ぐ方法)を慎重に続けた5年間、幸いにも寛解状態を維持することができました。


 しかし、残念ながら、1999年末にジェーンの子宮頸がんは再発し、今度は肺に転移したためステージ4に分類されました。このステージでの生存期間は通常、数週間であり、ジェーンは末期であることを告げられました。


 ジェーンは再び手術と化学療法という従来の治療法に加え、補完療法を積極的に取り入れます。彼女は、アスピリンを抗炎症剤とCOX-2/VEGF阻害剤(注:COX-2とVEGFは腫瘍周辺の血液の成長を促進する酵素)として使用するなど、新しい適応外薬をサプリメント療法に追加。さらに、ベルベリンを使用して血糖値(炭水化物に含まれる単糖)を下げ、健康的な脂肪代謝を促進し、腸の感染症を撃退しました。


 驚くべきことに、ステージ4の再発からわずか3カ月後の2000年はじめに、ジェーンは寛解状態に戻っていたのです。ところがその3年後、ジェーンは末期の白血病と診断されます。これは、強い放射線と化学療法を受けた副作用の可能性がありました。まだ39歳だったジェーンはショックで、ひどく落ち込みます。


■自分自身で治療をコントロールする


 このときジェーンは、医療業界が適応外薬を軽視してチャンスを逃していると確信しました。さらに彼女は、化学療法を受けるようにという忠告を無視し、代わりに信頼できる統合医療の医師と協力して、独自の適応外薬の「カクテル」をつくりました。


 このカクテルには、従来の医寮では長い間忘れられていた薬や、がんの治療以外の目的で使われていた薬(通常は高コレステロールの治療に使われるロバスタチンや、糖尿病のコントロールに使われるメトホルミンなど)が含まれていたのです。


 医療業界で働いていたことがあったジェーンは、新薬の特許取得にばかり気をとられ、医師が「がんを飢えさせる」のに役立つ古い(しかも安価な)薬の可能性を見落としていると考えたのです。自分自身で治療をコントロールするときが来たのです。


 「私は、多くの患者が死ぬのは、がん専門医に対する礼儀正しさと、愛する人を動揺させることへの恐れからだと理解するようになりました。しかし、私はすでに統合医療の医師と補完的な治療法を見つけ出していました。


 また、私は知識によって自信を得ました。私はどっちつかずの状態で待っていたのではありません。もっとできることがたくさんあったのです。


 がんの治療がますます困難になることを知りながら、ただ斧が振り下ろされるのを待つのではなく、積極的に行動し、コントロールすることが大切だと思ったのです。そう、私は頑固になるつもりでした」


 ジェーンのたゆまぬ探究心は、3度目の寛解をもたらしましたが、これも長くは続きませんでした。いつも非常に厳格だった食事療法とサプリメント療法を「挫折した」翌年、再び腫瘍マーカーのレベルが急激に上がったのです。


 彼女は適応外薬とがん撲滅サプリメントのカクテルを飲むのを再開し、今回は3カ月以上服用しました。今でも時々、「静かなパニック」になった際には薬を服用しています。


 うれしいことに、ジェーンの寛解は15年以上続いています。2004年以来、病気の兆候もありません。現在、彼女は世界中のがん患者に、適応外薬の使用や自然なアプローチでがん細胞を飢餓状態にする方法について教えながら、自身の治癒の旅を詳細に描いたベストセラー本『How to Starve Cancer』を執筆しました。


■診断は信じるが予後は信じない


 私の前著『がんが自然に治る生き方』が出版されて以来、ジェーンを含む多くの劇的寛解者が、最初に診断を聞いたときに感じた強い恐怖について述べています。それはしばしば、「とにかく早くがんを取り除きたい」という切実な願いです。医師は患者に治療に関する迅速な決定を急(せ)かすことで、この恐怖をなんの気なしに増大させてしまうのです。


 劇的寛解者はこのようなパニックと即断即決のプレッシャーを感じつつ、たとえ数日でも考える時間を医師に求めるだけの力があるとも感じています。劇的寛解者は、この重要な時間を利用して、第二、第三の医師の意見を求めたり、補完代替療法について調べたり、治療の最初のステップを決定するのに十分な情報を得ることができるのです。


