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魔法使いサリー

2024年10月05日 20時05分31秒 | 文化と芸能


作品概要[編集]
魔法の国から人間界へやってきた小学5年生の少女・サリーと、サリーが魔法使いであることを知らない同級生たちが繰り広げる愛や友情の物語である。 


11/24/2021




漫画版[編集]


原作である漫画は1966年(昭和41年)7月号から1967年(昭和42年)10月号まで、集英社の少女漫画雑誌『りぼん』に連載された。連載当初は『魔法使いサニー』の題名であったが5回連載した後に『魔法使いサリー』と名前を変えた。これは、アニメ化の話題になり「サニー」の商標権を持っている家電メーカーのソニー(登録商標日本第494012号)から「サニー」の使用許可が下りなかったための変更である(自動車の「サニー」を販売していた日産自動車はソニーから使用許可を得ている)。以後、漫画・アニメ共に「魔法使いサリー」の名前で統一し作品を展開している[注釈 1]。 



また、1989年版のアニメ放送に合わせて小学館の『ぴょんぴょん』や『学習雑誌』によしかわ進による漫画版が連載された。よしかわ版は単行本化されていない。 
単行本[編集]


  • 『原作完全版 魔法使いサリー』講談社、2004年、全1巻
  • 『原作完全版 魔法使いサリー』講談社〈講談社漫画文庫〉、2006年、全1巻
  • 『テレビ復刻版 魔法使いサリー』講談社、2007年、全1巻
  • 『カラー版 魔法使いサリー』小学館クリエイティブ、2014年、全1巻
アニメ・1966年版[編集]
東映魔女っ子シリーズ 
第1作 魔法使いサリー 1966年12月
- 1968年12月 
第2作 ひみつのアッコちゃん 1969年1月
- 1970年10月 

「ねりまアニメ年表」の一コマ。


解説[編集]
アメリカの人気ドラマ『奥さまは魔女』のヒットがきっかけとなった、日本初の少女向けアニメである。敏腕製作者・渡邊亮徳東映テレビ部部長(のち本社副社長)が原作者・横山光輝を説得し、東映動画として製作した魔法少女シリーズ第1作である。

『ジャパニーズヒーローは世界を制覇す!』 を始め、「ニッポン人脈記、いつもアニメがNo.5」(2010年3月25日付朝日新聞夕刊)などに、魔法使いサリー成功の経緯について詳しく書かれている。 

17話まではモノクロ、18話(1967年4月3日初放送)からはカラー[注釈 2]。そのため、1970年代後期からの再放送は18話から行うようになっている。 

雪室俊一によると当初は半年で終わる予定で、最終回のフィルムが早々と完成していたので、ポロンなどの延長分で登場したキャラクターは最終回に登場しないため、どうするか悩んだという[1]。 

最終回の予告では次番組『ひみつのアッコちゃん』(第1作)とコラボを行った。これはVHSビデオソフト版最終31巻ラストやDVD-BOX『ひみつのアッコちゃん』シリーズ全巻購入特典としても収録されている。また2004年9月 - 2005年8月に東映チャンネルの「わくわく!!アニメタイム」で放送された時も、次番組が『アッコちゃん』ということもあってそのまま放送された[注釈 3]。 
ストーリー[編集]
人間界へとお忍びでやってきた魔法の国の王女サリーは、ひょんなことから人間の女の子、よし子とすみれと出会い仲良くなる。それをきっかけに、魔法で家を建てて人間界へ定住し、笑いあり、涙ありの様々な人間模様を繰り広げていく。 
放送期間など[編集]
  • 放送期間:1966年(昭和41年)12月5日 - 1968年(昭和43年)12月30日
  • 放送時間:日本教育テレビ(NET)系列月曜19時 - 19時30分
  • 放送回数:全109話
登場人物[編集]

人間界[編集]
夢野 サリー人間界では小学5年生の少女。11歳。実は魔法の国の王女で魔法使い。サリーという名前は生まれてすぐ自分でつけた[注釈 4]。カブとポロンと同居している。

