ニュースなはなし

気になるニュースをとりあげます

「チック症」の10代少女が増加 TikTokが一因か

2024年10月04日 03時03分30秒 | メンタルヘルスのこと>心の健康
「チック症」の10代少女が増加 TikTokが一因か



10/22/2021

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まって以来、体がけいれんしたり、突発的に声を発したりする「チック症」によって病院を訪れる10代の少女が増えている。
 

 運動障害疾患を専門とする医師らは当初、困惑した。チック症を患う少女は珍しい上、それら10代の子どもたちは症状の数が異常に多く、発症は突然だった。米国、カナダ、オーストラリア、英国の一流の小児病院の専門家が何カ月にもわたって患者を調査し、互いに協議した結果、少女たちのほとんどに共通点があることを発見した。動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」だ。 

 
医学誌に最近掲載された多数の記事によると、トゥレット症候群だと自ら話すティックトックのインフルエンサーの動画を少女たちが見ていたことを医師は発見した。トゥレット症候群とは、不随意(本人の意思とは無関係)に繰り返し特定の動きをしたり、音を発したりする神経系の障害だ。 


 
こうした事例を全米規模で追跡調査した人はいないが、小児運動障害を扱う各地の病院が、同様のチック症を患う10代の少女の来院が増えていると報告している。シンシナティ小児病院医療センターの神経科医で、小児運動障害とトゥレット症候群を専門とするドナルド・ギルバート氏は、2020年3月以降、チック症を患う10代の新規患者を月に10人前後診ていると話す。同氏の診療所では、パンデミック前は、そうした患者はせいぜい月に1人くらいだったという。 

 ジョンズ・ホプキンス大学精神医学・行動科学科のジョセフ・マグワイア准教授によると、同大のトゥレットセンターでは、小児患者の10~20%がチック症のような動きを急にするようになったと訴えている。その割合は、パンデミックの1年前は2~3%程度だったという。

  医師によると、そうした10代の患者のほとんどは、以前にパンデミックによって不安症やうつ病が引き起こされた、または悪化したと診断されていた。ギルバート氏によると、心理的なストレスによる肉体的な症状は、患者が以前目にした他の人の症状と同じように現れることが多い。同氏が過去に診た非てんかん性の発作を経験した患者は、ほとんどの場合、てんかんを患う親族の発作を目撃していた。 

 ティックトックでは、チック症のような動きをたくさん目にする。英国の医師のリポートによると、彼らが1月にこの現象の調査を開始した際、

「#tourettes」というハッシュタグが付いた動画の再生回数が約12億5000万回に達していた。この回数はその後、48億回にまで伸びている。


  ティックトックの広報担当者は「私たちの優先事項は私たちのコミュニティの安全と幸福であり、この特定の経験をより良く理解するために業界の専門家に相談している」と述べた。  


医師の中には、早急にティックトックのせいにはせず、診察している患者の数は以前よりはるかに多いものの、流行性のものではないと話す人たちもいる。

以下は、リンクで


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「おいしい話」と思った副業... | トップ | 雨降りの朝です❗ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

メンタルヘルスのこと>心の健康」カテゴリの最新記事