 劇的寛解者が陥りがちなもう一つの心理的変化は、「診断は信じるが予後は信じない」というものです。彼らはがんの統計が正確であると信じてはいますが、悲惨な統計は信じようとしません。とくに、その統計が多様な病気に対処するための多角的な戦略ではなく、がんを治すための一つの方法しか試していない人たちのものである場合には、なおさらです。


 従来の治療法以外の選択肢を広げるために、多くの劇的寛解者はインターネットで調べることからはじめますが、これは恵みでもあり、災いでもあります。


 いい面としては、インターネットによって患者は膨大な医療や健康情報を利用できるようになり、医師だけに頼る必要がなくなりました。長期の劇的寛解者の多くは、二十数年前には図書館に行って一冊ずつ調べなければならなかった時代を覚えているでしょう。今ではあらゆる百科事典や医学雑誌の情報が指先一つで手に入り、利用できるようになりました。


 劇的寛解者にとって絶対に必要なオンラインリソースの一つがPubMed.govです。アメリカ政府は、世界中でおこなわれたほぼすべての医学研究を、この包括的なウェブサイト(税金で賄われています)に掲載しています。


 このサイトでは、がんの種類や治療法ごとに最新の研究を調べることができます。たとえば、「乳がん」や「鍼灸(しんきゅう)治療とがん」と検索すると、1970年代以降におこなわれた科学的研究に瞬時にアクセスできます。自分の知識を増やすと同時に、医師から相手にされる確率を上げるチャンスでもあるのです。


■がん治療に「いい/悪い」はない


 近年、がんに対する身体・心・精神のアプローチについて、オンラインで教える提唱者が急増しています。私たちのデータベースであるRadicalRemission.comや、クリス・カー、アニタ・ムアジャーニ、クリス・ウォークといった劇的寛解者たちのオンライン・プラットフォームやソーシャルメディア・グループを含め、世界中の人たちが自身の治癒体験や方法をオンラインで共有しているのです。オンライン・サミットやウェビナーの人気は急上昇し、その視聴回数は数百万回に上ります。


 こうしたテクノロジーの進歩により、従来の医療や統合医療、代替医療といった各分野の専門家による最新の研究や理論に安価にアクセスできるようになったため、がん患者にとっては重要な情報源となっています。これは、私たちラディカル・リミッション・プロジェクトにとって喜ばしいことです。


 最近のある研究では、テクノロジーによって、患者は自分の健康に対してより積極的になることができると示されています。インターネットのおかげでがん患者が健康に対するさまざまなアプローチ、とくにがん専門医が訓練を受けておらず、知らない可能性のある統合医療や補完医療などのアプローチについて、容易に学べるようになったのは間違いありません。


 統合的がん治療を専門とする自然療法医のマーク・ブリッカ医師は、統合的がん治療のパイオニアであるドワイト・マッキー医学博士の下で研修を受けました。統合的がん治療に対する需要が非常に高まっているため、現在新しい患者を受け入れることはめったにありません。


 ブリッカ博士は、このような患者の意欲の高まりや、還元主義的な健康観(身体を相互に関連した全体として扱うように訓練された医師ではなく、身体の一つの専門分野や部位のみを扱う訓練を受けた医師)からの脱却が進んでいることに勇気づけられる一方で、懸念すべき傾向についても指摘しています。


 「インターネットが普及し、多くの情報が手に入るようになったことで、医療を選択する際に十分な情報を持っている人たちが増えました。しかし、残念ながら多くの人は、がん治療に対して従来の治療法と代替療法との間に白黒をつけ、『いい/悪い』を区別しているように見受けられます。本来は、がん治療に『いい』『悪い』はなく、それぞれの人が置かれた状況に応じて、多かれ少なかれ助けとなる治療法があるにすぎないのに、これは残念なことです」


