岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

日本臨床矯正歯科医会の例会へ出席

2014-06-06 20:45:37 | 日々のこと
日本臨床矯正歯科医会6月例会が東京で開催されました。私も参加しました。岩国に空港ができ、東京まで一っ飛びで来れます。以前に比べて、東京へ来るのが、苦ではありません。

この会の構成員は、矯正歯科で専門開業している矯正歯科医師で、経験年数も5年以上の方となっています。同質の構成員ですので、当面の課題や関心事が共有できて、私には安心感のある集まりです。同質性が、持ち味です。

今回、日本歯科材料工業協同組合の小川清史理事が薬事法に関して、講演されました。矯正歯科材料業者とは隣接業界ですが、矯正歯科医師とは視点が違います。我々の盲点を指摘されたり、海外情報を提供されたり、厚労省の指導の背景を説明したり、時事的な最新情報を知らせてくれたり、私にとって役に立つ情報が盛りだくさんの提供でした。ある意味で、異質性に存在感がありました。

迷いに迷った人生を送ってきた私です。現在は、矯正医としての自分の立ち位置が、朧げながら明瞭になってきました。悲しいことに、自分との同質性に親近感を持つ一方で、異質性に無関心になりがちです。これが現実です。

無駄のない時間で判断したいのは、山々です。しかし、情報源が同質者だけからに限定されると、視野が狭くなりがちです。自分に都合の良い情報だけが、耳から入り易いのも、事実です。聞きたいことだけを聴くのが人間です。

異業種の方の情報の大半は、一見自分には関係無いようにも思います。異業種の方の膨大な情報の中で、自分に関係のある情報は何かと選別する鋭い感性も必要です。得てして異質性な情報こそが、自ら起動修正させるための貴重な情報になること痛感しました。あくまで、視る視点は、良き治療をするため、良き人生を送るため、です。



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