医とは、かつて醫と書いていたそうです。いくつかの解釈があるそうですが、その成り立ちの説明が興味深いので、紹介します。
医とは、矢を引くということで、人間の<技術>を示し、殳は役の一部で<奉仕>を示し、酉は神に酒を奉ることで<祈り>や<癒し>を示しているともされていると言われています。
醫から医に字が代わった時に、医療の持っていた<技術>と<奉仕>と<祈り>の三位一体を忘れ去り、技術のみに走っていったのではないだろうか。医療がかつての技術と、奉仕と、祈りのバランスをよく取り戻したときにはじめて、痴呆性老人や末期がんの患者さんをやさしく看るころができるのだろうと思う。(鎌田 實 著 『がんばらない』より)
歯科の中でも、私の生きている世界は<矯正歯科>ですが、広い意味での医療に属します。私も、医より醫に憧れます。私の場合は、技術と、奉仕と、癒しのバランスを取った醫の実践を、矯正治療の中で行いたいと考えます。
医とは、矢を引くということで、人間の<技術>を示し、殳は役の一部で<奉仕>を示し、酉は神に酒を奉ることで<祈り>や<癒し>を示しているともされていると言われています。
醫から医に字が代わった時に、医療の持っていた<技術>と<奉仕>と<祈り>の三位一体を忘れ去り、技術のみに走っていったのではないだろうか。医療がかつての技術と、奉仕と、祈りのバランスをよく取り戻したときにはじめて、痴呆性老人や末期がんの患者さんをやさしく看るころができるのだろうと思う。(鎌田 實 著 『がんばらない』より)
歯科の中でも、私の生きている世界は<矯正歯科>ですが、広い意味での医療に属します。私も、医より醫に憧れます。私の場合は、技術と、奉仕と、癒しのバランスを取った醫の実践を、矯正治療の中で行いたいと考えます。