 劇的寛解を経験した人たちは、従来の治療法と代替療法の両方について、混乱させたり、ときには矛盾したインターネットの情報をかき分けていくことが、いかに困難であるかを知っています。劇的寛解者の多くは、まるで「がん入門講座」から「がん大学院」へ、がんの短期集中コースを受講させられたように感じたと言います。


 こうした気が遠くなるような気持ちをやわらげるのに役立つのは、治療チームの専門家の数を増やすことです。劇的寛解者にとっては、従来の医師は治療チームの一員にすぎず、唯一のメンバーではありません。なぜなら従来の医師は、人全体を見るのではなく、還元主義的な方法で病気を治療するように訓練されているからです。


 そのため、劇的寛解を経験した人たちは、心理療法士や自然療法士、漢方医、整体師などの専門家や治癒へ導く助言者たちを自分の治療チームに加えることがよくあります。






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ケリー・ターナー(けりー・たーなー)
がん研究者
腫瘍内科学領域の研究者。ハーバード大学で学士号、カリフォルニア大学バークレー校で博士号を取得。過去15 年にわたり10 カ国で研究をおこない、1500以上の劇的寛解の症例を分析してきた。著書『Radical Remission』はニューヨーク・タイムズ紙でベストセラーとなり、現在22 カ国語に翻訳されている。RadicalRemission.com のRadical Remission Project の創設者であり、患者やその愛する人のために、コースやワークショップ、治癒の物語の無料データベースを提供している。また、劇的寛解に関する科学的研究を促進することを使命とする非営利団体、ラディカル・リミッション財団の創設者でもある。
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タンス預金」はなぜ危険? 税務署に指摘されるとどうなる?

2023年10月14日 06時03分29秒 | お金のこと

今も昔も表に出せないお金をタンス預金しておくという方が一定数いらっしゃいます。しかし、タンス預金は大変危険です。 今回は税務署に指摘された場合にどうなるかなど、タンス預金の危険性について解説していきます。

タンス預金とは
タンス預金について一言でいえば、銀行など金融機関以外の場所、例えば自宅のタンスの中や貸金庫などでお金を保管しておくことをいいます。 

お金は銀行に保管しておかなければならないという法律はなく、給料の一部をへそくりにしたり、銀行の営業時間外でもお金を引き出せるよう自宅のタンスや机の中にお金を貯めておいても、きちんと確定申告や年末調整をしていれば税務署から指摘を受けることはまずないでしょう。


 しかし、タンス預金が表に出にくいお金であることを利用して、しばしば脱税の手法として使われることがあるため、税務署はタンス預金に対して厳しい目を向けています。 例えば、相続して得たお金を隠して相続税を過少申告したり、どこかから盗んだり、だまし取ったお金を自宅などに隠している場合です。当然これらは犯罪となる行為であり、タンス預金が問題となるのは主にこういった犯罪がらみの場合です。


タンス預金が危険である理由

「タンス預金は危険だからやめた方がいい」といわれることがあります。そういわれる背景には次のような理由があります。 

<物理的なリスクがある>

 銀行に預けていれば、基本的にお金が盗難されたり紛失したりということはありません。しかし、タンス預金では、災害や火事、泥棒に侵入されるなどといったリスクが高まります。

 <隠し場所を忘れてしまう可能性がある>

 お金を隠していると10年や20年たってお金を使おうと思ったときに隠し場所を忘れてしまい、財産が行方知らずとなってしまう可能性あります。 仮に自分では覚えていても、家族がそのことを忘れてしまったり、そもそも知らずに隠し場所ごと現金を処分してしまうということもありえます。 


<資産価値が目減りしていく>

 経済というのは成長していくものであり、物価価値も年々上昇しています。タンスの中で10年間1000万円を眠らせていたケースで考えてみましょう。 1000万円というお金としての額面は同じであっても、今の1000万円の価値と10年後の1000万円の価値が同じであるとは限りません。仮に10年後の物価が今よりも全体的に10%上がっていれば、その分実質的に資産価値が目減りしたといえます。


タンス預金を税務署に指摘されるとどうなる?

