泉区生活支援ネットワーク

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「とっておきの音楽祭」大盛況~読売新聞宮城~

2011年06月07日 | お祭り・イベント情報
(「読売新聞」平成23年6月6日(月)付け記事より引用)
 音楽を通して障害者と健常者の交流を目指す恒例の「とっておきの音楽祭」が5日、仙台市青葉区で開かれた。東日本大震災で避難生活を強いられた東松島市の身体障害者の男性も参加し、アンデス地方発祥の打楽器「カホン」を高らかに響かせた。

 この男性は、石森祐介さん(25)。障害者と健常者の約20人が参加する「オハイエ・カホン隊」のメンバーだ。

 手足に障害を持ち、小学生の頃から車いす生活を送る。健常者との身体的な違いに悩むこともあったという。カホンは箱形の木製打楽器で、椅子のように座りながら手でたたいて鳴らす。以前の同音楽祭でカホンを知り、「これなら僕でも演奏できる」と昨年から同隊に加入。演奏中は健常者との差も感じなかった。

 震災では、津波で自宅1階が浸水、東松島市内の親類宅での避難生活が続いた。自宅に戻れたのは数日前。練習も約1か月半できなかったが、「音楽が好きだから」と参加の意志は変わらなかった。

 同隊はこの日、音楽祭のテーマソング「オハイエ」などを演奏、多くの観客を楽しませた。石森さんは「実際に障害を持ったり、被災してみなければわからないこともある。それでも、音楽を通じて立場が違う人同士が心を通わせることができたらいい」と話した。

     ◇

 同音楽祭は今年で11回目。大震災で一時、中止も懸念されたが、過去最多の286組、約3000人が参加し、定禅寺通や勾当台公園など30か所でポップスやジャズを演奏した。
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