カブ

サリーの使い魔。人間界ではサリーの弟ということにしている。国王たちの家来で魔法も使える。国王の前ではカラスのような姿に変身することが多い。大のいたずら好き。

ポロン

サリーの使い魔。76話から108話まで登場。横山の原作には存在しない、アニメオリジナルキャラクター。人間界ではサリーの従妹ということにしている。いたずら好きの魔法使いで、特に物を縮小する魔法が得意。泣き出すと物を揺らしてしまう能力がある。元来は「カオル」という人間の子供で、捨て子だったのをサリーのパパに拾われ、侍従(パパの家来)に育てられた。寝ている時は元の人間に戻り、その時は右手にクローバーのあざが浮かぶ。第108話で真の両親のもとに返され、さらに魔法をサリーが吸収し続けたことにより人間に戻り、両親共々ブラジルへ永住するため日本を去った。

花村 よし子サリーの同級生の友達。男勝りで姐御肌な性格。髪型は三つ編み。あだ名は「よっちゃん」。

花村 トン吉、花村 チン平、花村 カン太よし子の三つ子の弟。よし子と同じ顔つきをしている。カブに負けないいたずら好き。姉には頭が上がらない。なお三つ子とカブはアニメ化に当たって設置されたオリジナルキャラだが、原作にも「逆輸入」として登場している。花村 利夫よし子、トン吉、チン平、カン太の父親。職業はタクシーの運転手。妻とは死別している。顔つきはよし子や三つ子に似ている。原作漫画では八百屋で妻も健在だが両親共に多忙という設定。

春日野 すみれ

サリーの同級生の友達。よし子とは正反対のおとなしい女の子。勉強がよくできる。父親は医師。よし子と比べると出番が少なく、登場しない回も多い。原作漫画では「すみちゃん」という名前で、キャラや衣装も大幅に異なっていた。

魔法の国[編集]

サリーのパパ

魔法の国の国王。威厳のある王であり、サリーにも厳しく接しようとするが甘さが隠せない。2本角の髪型[注釈 5]でカイゼル髭を生やし、常に黒ずくめの服装に黒のマント姿。妻に一喝されるとあっさり折れる恐妻家の一面もある。登場する際はテーマ曲(クラシック、曲名調査中)が流れる。777

サリーのママ

魔法の国の王妃。やさしく控えめな良妻賢母タイプだが、実はパパの頭をしっかり押さえている。いつもロングドレス姿で、編み物をしている姿で登場する。原作漫画では名前はシーマ。





声の出演[編集]
  • 夢野 サリー - 平井道子
  • 花村 よし子 - 加藤みどり
  • 春日野 すみれ、サリーのママ  - 向井真理子(第10話まで)→山口奈々(第11話以降)
  • カブ - 千々松幸子
  • ポロン - 白石冬美
  • 花村 利夫(よし子の父)、サリーのパパ - 内海賢二
  • 花村 トン吉、カン太 - 野沢雅子[注釈 6]
  • 花村 チン平 - 朝井ゆかり、山本圭子(後半一部)
  • すみれの父 - 田の中勇 他
  • 山部 アキラ - 石原良
  • 神奈川 健 - 小原乃梨子(第12話)→白川澄子(第32話)→山本圭子(最終話)
  • ウルトラ婆さん - 麻生みつ子、高橋和枝、麻生美代子
  • 大魔王 - 富田耕吉 他
スタッフ[編集]
  • 企画:笹谷岩男、飯島敬、松本貞光、横山賢二
  • 製作担当:笹谷岩男
  • 原作:横山光輝
  • 音楽:小林亜星
  • 撮影:菅谷正昭、白根基万、井出昭一郎、池田重好、不破孝喜、高梨洋一、藤橋秀行
  • 編集:古村均、鈴木寛、花井正明、鈴木亮
  • 録音:石井幸夫、神原広巳、荒川文雄、波多野勲、小西進
  • 効果:大平紀義
  • 記録:水上紘子、的場節代、前野美代子、河島利子、竹部ヒサ子、藤井雅子、池田紀代子、星田絹代、佐伯節子
  • 演出助手:佐々木勝利、及部保雄、葛西治、宮崎一哉、山吉康夫、小湊洋市、岡崎稔、神谷興一、 川田武範、蕪木登喜司、金子充洋、大網郁夫、奥西武
  • 製作進行:豊島勝義、菅原吉郎、堤四四三、佐伯雅久、大辻平八郎、三沢徹夫、渡部一雄、館浩二、佐藤哲雄、大野清、久保田弘夫
  • 製作:東映動画
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