税務署の探索能力は非常に高く、うわさ話はもちろん銀行口座の出入金履歴や確定申告、年末調整といった所得の情報から照会し、少しでも怪しいお金の動きがあればすぐに察知して調査をします。 また、本人や金融機関だけでなく場合によっては家族や知人、勤務先などにもひっそりと調査の手を回すこともあります。 聞き取り調査やお金の流れの追跡などによってそのタンス預金が申告のない収入や相続によって得た財産ということが発覚すると、脱税行為となり、追徴課税によって多額の支払いが命じられるだけでなく最悪の場合逮捕されるという可能性もあります。 税務署から指摘が来るのは大抵本人が忘れている頃であるため、自分なら大丈夫とは絶対に思わないようにしてください。

タンス預金を利用した税金対策は危険
災害によって現金が引き出せない状況などに備え、ある程度手元に現金を置いておくこと自体は悪いことではありません。 しかし、ばれないだろうと考えて商売によって得た利益をタンス預金としたり、相続したお金をタンス預金として隠すというような行為は行わないようにしてください。 税務署はありとあらゆる手法によって脱税を見つけ、タンス預金についても容赦なく指摘してきます。税金を払いたくないあまりタンス預金でお金を隠したものの、追徴課税によって余計なお金を払っていたのでは元も子もありません。 執筆者:柘植輝 行政書士


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ズブズブ「萩生田光一」政調会長が旧統一教会にすがった理由 「選挙に弱い」叩き上げ政治家の悲哀

2023年10月14日 03時03分19秒 | 政治のこと
ズブズブ「萩生田光一」政調会長が旧統一教会にすがった理由 「選挙に弱い」叩き上げ政治家の悲哀
8/21(日) 15:00配信






>学会員は萩生田氏を“安倍の秘蔵っ子”として見ている人間が多かった印象です。つまり安倍氏とセットで“右寄り”の政治家と見られていて、平和主義の意識が高い学会員にとって萩生田氏のような政治家とは距離を置く傾向がある



デイリー新潮が8月16日に報じた、萩生田光一政調会長が生稲晃子参院議員への支援要請のため、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の施設を訪問していた問題が“大炎上”している。しかし、どのメディアも触れていないのが、「創価学会の牙城」とされる八王子を地盤とする萩生田氏が“なぜ旧統一教会とズブズブの関係にまでなったのか?”だ。その謎を解くカギは、萩生田氏の政治家としての“アキレス腱”にあったという。 

【写真4枚】涙を見せる生稲氏と得意げな萩生田氏  ***


 8月18日、萩生田氏は参院選公示前の6月に生稲晃子氏を伴って八王子市内にある旧統一教会の施設「八王子家庭教会」を訪問したことを認め、「(今後は)一線を画していく」と話した。 

 萩生田氏の説明によれば、旧統一教会との繋がりは、地元支援者のなかに教団の友好団体「世界平和女性連合」の会員がいたことから始まったとされる。 「旧統一教会と友好団体の関係について問われた萩生田氏は“名称は非常に似ているけれども、あえて触れなかった”と苦しい言い訳をしてみせた。その一方で、生稲氏を伴っての訪問はみずからが“了解した”と、自身の判断だったことを認めました。メディアが萩生田氏と旧統一教会の関係に注目するのは、教会との繋がりが発覚した自民党議員のなかでも関係の深さが際立っているためです」(全国紙政治部デスク)

  萩生田氏と旧統一教会の接点については2012年3月、萩生田氏の後援会などが世界平和女性連合に1万5000円を支出。以降、19年までに計6回、総計9万円を会費として支出していたことが明らかになっている。  また11年5月には関連団体で講演していたほか、14年に開かれた旧統一教会主催のイベントに参加した際は来賓挨拶まで行っていたことも報じられている。


09年の落選が“依存”の契機


「現時点で80人を超える自民党議員が旧統一教会と関係のあったことが判明していますが、多くは祝電を送ったり、会合への出席、パーティ券を購入してもらうなどといったもの。そのなかで萩生田氏のように議員側から複数回、会費を協会側へ納めていたケースは異例です」(同) 

 萩生田氏は地元選挙区である東京・八王子市出身。91年に八王子市議に当選して3期務めた後、東京都議を経て、03年の衆院選(東京24区)で初当選。しかし09年の衆院選で敗退し、比例復活も叶わなかった経験を持つ。  地元政界関係者の話。 「もともと二世でも良家の出でもない萩生田さんは強力な支援組織もないなかで選挙を戦ってきた。八王子を含む三多摩地区は伝統的に“組合が強い”地域のため、なおさら萩生田さんにとって選挙は毎回ラクなものでなく、票集めには苦心していた。そんな萩生田さんにとって09年の落選のショックはとても大きく、それを機に統一教会への傾斜が“グッと強まった”と地元では囁かれています」  

不思議なのは、八王子は連立政権を組む公明党の支持母体「創価学会」の“牙城”である点だ。学会でなく、支援を頼った先が旧統一教会だったのはなぜか。


学会からソッポを向かれる悲哀

 八王子市には創価大学のほか、創価学会東京牧口記念会館などの重要施設が集まり、都内でも屈指の“学会王国”のひとつとされる。 

 学会関係者によれば、「八王子と調布は重要拠点に位置付けられている。この2地域に関しては学会票は十分にあるため、選挙の際に自民党が困っていたら票を回せる裁量の余地はある」という。 

 しかし、前出の地元関係者はこう話す。 

「理由は知らないが、萩生田さんは学会票をそれほど当てにできなかったようだ。三多摩地区で宗教票といえば、創価学会や真如苑などの名前がまず挙がり、統一教会はどちらかといえばマイナーな部類に属する。それでも落選の憂き目に遭い、評判は悪くても一定の票数や選挙支援が見込める統一教会にすがりつく道をあえて選んだのでしょう」 

 創価学会に詳しいジャーナリストの乙骨正生氏はこう指摘する。

 「萩生田氏が要職に就くようになったのは、安倍晋三元総理という後ろ盾の存在が大きく、学会員は萩生田氏を“安倍の秘蔵っ子”として見ている人間が多かった印象です。つまり安倍氏とセットで“右寄り”の政治家と見られていて、平和主義の意識が高い学会員にとって萩生田氏のような政治家とは距離を置く傾向がある。当然、選挙になっても熱心に応援する対象とはなり得なかったでしょう。事実、私が以前、取材した学会関係者の萩生田評は決して芳しいものではありませんでした」  

萩生田氏と旧統一教会の関係はまだ一端が公になっているに過ぎず、果たすべき説明責任は依然、残されている。


デイリー新潮編集部





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笑顔で少女に接するヒトラーの写真に1万超の「いいね」…現代の日本人さえも虜にするナチスのイメージ戦略

2023年10月14日 00時03分21秒 | 歴史的なできごと

笑顔で少女に接するヒトラーの写真に1万超の「いいね」…現代の日本人さえも虜にするナチスのイメージ戦略



(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース 






Hitler、多分に、ロリコン趣味だったとか?

この少女は、ユダヤ系だったにもかかわらず、本当に仲が良かったそうです☆


笑顔で少女に接するヒトラーの写真に1万超の「いいね」…現代の日本人さえも虜にするナチスのイメージ戦略
8/31(木) 10:17配信


プレジデントオンライン
アドルフ・ヒトラー(1889-1945) - 写真=GRANGER/時事通信フォト


なぜヒトラーはドイツ国民に支持されたのか。甲南大学の田野大輔教授は「理由のひとつに、ナチスが作り上げた『子どもに優しいヒトラー』というイメージ戦略がある。その効果は絶大で、現代の日本にまで影響を及ぼしている」という――。(第2回)


【写真】ゲッベルスの子供とヒトラー(1933年8月)


 ※本稿は、小野寺拓也、田野大輔『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか? 』(岩波ブックレット)の〈第二章 ヒトラーはいかにして権力を握ったのか? 〉の一部を再編集したものです。


■笑顔で子どもに接するヒトラー


 ナチ体制を支えた決定的な要因は何よりもヒトラー個人の圧倒的な人気であり、彼のカリスマ性を抜きにナチズムを語ることは不可能である。


 ヒトラーの人気はあらゆる社会階層で、労働者階級の間でさえきわめて高く、国民投票に示された9割近い支持率は、総統のもとに一致団結する「民族共同体」が単なる幻影ではなかったことを示している。


 ヒトラーの「カリスマ性」と言うと、党大会で大衆の熱狂的な歓呼に応じる彼の居丈高な姿を思い浮かべる人が多いだろう。ナチスの宣伝がヒトラーをドイツの救世主、国家の威信を回復した「英雄」として賛美していたことは事実であり、当時のドイツ人のなかにもそうしたイメージを真に受けて、彼の姿に「神の化身」を見ていた者が少なくなかったことは否定できない。


 だが近年の研究は、ヒトラーの人気がこうした「英雄性」にのみ由来するものだったわけではないことを明らかにしている。民衆と分け隔てなく交流し、子どもたちに笑顔で接する親しげで人間的なイメージもまた、彼の絶大な人気の理由だったのである。このようなイメージの魅力は、現代の日本にまで影響を及ぼしている。


■現代の日本人にも影響を及ぼす


 そのことを物語っているのが、しばしば繰り返される「ヒトラーにも優しい心があった」という主張である。近年もツイッター上にそうした投稿がなされ、大きな反響を呼ぶという出来事があった。


 新聞報道によると、この投稿はヒトラーが少女と笑顔で交流する写真を挙げて「実は優しい心をもっていた」と主張するもので、合計1万3000近くの「いいね」が付いたほか、「ヒトラーさんへの好感度が上がった」「ユダヤ人迫害には別の黒幕がいたのかな」などと同調する反応も多かったという。


 ヒトラーを「悪の権化」とする見方が一般化するなかで、一見意外な彼の「優しい心」が多くの人びとに驚きと共感を呼んでいる様子がうかがえる。もちろんヒトラーも一人の人間であり、可憐な少女に優しく接することはあっただろう。彼を狂気の独裁者として悪魔化し、そこにのみ戦争とホロコーストの原因を見出そうとするのは間違っている。


 だが逆に、少女との心温まるエピソードだけをもってヒトラーやナチズムの本質を理解した気になるのも問題である。というのも、この「子どもに優しいヒトラー」というイメージはナチスの宣伝が意図的に作り上げ、民衆の共感と信頼を呼び起こすのに利用したものだったからである。

■まんまと宣伝に乗せられた迂闊な反応


 ナチ政権下では、笑顔で子どもと触れ合うヒトラーの姿は写真報道のお決まりのテーマとなっていた。なかでも1933年夏にオーバーザルツベルクの山荘の近くでヒトラーの目にとまり、たびたび山荘に招待されることになったベアニーレという名の金髪の少女との交流は、様々な媒体で紹介されて注目を集めた(先の投稿で挙げられていたのもこの少女と交流する写真である)。


 実は交流が始まって数年後、少女の祖母がユダヤ人であることが判明し、ゲシュタポがこれを問題視するという事態も生じていたのだが、彼女と親しく交流するヒトラーの写真の宣伝効果が大きかったため、その後も写真の流通は止められず、山荘への招待も続けられたのだった。


 こうした事情を踏まえると、ヒトラーと少女との関係にもっぱら「優しい心」を見出すのは短絡的で、まんまと宣伝に乗せられた迂闊な反応と言わざるを得ないのである。


 ナチスの宣伝が作り上げた「子どもに優しいヒトラー」というイメージは、彼の絶大な人気の基盤をなすものだった。


■「ヒトラーにも優しい心がある」と思いたい


 ヒトラーは他の政治家と違って民衆と同じ心をもつ誠実な人間で、それゆえ間違ったことをするはずがないと多くの人びとに信じられていた。ヒトラーは庶民的で情け深い指導者を演じ、宣伝を通じてそのイメージの普及につとめたが、民衆の側も自分たちと変わらない人間的な指導者をもとめ、その願望を総統の等身大の姿に投影した。


 誰もがもつ親しみの感情を媒介にして、ヒトラーと民衆は情緒的に結び付いていたのである。人びとの共感と信頼をかき立てるこの親密なイメージが、ヒトラーの暴政を可能にした原因の一つだったことは明らかである。「ヒトラーにも優しい心がある」と思いたい、そういう心情こそがナチ体制にとって重要な政治的資源だったと言えよう。


 ヒトラーも一人の人間で、角の生えた悪魔ではなかったというのはたしかにその通りだろう。だが仮にヒトラーに「優しい心」があったとしても、それはユダヤ人虐殺を命じた事実を否定する根拠にも、免責する理由にもなり得ない。


 しかも彼の「優しい心」を知ったところで、ナチ体制の何か「新しい」側面が見えてくるわけでもない。もし見えてくるものがあるとすれば、そう信じたいという気持ちこそが、まさに当時(そしておそらくは現在でも)ヒトラーやナチスへの支持を調達する重要な手段だったということだろう。


■ドイツの女性たちは熱狂していたのか


 ところで、子どもに加えてもう一つ、同じような目的から政治的に利用されたグループがある。女性である。パレードするヒトラーの車列に目を輝かせ、歓喜の声を上げ、腕を振り、涙を流す女性たちの映像は、現在でもドキュメンタリー番組などで目にする機会が多い。


 「女性は男性よりも熱狂的にヒトラーを支持していた」と信じる人びとは、現在でも少なくない。だがウーテ・フレーフェルトは、ナチスによる「熱狂」の演出の背後に「感情のジェンダー化」というメカニズムが存在していたことを指摘する。


 女性と子どもはどのみち感情的な存在であるとされていたため、「ポジティブな感情をおおっぴらに思いのまま見せることが許された。彼女らの感情の爆発と歓喜は、政権とその総統への公衆の支持(と賞賛)を証明するのにおあつらえ向きだったのである」。


 一方、ドキュメンタリー映像に映し出される男性の多くは、「隊列を組んで行進し、硬くこわばった表情で揺るぎない決意と献身を表現」している。男性は「感情を抑え情念を支配」し、場合によっては「有能な大量殺戮の道具」となることをもとめられた。こうした「感情のジェンダー化」を効果的に利用したのがナチ体制だった。


■「感情のジェンダー化」という固定観念


 女性の熱狂的な支持や子どもとの交流を強調することは、男性を主体とするナチスの攻撃性と暴力性をマイルドなものに見せるのに好都合だった。そうしたナチ体制による政治的演出を真に受けてしまうと、「感情のジェンダー化」という固定観念もそのまま受け継いでしまうことになりかねない。


 もっとも、人びとの熱狂は単なる宣伝で、現実を反映していないと言いたいわけではない。実際、ヒトラーに対するドイツ国民の支持は、老若男女関係なく、非常に大きなものがあった。


 問題なのは、その「熱狂」の内実を問うことなく、これをナチズムの「魅力」の証左と受け取ってしまうと、たちまちのうちにナチ・プロパガンダの術中にはまってしまうことだ。


 ナチズムを心温まる物語に矮小化することは、その本質から目をそらす危険性をはらんでいる。子どもに親しく接し、女性から熱狂的な支持を受けるヒトラーの姿に心動かされ、共感を覚えそうになるとき、それがナチ体制にとって都合のよい反応ではないかどうか、一度立ち止まって考えてみるべきだろう。






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田野 大輔(タノ・ダイスケ)
甲南大学文学部教授
1970年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(文学)。大阪経済大学人間科学部准教授等を経て、現職。専門は歴史社会学、ドイツ現代史。著書に『ファシズムの教室 なぜ集団は暴走するのか』(大月書店)、『愛と欲望のナチズム』(講談社)、『魅惑する帝国 政治の美学化とナチズム』(名古屋大学出版会)などがある。
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小野寺 拓也(オノデラ・タクヤ)
東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授
1975年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。昭和女子大学人間文化学部専任講師を経て、現職。専門はドイツ現代史。著書に『野戦郵便から読み解く「ふつうのドイツ兵」第二次世界大戦末期におけるイデオロギーと「主体性」』(山川出版社)、訳書にウルリヒ・ヘルベルト『第三帝国 ある独裁の歴史』(KADOKAWA)などがある。
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